ミサワホーム株式会社は、青森市中心部で進む「(仮称)本町一丁目2番地区市街地再開発事業」において、地権者らで構成される準備組合と事業協力に関する協定を締結しました。計画地は青森ねぶた祭の運行コースに面するエリアで、商業・観光・居住のバランスが求められる重要な地域です。
事業では、健康増進機能を備えた分譲マンションや商業施設などを整備し、にぎわいと地域住民の豊かな生活が両立する多世代共生型のまちづくりを推進します。ミサワホームのまちづくりブランド「ASMACI(アスマチ)」の一環として進められる本プロジェクトは、2028年着工、2030年3月の竣工を目指しています。
(仮称)本町一丁目2番地区市街地再開発事業の概要
1.事業協力協定の締結
青森市中心部で進む「(仮称)本町一丁目2番地区市街地再開発事業」における、ミサワホームと準備組合の事業協力協定の締結。
2.計画地の立地と特徴
青森ねぶた祭の運行コースに面した、商業・観光・居住が交差する青森市中心部の重要エリア。
3.多世代共生型まちづくりの推進
にぎわい創出と地域住民の豊かな生活を両立する、多世代が交流するまちづくりの実現。
4.整備内容と施設構成
健康増進機能付き分譲マンションや商業施設、駐車場などを備えた複合開発の計画。
5.都市回遊性と観光拠点の形成
テラスなどの設置によるねぶた祭観覧機能の整備と、ベイエリアと中心市街地を結ぶ回遊性の向上。
6.ASMACIによる未来志向の開発
ミサワホームのまちづくりブランド「ASMACI(アスマチ)」による、社会課題に対応した地域開発の展開。
7.完成目標と将来都市像の実現
2028年着工、2030年3月竣工を目指し、「みんなで未来を育てるまちに」の実現を図る再開発事業。

ミサワホームは2025年10月6日、青森市の「本町一丁目2番地区市街地再開発準備組合」と事業協力協定を締結しました。準備組合は同年9月10日に設立され、地権者を中心に再開発の具体化を進めています。ミサワホームは2015年の「青森市本町一丁目2番地区まちづくり協議会」設立時から事務局として参画し、地権者や青森市とともに約10年にわたり議論を重ねてきました。今回の協定締結は、地域との長期的な信頼関係を基盤に、青森市中心市街地の再生を本格的に進める新たな段階に入ったことを意味します。

計画地は青森市本町一丁目2番地内、JR青森駅から徒歩約17分、市役所本庁舎に近い国道4号沿いに位置します。敷地面積は約0.5ヘクタール、延床面積は約11,550平方メートルを想定。用途地域は商業地域で、「本町一丁目2番地区市街地再開発組合(予定)」が施行者となります。
整備される施設は、健康増進機能を備えた分譲マンションや商業施設、駐車場などで構成され、子育て支援機能や生活利便施設の導入も検討されています。商業エリアにはテラスを設け、青森ねぶた祭を一望できる観覧・交流スペースを設置。観光客と地域住民が交わる場として、青森市の象徴的な通りに新たなにぎわいを創出します。ベイエリアと中心市街地をつなぐ回遊性の向上にも寄与し、都市全体の魅力向上を図ります。

本プロジェクトは、ミサワホームが全国で展開する未来志向のまちづくりブランド「ASMACI(アスマチ)」の一環として位置づけられています。ASMACIは、医療・介護・子育て支援など社会的課題の解決を目指す複合開発モデルであり、地域の高齢化に対応したコンパクトシティ型の都市づくりを推進しています。
本町一丁目2番地区では、若年層や子育て世帯の流入促進、シニア層が安心して暮らせる住環境の整備を進めるとともに、地域の健康寿命の延伸に貢献する施設づくりを計画。青森市総合計画が掲げる将来都市像「みんなで未来を育てるまちに」の実現を目指し、2030年3月の完成をもって地域の新たな拠点形成に寄与することを目標としています。
最終更新日:2025年10月19日

