北青山三丁目地区市街地再開発事業は、東京都港区北⻘⼭三丁⽬に建設される地上38階、地下2階、高さ179.820mの「B-1棟」、地上3階、地下2階、高さ18.080mの「B-2棟」から構成される超高層ビルです。
立地は、区域東側を放射第4号線(青山通り)に面し、東京メトロ「表参道」駅や「外苑前」駅に近接する場所に昭和32年から昭和43年にかけて建設された25棟、総戸数586戸の「都営青山北町アパート」跡地のほか、「第一青山ビル」や「東京建物青山ビル」、「ルネ青山ビル」などの事務所ビル等の跡地に位置しています。
北青山三丁目地区まちづくりプロジェクトでは、都営住宅を高層・集約化して建て替えるとともに、低層部に保育園と児童施設を併設し、児童遊園を整備するほか、創出用地を活用して、民間活力等を活かしつつ、青山通り沿道との一体的なまちづくりを段階的に推進し、周辺の豊かなにぎわい・文化・緑をつなぐ最先端の文化・流行の発信拠点を形成することが目的とされています。これらの経緯や目的から、上記2棟の住居系をメインとした再開発が完了しており、オフィス主体となる当該B地区では、道路や広場などの公共施設整備とあわせて、創出された都有地及び青山通り沿道を含めた土地の高度利用を図るとともに、業務、商業、宿泊、公共公益などの多様な都市機能を導入し、文化・流行の発信拠点となる複合市街地を形成するものとされています。
施設構成は「B-1棟」の地下2階~地下1階に駐車場等、地下1階~地上1階:公共公益施設、宿泊施設、商業、2階~3階に商業、4階~5階に事務所支援、3階~6階に宿泊施設、7階~37階に事務所、「B-2棟」の地下1階~地上1階に駐輪場、1階~2階に商業、3階に事務所となります。
建築主は独立行政法人都市再生機構、事業パートナーは東京建物・東急不動産共同体、設計は株式会社大林組、施工は株式会社大林組です。既存建築物解体着手は2024年4月1日、着工は2025年10月、竣工は2029年5月となっています。
出典・引用元
・東京都 (仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業
・港区議会 北青山三丁目地区の街づくりについて
・東京都 北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト 基本計画
・東京都 北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト
・独立行政法人都市再生機構 北青山三丁目地区第一種市街地再開発事業事業パートナー募集のお知らせ
過去の建設状況
→過去の建設状況
出典:港区
概要
名称 |
北青山三丁目地区市街地再開発事業 |
計画名 |
北青山三丁目地区市街地再開発事業 |
所在地 |
東京都港区北⻘⼭三丁⽬の⼀部 |
用途 |
業務、商業、宿泊、公共公益施設、駐⾞場等 |
階数 |
B-1棟:地上38階、地下2階、塔屋2階 B-2棟:地上3階、地下2階 |
高さ |
B-1棟:179.820m B-2棟:18.080m |
構造 |
B-1棟:鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造 B-2棟:鉄骨造、鉄筋コンクリート造 |
基礎工法 |
ー |
敷地面積 |
B-1棟:約20,200㎡ B-2棟:約1,100㎡ |
建築面積 |
B-1棟:約11,200㎡ B-2棟:約370㎡ |
延床面積 |
B-1棟:約179,500㎡ B-2棟:約2,000㎡ |
着工 |
2025年10月 既存建築物解体着手:2024年4月1日 |
竣工 |
2029年5月 |
建築主 |
独立行政法人都市再生機構 事業パートナー:東京建物・東急不動産共同体 |
設計 |
株式会社大林組 |
施工 |
株式会社大林組 |
最寄駅 |
東京メトロ銀座線、千代田線、半蔵門線「表参道」駅、東京メトロ銀座線「外苑前」駅 |
備考 |
▼施設構成 ▽B-1棟 地下2階~地下1階:駐車場等 地下1階~地上1階:公共公益施設、宿泊施設、商業 2階~3階:商業 4階~5階:事務所支援 3階~6階:宿泊施設 7階~37階:事務所
▽B-2棟 地下1階~地上1階:駐輪場 1階~2階:商業 3階:事務所 |
位置図
区域図
出典:東京都
配置図
出典:東京都
断面図
出典:東京都
出典:港区
出典:港区
施設構成・イメージ
出典:独立行政法人都市再生機構
「北青山三丁目地区市街地再開発事業」の完成予想パースです。
出典:独立行政法人都市再生機構
「低層基壇部」の完成予想パースです。
2024年12月既存建築物解体状況
南側から見た北青山三丁目地区市街地再開発事業の様子です。
撮影時は、青山通り沿いでは既存建築物の解体、除去が進められていました。
南東側、青山通りから見た北青山三丁目地区市街地再開発事業の様子です。
東側から見た北青山三丁目地区市街地再開発事業の様子です。
北東側から見た北青山三丁目地区市街地再開発事業の様子です。
現在、閉鎖されている区画道路2号ですが、再開発後は写真左側へ折れて青山通りへ接続されます。
北側から見た北青山三丁目地区市街地再開発事業の様子です。
撮影時は、都営青山北町アパートはほぼ解体完了しており、更地が広がりつつありました。敷地西側には、広場2号が整備されます。
西側から見た北青山三丁目地区市街地再開発事業の様子です。
基盤整備工事が進められていますが、まだ建築計画のお知らせ板は設置されていない状態となっていました。
正面に地上38階、地下2階、高さ179.820mの超高層ビル「B-1棟」が建設されます。
Google Earth
最終更新日:2024年12月25日