TAKANAWA GATEWAY CITY THE LINKPILLAR 1 Southは、東京都港区港南2丁目、高輪2丁目に建つ地上30階、地下3階、高さ158.68mの超高層ビルです。立地は、JR「高輪ゲートウェイ」駅南西側に位置しています。 施設構成は、地下にエネルギーセンター(バイオガス施設)、地下3階~地下1階に駐車場、1階~5階に商業施設「ニュウマン高輪」、地下2階~地下1階、地上6階にコンベンション・カンファレンス 「TAKANAWA GATEWAY Convention Center」、9階にビジネス創造「TAKANAWA GATEWAY Link Scholars’ Hub(LiSH)Studio 2」、7階~21階にオフィス、22階~30階にホテル「JWマリオット・ホテル東京」となります。 高輪ゲートウェイ駅前に建設される国際交流拠点の象徴となるツインタワーで、駅直結の立地を活かし、国際的な大企業本社機能の入居を想定した貸付面積約1,000坪(約3,400㎡)のハイグレードオフィスを有するほか、国際会議の誘致を想定した大規模コンベンション・カンファレンスが整備されています。また、商業施設「ニュウマン高輪」は、約44,000㎡の広大な空間に約170店舗が展開し、2025年3月27日に先行開業、2025年秋に全面開業します。更にTHE LINKPILLAR 1 Southの高層階には、ラグジュアリーホテル「JWマリオット・ホテル東京」が入り、付帯施設には、オールデイダイニング、スペシャルティレストラン、バー、ラウンジ、スイミングプール、フィットネスセンター、スパが入ります。 建築主は東日本旅客鉄道株式会社、設計は品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)設計共同企業体、施工は株式会社大林組です。着工は2021年10月25日、竣工は2025年3月31日となっています。→TAKANAWA GATEWAY CITY (高輪ゲートウェイシティ)全体の概要
過去の建設状況
→過去の建設状況
概要
名称
TAKANAWA GATEWAY CITY THE LINKPILLAR 1 South
計画名
品川開発プロジェクト (第Ⅰ期) /Tokyo Yard Project/高輪ゲートウェイシティ(仮称) 4街区南棟
所在地
東京都港区港南2丁目、高輪2丁目
用途
事務所、物販店舗、飲食店、ホテル、集会場、自動車車庫 等
階数
地上30階、地下3階、塔屋1階
高さ
158.68m
構造
鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
客室数
JWマリオット・ホテル東京:約200室
基礎工法
杭基礎、直接基礎
敷地面積
38,379.25㎡ *THE LINKPILLAR 1全体
建築面積
30,957.17㎡ *THE LINKPILLAR 1全体
延床面積
459,566.53㎡ *THE LINKPILLAR 1全体
着工
2021年10月25日
竣工
2025年3月31日
建築主
東日本旅客鉄道株式会社
設計
品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)設計共同企業体 (株式会社JR東日本建築設計(代表者)、JR東日本コンサルタンツ株式会社、株式会社日本設計、株式会社日建設計) 全体デザイン構想:ピカード・チルトン(Pickard Chilton)、株式会社隈研吾建築都市設計事務所
施工
株式会社大林組
最寄駅
JR山手線、京浜東北線「高輪ゲートウェイ」駅、都営浅草線、京急本線「泉岳寺」駅、JR、京急「品川」駅
備考
▼施設構成 地下:エネルギーセンター(バイオガス施設) 地下3階~地下1階:駐車場 地下2階~地下1階、地上6階:コンベンション・カンファレンス 「TAKANAWA GATEWAY Convention Center」 地上1階~5階:商業施設「ニュウマン高輪」 9階:ビジネス創造「TAKANAWA GATEWAY Link Scholars’ Hub(LiSH)Studio 2」 7階~21階:オフィス 22階~30階:ホテル「JWマリオット・ホテル東京」 ▼ラグジュアリーホテル「JWマリオット・ホテル東京」 付帯施設:オールデイダイニング、スペシャルティレストラン、バー、ラウンジ、スイミングプール、フィットネスセンター、スパ
位置図
標識
区域図
出典:内閣府
配置図
出典:内閣府
断面図
出典:内閣府
模型写真
イメージパース
出典:東日本旅客鉄道株式会社
写真
南西側から見たTAKANAWA GATEWAY CITY THE LINKPILLAR 1 Southの様子です。
南西側から見たTAKANAWA GATEWAY CITY全体の様子です。4棟の巨大な超高層が建ち並びます。
南西側から見たTAKANAWA GATEWAY CITY THE LINKPILLAR 1 Southの高層部分の様子です。
高層部分の外観デザインは、ガラスファサードに垂直方向の白いマリオンを用いてグラデーションを表現したものとなっています。
南西側から見たTAKANAWA GATEWAY CITY THE LINKPILLAR 1 Southの低層部分の様子です。プロムナードの流れに呼応するように形づくられた曲線的なフォルムは、かつてこの地が東京湾の海岸線であった歴史を想起させ、人々の動線と呼応するような自然な連続性を演出しています。
低層部分は、庇の積層と水平方向に連続するガラスファサードから構成されます。素材や色調には、自然素材や温かみのある色を取り入れ、大規模な都市空間に人のスケール感を持たせつつ、新駅デザインとの調和にも配慮。伝統的な日本のデザイン要素を現代的に解釈し、街全体に統一感と独自性をもたらしています。
南西側から見上げたTAKANAWA GATEWAY CITY THE LINKPILLAR 1 Southの様子です。
高輪辻広場
「高輪辻広場」です。高輪リンクラインの南西部に位置する、高輪方面の玄関口。地域のコミュニティや親子が集う広場として、季節感あふれる植栽で彩られた、やすらぎの空間が広がります。
植栽やベンチなどが配置されています。
館銘板です。
高輪辻広場南側の道路に面して歩道状空地が整備されています。
南東側から見たTAKANAWA GATEWAY CITY THE LINKPILLAR 1 Southの様子です。
南東側から見たTAKANAWA GATEWAY CITY THE LINKPILLAR 1 Southの低層部分の様子です。
低層部分は、壁面緑化が施されています。
駐車場出入口です。
壁面緑化です。街区全体で、壁面緑化の面積は4,000㎡を超える規模となっています。
北東側から見たTAKANAWA GATEWAY CITY THE LINKPILLAR 1 Southの様子です。
北東側から見たTAKANAWA GATEWAY CITY THE LINKPILLAR 1 Southの低層部分の様子です。低層部分は、Northと接続されています。
北東側、高輪ゲートウェイ駅前から見たTAKANAWA GATEWAY CITY THE LINKPILLAR 1 Southの様子です。
Gateway Park
高輪ゲートウェイ駅前に整備された有効面積約5,500㎡の広場「Gateway Park (ゲートウェイパーク)」です。Gateway Parkは、53 Playable Parkの一部として整備されており、「53 Playable Park」は、東海道五十三次に着想を得た全長約1kmの遊びと交流の場です。都内最大級となる約4haのパブリックスペースに、多様な広場やストリートが整備され、駅や施設と一体となった新しい“遊び場”が南北に広がります。
Gateway Parkには、噴水が設けられています。
Gateway Parkには、フードトラック(キッチンカー)などが乗り入れることができます。
Gateway ParkからTAKANAWA GATEWAY CITY THE LINKPILLAR 1 Southへ至るデッキレベルの歩行者ネットワークです。
Area Information&Mobility
Area Information&Mobilityは、街のさまざまな情報を発信し、来訪者に価値ある滞在体験を提供するインフォメーション兼モビリティ拠点です。
最大3名乗車可能な自動走行モビリティを活用し、音声ガイドとともに街を快適に回遊できます。移動しながらTAKANAWA GATEWAY CITYの見どころを楽しめるだけでなく、一部のモビリティは再生可能エネルギー由来の水素を使って発電された電力で充電され、環境にも配慮された移動体験を提供します。
Gateway Parkから高輪辻広場へ至るデッキレベルの通路です。
東側に位置するデッキから地上レベルへの階段です。
JR線直上に、延長約240m、高輪側と港南側を結ぶ幅員約11~17mの歩行者専用道(新駅東側連絡通路)が整備されます。
TAKANAWA GATEWAY CITY THE LINKPILLAR 1 Southのエントランスです。
Gateway Parkから高輪辻広場へ至る歩行者ネットワークに隣接した2階商業施設エリアです。
エレベーターにより、2階レベルにフードトラック(キッチンカー)などが乗り入れ可能となっています。
真下から見上げたTAKANAWA GATEWAY CITY THE LINKPILLAR 1 Southの様子です。
駅前広場のGateway Parkから西側の高輪リンクラインへ降りる大階段です。
Gateway Parkから西側の高輪リンクラインへ降りる大階段の様子です。
大階段には、水景があります。
将来的には、空飛ぶクルマによる街発着のプレミアムな国内観光も実現予定です。2028年の商用化を目指して導入が検討されており、まちびらきでは1/3スケールのモックアップ展示と、サービスのイメージが公開されます。
1階交通広場からGateway Parkへ至る階段・エスカレーターです。
交通広場に面してコンベンション・カンファレンス 「TAKANAWA GATEWAY Convention Center」のエントランスがあります。
高輪リンクライン
高輪リンクラインの様子です。植栽やベンチが設置されています。
高輪リンクラインは、鉄道開業時のルートを再現した全長約300mの緑豊かなストリートです。レールを敷き込み、かつての高輪築堤の石積みを活用したファニチャーを設置することで、歴史と景観が融合した歩行者空間を演出しています。
高輪リンクラインに面した商業施設「ニュウマン高輪」のエントランスです。
高輪築堤に関する説明が記載された案内板です。
高輪リンクラインの様子です。 THE LINKPILLAR 1 に面して、信号機土台部の移築保存がなされています。
TAKANAWA GATEWAY CITY全体の案内板です。
駐車場
駐車場は、「TAKANAWA GATEWAY CITY駐車場 P1南」が313台、「TAKANAWA GATEWAY CITY駐車場 P1北」が337台収容となっています。
TAKANAWA GATEWAY Convention Center
TAKANAWA GATEWAY Convention Centerは、先進技術と地域の自然・歴史を融合させたデザインが特徴の次世代MICE施設です。主会場の「LINKPILLAR Hall」では、高解像度プロジェクターや300インチスクリーンを備え、ハイブリッド会議に対応する最新の通信インフラを完備。プロフィリットガラスと杉材ルーバーを使用した空間デザインにより、品川湊の光のゆらぎを表現し、洗練された居心地の良い空間を実現しています。
地下2階・地下1階のコンベンションフロアには、約1,640㎡の多目的ホールや7つの会場、4つの控室を備え、国際会議から展示会まで幅広く対応可能。6階のカンファレンスフロアには分割可能な中規模ホールや多様なサイズの会議室が設けられ、株主総会やセミナーなど多様なビジネスイベントに対応します。また、駅前広場を望むガーデンテラスやワーキングスペースも併設され、参加者のリフレッシュやネットワーキングに適した空間を提供します。
TAKANAWA GATEWAY Convention Centerは高輪ゲートウェイ駅に直結し、羽田空港から約17分、新大阪から約2時間40分と国内外からのアクセスが抜群。周辺にはJWマリオット・ホテル東京や文化創造棟(仮称)などが立地し、滞在中の利便性と快適性を兼ね備えています。また、約6,500㎡の駅前広場や街中の広場を活用した「街ごとMICE」の展開により、屋外イベントや広告ジャックなどのプロモーションも可能で、都市全体を活用した多面的なMICEの展開が可能です。
TAKANAWA GATEWAY Convention Centerのフロア構成です。
TAKANAWA GATEWAY Convention Centerの6階内観です。
TAKANAWA GATEWAY Travel Service Center
TAKANAWA GATEWAY Travel Service Centerは、JR東日本が運営する完全キャッシュレス対応の観光情報拠点で、高輪ゲートウェイシティと東日本各地を結ぶ旅行のハブとして機能します。旅行相談やJR乗車券、訪日旅行者向けフリーパスの提供に加え、四季を体感できる大型タッチサイネージや高輪エリアを巡るまちあるきイベントなど、リアルとデジタルが融合した体験を提供。さらに、港区観光インフォメーションセンターとしても位置づけられ、区内観光情報の発信を通じて来訪者の快適な観光をサポートします。
オフィス
オフィスエントランスです。環境性能面は、建物全体で国際的な環境認証「LEED BD+C CS(v4)」のゴールド予備認証を取得。エネルギー効率や水資源の活用、低環境負荷の建材選定が評価されています。また、施設内の食品残渣は高輪ゲートウェイシティ内のバイオガス設備で再資源化され、循環型社会の実現に貢献。さらに、ペーパーレス会議や環境配慮型の資材調達など、持続可能なMICE開催を支援する取り組みも積極的に展開しています。
オフィスエントランスは、木目調ルーバーの天井が特徴的です。
オフィスのフラッパーゲート・エレベーターホールです。
ニュウマン高輪
ニュウマン高輪は、2025年3月27日に先行開業し、2025年秋に全面開業を迎えます。東京の新たなランドマークとなるこの施設は、商業施設の枠を超えて多様な価値を提供する場として、地域住民や訪れる人々と共に豊かな暮らしを創り上げます。約44,000㎡の広大な空間に、約170店舗が展開され、衣食住・美・カルチャーが融合した特色ある空間が広がります。
ニュウマン高輪の案内板・テナント一覧です。ニュウマン高輪は「新しい人たちの方へ。」をテーマに、100年先を見据えた持続可能なまちづくりを目指します。広場やパブリックスペースでは日本の文化や精神性を感じるイベントも開催され、ペットフレンドリーな環境や大型サウナを備えた都心のリトリート空間など、新たなライフバリューを提供します。
South2階のオフィスエントランスには、「ブルーボトルコーヒー」が入っています。先行開業として、ブルーボトルコーヒーとニコライ バーグマンの2ショップが2025年3月27日にオープン。ブルーボトルコーヒーはスペシャリティコーヒーを提供し、ニコライ バーグマンはフラワーやカフェ、スクールなどの新しいライフスタイル提案を行います。
「ZERO-SITE Takanawa Gateway」は、2025年3月17日から7月31日までの期間限定で「高輪ゲートウェイ」駅前にオープンしています。この新しいベニューは、700人収容可能なイベントスペースとラウンジ、3つのバーを完備し、音楽、アート、ファッション、スポーツなど、さまざまなカルチャーが交差する場となります。
特に注目すべきは、3Fのイベントスペースに日本初導入される世界最高峰のサウンドシステム「Danley Sound Labs」、2Fラウンジに設置された「VOID ACOUSTICS」によるクリアな音質。これらはトップDJからも高い評価を受けており、訪れる人々に最高の音楽体験を提供します。さらに、天井を覆う27mのLEDパネルと日本初上陸のキネティックアートが、唯一無二の没入型空間を作り出します。
ZERO-SITE Takanawa Gatewayでは、国内外のトップDJを迎えた音楽イベントを中心に、アートやファッション、デザインなど多彩なイベントが開催されます。平日夜はナイトミュージアムバーとして、週末にはミュージックバー&クラブとして、エシカルなお酒やフードと共に特別な時間を楽しむことができます。
JWマリオット・ホテル東京
出典:東日本旅客鉄道株式会社
「JWマリオット・ホテル東京」は、2025年10月に「TAKANAWA GATEWAY CITY」の高層階に開業する、マリオット・インターナショナルの最上級ラグジュアリーブランド「JWマリオット」の首都圏初のホテルです。東京の美しい街並みと空を一望できるロケーションに位置し、洗練された空間と卓越したホスピタリティを提供します。
ウエディングは、「Wedding by JW」というコンセプトで、挙式や披露宴の枠を超えた特別な体験を提供します。洗練されたチャペルや、絶景を望む披露宴会場、五感に訴える美食が、おふたりとゲストに深く印象に残るひとときを提供します。ウエディングケーキは、受賞歴を持つパティシエが特別にデザインしたオリジナルケーキで祝宴を華やかに彩ります。
また、ホテルの設計には季節感を感じさせる装花や、エレガントなテーブルコーディネートが施され、会場全体に統一感を与えます。客室は、スイートルームを含む200室を提供し、日本の“禅”をイメージした繊細でエレガントな空間です。館内には多彩なレストラン、屋内プール、フィットネス、スパなどが完備され、ワンランク上の滞在が可能です。
夜景
TAKANAWA GATEWAY CITY THE LINKPILLAR 1 Southの夜景です。
高輪ゲートウェイ駅から見たTAKANAWA GATEWAY CITY THE LINKPILLAR 1 Southの夜景です。
TAKANAWA GATEWAY CITYでは、「夜を華やかに彩る照明演出・噴水演出プログラム」です。建物外装やプロムナードを光の演出で彩り、「帆船」をイメージした建物の照明や約700個のドット照明を使った多彩な照明演出を計画。 さらに、ゲートウェイパークでは季節や演出に連動した水景ショーも行われます。
最終更新日:2025年4月20日