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肥後大津駅と阿蘇くまもと空港を結ぶ「阿蘇くまもと空港アクセス鉄道」整備の鉄道ルートの絞り込み結果を公表!!
西九州新幹線 福岡県南乗り入れ実現総決起大会が開催され、整備機運が高まる「西九州新幹線未整備区間」!!アセスルートのほか、佐賀空港を経由するルートも検討へ!!
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2025年7月26日(土)に下り線が高架化する「名鉄瀬戸線 喜多山駅付近鉄道高架化事業」!!遂に新たな改札口や連絡通路も供用開始へ!!
厚木市に約4.2ヘクタールの大規模な公園「(仮称)北部地区公園」を新設!!水と緑と太陽をテーマに整備され、防災機能も強化へ!!
小田急線と横浜線の乗換駅・町田駅周辺4地区で大規模な再開発や開発推進「町田駅周辺開発推進計画」!!多摩都市モノレール延伸や交流拠点・駅前の顔・賑わいと憩いの空間を整備へ!!
「軽井沢プリンスホテル」のコテージを坂 茂氏設計のヴィラへ大規模リニューアル!!ドッグフレンドリーエリアを軽井沢町最大規模へ拡張!!
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JR中央線西国分寺駅北口で新たなまちづくり!!「西国分寺駅北口周辺整備」!!
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柏の葉スマートシティでSMCの一大研究開発拠点「(仮称)柏の葉キャンパス新技術センター」の建設が進む!!更に勢いづく柏の葉キャンパスの都市開発!!
JR神戸駅周辺で進む「JR神戸駅・ハーバーロード周辺のまちづくり構想」!!駅前広場再整備やウォーカブルな道路空間の構築へ!!
成田空港「エアポートシティ」構想が公表!!産業・イノベーションやウェルビーイングを重視した国際的な産業・物流拠点を形成のほか、交通・モビリティの整備推進へ!!
JR東日本がE657系を改造し、2027年春に「新たな夜行特急列車」を導入!!エクステリア・インテリアともにJR東日本建築設計がデザイン!!
浜松町芝大門・竹芝・芝浦の3地区が地域の価値向上を目指す共創型のまちづくり組織「芝東京ベイ協議会」を設立!!東京湾岸から東京タワー・増上寺まで魅力的なまちづくりへ!!
海老川新駅(仮称)新設に伴い、船橋市に新たな都市がまるごとひとつ出現!!「海老川上流地区土地区画整理事業」!!ふなばしメディカルタウン構想による船橋市立医療センター建て替え移転も!!
日本橋川周辺5か所で進む都市再開発と周辺エリア「日本橋リバーウォーク」でエリマネが設立!!首都高地下化とともに大きく変わる日本橋エリア!!
JR東静岡駅周辺のまちづくり「東静岡地区まちづくり基本構想(案)」が公表!!アリーナや新県立中央図書館の整備計画も進行中!!
上信電鉄神農原駅~上州一ノ宮駅間に新駅設置へ!!2030年頃の開業を目指し、測量調査業務の一般競争入札を実施!!

ミタマチテラス

ミタマチテラスは、東京都港区芝五丁⽬で建設中の地上20階、地下3階、高さ99.76mの超高層ビルです。立地は、田町駅南側の第一京浜沿いに建っていた地上10階、1966年竣工の「春日ビル」跡地に位置しています。

フロア構成は、地下2階~地下1階に駐車場等、地上1階に子育て支援施設、店舗、1階~2階にエントランスホール、3階~4階にカンファレンス、4階にインキュベーションオフィス、5階~20階にオフィスとなり、地下2階では都営地下鉄浅草線、三田線「三田」駅と連絡通路にて直結します。オフィススペックは、基準階専有面積が約1,929.79㎡(583.76坪)、天井高が2,900mm、床荷重が500kg/㎡(ヘビーデューティーゾーン800kg/㎡)、床仕様がOAフロア 100mm(19階のみ300mm)、電気容量が60VA/㎡(最大90VA/㎡まで増設可能)となっています。

環境性能面では、「ZEB Ready」や「CASBEE-スマートウェルネスオフィス評価認証」Sランクを取得するなど、高い評価を受けています。本施設は、2024年11月に「建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)」で最高評価の★6も獲得し、次世代オフィスビルとして注目されています。南北面に二重ガラス構造を採用し空調負荷を抑えるほか、東西面には縦フィンや自然換気装置、自動調整可能なブラインドを設置することでエネルギー消費を効率的に削減しています。さらに、雨水利用や太陽光パネルの活用により自然エネルギーを取り入れ、利便性や快適性を保ちながら環境負荷を軽減。また、テナントごとにエネルギー使用量や室内環境を「見える化」し、利用者が環境を意識した行動を促す設計となっています。

オープンイノベーションオフィス「SENQ田町」と、入居テナントが利用可能な多彩な共用施設を整備しています。4階には、中央日本土地建物が運営する国内8拠点目の「SENQ田町」が開業し、インキュベーション機能を提供します。また、3階と4階には、無料で利用できる「ワーカーラウンジ」、事前予約制の個室「ソロルーム」(全17室)、12名から90名まで対応可能な大小さまざまな「カンファレンス」(全17室)が設置されます。これらの施設により、入居テナントと「SENQ会員」間の協業を促進し、ワーカー同士やテナント同士のイノベーション機会を創出します。

施設名称「ミタマチ」は、立地する「三田」と「田町」を組み合わせた造語で、地域に明るさと憩いをもたらす場を目指す思いが込められています。開放的で緑豊かなエントランスや広場を設け、田町・三田エリアの「テラス」のような役割を果たすとともに、この地域を明るく「照らす」存在を目指しています。ロゴデザインは、「三田」と「田町」の漢字をモチーフに、かつてこのエリアが海と陸の境界だった歴史に着想を得て、「海」の透明感と「空」の澄み切った青を表現したブルーを採用。「Mitamachi Terrace」の表記には三つの珠(たま)を配し、親しみやすく爽やかなデザインとしています。

建築主は中央日本土地建物株式会社、独立行政法人都市再生機構、設計は基本設計が株式会社日本設計、実施設計が清水建設株式会社、施工は清水建設株式会社です。既存建築物の解体着手は2021年12月1日、着工は2023年7月1日、竣工は2024年12月23日となっています。

出典・引用元

ミタマチテラス 公式サイト
中央日本土地建物株式会社/独立行政法人都市再生機構 田町駅前建替プロジェクトの施設名称「ミタマチテラス」に決定
中央日本土地建物株式会社/独立行政法人都市再生機構 「三田」駅直結・「田町」駅徒歩2分の“環境配慮型スマートビル”「田町駅前建替プロジェクト」計画決定

過去の建設状況

→過去の建設状況


出典:田町駅前建替プロジェクト公式サイト

概要

名称 ミタマチテラス
計画名 田町駅前建替プロジェクト/(仮称)春日ビル建替計画
所在地 東京都港区芝五丁⽬513番1~6
用途 事務所、飲食店、物販店舗、集会場、保育所、自動車車庫、自転車駐車場
階数 地上20階、地下3階、塔屋1階
高さ 99.76m
構造 鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
制振構造(オイルダンパー、粘弾性ダンパー)
基礎工法 直接基礎
敷地面積 5,138.99㎡
建築面積 2,900.45㎡
延床面積 55,498.00㎡
着工 2023年7月1日
解体着手:2021年12月1日
竣工 2024年12月23日
建築主 中央日本土地建物株式会社、独立行政法人都市再生機構
設計 基本設計:株式会社日本設計
実施設計:清水建設株式会社
施工 清水建設株式会社
最寄駅 都営地下鉄浅草線、三田線「三田」駅、JR 山手線、京浜東北線「田町」駅
備考 ▼施設構成
地下2階~地下1階:駐車場等
地上1階:子育て支援施設、店舗
1階~2階:エントランスホール
3階~4階:カンファレンス
4階:インキュベーションオフィス
5階~20階:オフィス
 
 
 

位置図

標識

施設構成・イメージ

出典:田町駅前建替プロジェクト公式サイト

「エントランスホール」の完成予想パースです。

 

 

出典:田町駅前建替プロジェクト公式サイト

「「三田」駅直結エレベーター(B2F)」の完成予想パースです。

 

 

出典:田町駅前建替プロジェクト公式サイト

「車寄せ」の完成予想パースです。

 

 

出典:田町駅前建替プロジェクト公式サイト

「アーバンポケット」の完成予想パースです。

 

 

出典:田町駅前建替プロジェクト公式サイト

「内観」の完成予想パースです。

 

 

出典:田町駅前建替プロジェクト公式サイト

「エントランスホール」の完成予想パースです。

 

 

出典:田町駅前建替プロジェクト公式サイト

「オフィスフロア」の完成予想パースです。

 

 

2024年10月建設状況

北側から見た建設中のミタマチテラスの様子です。

 

 

西側から見た建設中のミタマチテラスの様子です。

 

 

西側から見た建設中のミタマチテラスの低層部分の様子です。

 

 

南北面の窓はダブルスキンとなっており、東西面の窓は縦フィンにより日射負荷を抑制しています。

 

 

南東側から見た建設中のミタマチテラスの様子です。

 

 

南西側から見た建設中のミタマチテラスの様子です。

最終更新日:2024年12月22日

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