シエリアタワー南麻布は、東京都港区南麻布三丁目に建設中の地上27階、地下1階、高さ97.5m、総戸数121戸の超高層タワーマンションです。
立地は、白金高輪エリアの西側、明治通り沿いに建っていた地上14階、地下1階、高さ54.95m、1985年4月竣工の高層ビル「オーク南麻布ビル」跡地に位置しています。建設地は元々、40m以下の絶対高さ制限が定められた高度地区となっていますが、歩道状空地の確保、敷地内通路の整備、広場状空地の確保、地域防災倉庫の設置などの取り組みにより、絶対高さ制限の特例に係る港区長からの許可から、高さ制限が94.7mまで緩和されています。
専有面積は42.94㎡~174.19㎡、間取りは1LDK~3LDK、共用施設にはグランドエントランス、ロビーラウンジ、アッパーラウンジが入ります。
災害対策面では、停電時に共用部に72時間給電可能な非常用発電機や地域住民向けの地域防災倉庫の設置、緊急時にも共用部Wi-Fiを利用できる「災害時SSID」、非常時にはかまどとして機能する「かまどべんち」などを採用しています。また、構造面では粘弾性体制振壁を用いた「制振構造」が採用されています。
環境性能面では、関西電力株式会社が提供する、再生可能エネルギー由来の非化石証書の持つ環境価値を付与した実質CO2フリーのゼロカーボン電気を、関西電力グループのNext Power株式会社が調達し、高圧一括受電方式により提供(NPエコプラン)することで、マンション全体におけるCO2排出量の実質ゼロを実現しています。また、オール電化の採用し、発電過程においてCO2が排出されないゼロカーボン電気を導入することで、マンション全体におけるCO2排出量が実質ゼロとなっているほか、ZEH-M Oriented認証を取得しています。
電気自動車(EV)対応も推し進められ、50台中13台(設置率 26%)のEV充電設備を設置しているほか、来客駐車場の EV 充電サービスに関西電力グループの株式会社エネゲートの急速充電設備を採用しています。
生物多様性の保全の面では、敷地における緑地率は19.8%、南麻布エリアに古くから生息している在来種を中心に、エコロジカルネットワークを考慮した蝶の吸蜜に良好な植栽・地被の選定(ヤブツバキ、ヒラトツツジ、ツワブキなど)を採用しています。
建築主は関電不動産開発株式会社、設計は株式会社竹中工務店です。既存建築物の解体着手は2023年4月15日、着工は2024年7月7日、竣工は2026年9月15日となっています。
出典・引用元
・シエリアタワー南麻布 公式サイト
・関電不動産開発株式会社 「シエリアタワー南麻布」開発計画について
過去の建設状況
→過去の建設状況
概要
名称 |
シエリアタワー南麻布 |
計画名 |
(仮称)港区南麻布3丁目計画 |
所在地 |
東京都港区南麻布三丁目145番3 |
用途 |
共同住宅 |
階数 |
地上27階、地下1階 |
高さ |
94.7m (最高97.5m) |
構造 |
鉄筋コンクリート造 制振構造 (粘弾性体制振壁) |
基礎工法 |
直接基礎 |
総戸数 |
121戸 |
敷地面積 |
2,467.70㎡ 標識:2,471.14㎡ |
建築面積 |
742.41㎡ 標識:750.00㎡ |
延床面積 |
15,642.24㎡ 標識:15,700.00㎡ |
着工 |
2024年7月7日 (既存建築物解体着手:2023年4月15日) |
竣工 |
2026年9月中旬 標識:2026年9月15日 |
建築主 |
関電不動産開発株式会社 |
設計 |
株式会社竹中工務店 |
施工 |
株式会社竹中工務店 |
最寄駅 |
東京メトロ南北線、都営三田線「白金高輪」駅、東京メトロ日比谷線「広尾」駅、東京メトロ南北線、都営大江戸線「麻布十番」駅 |
備考 |
専有面積:42.94㎡~174.19㎡ 間取り:1LDK~3LDK 共用施設:グランドエントランス、ロビーラウンジ、アッパーラウンジ |
位置図
標識
▼解体工事のお知らせ
施設構成・イメージ
「外観・展望」の夜景イメージパースです。
「グランドエントランス」の完成予想パースです。
「グランドエントランス」の完成予想パースです。
「アッパーラウンジ」の完成予想パースです。
「ガーデン」の完成予想パースです。
「ロビーラウンジ」の完成予想パースです。
2024年5月既存建築物解体状況
南西側から見たシエリアタワー南麻布の建設地の様子です。
南東側から見たシエリアタワー南麻布の建設地の様子です。
北東側から見たシエリアタワー南麻布の建設地の様子です。
北西側から見たシエリアタワー南麻布の建設地の様子です。
最終更新日:2024年7月11日