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住友不動産東京三田ガーデンタワー

住友不動産東京三田ガーデンタワーは、東京都港区三田三丁目に建つ地上42階、地下4階、高さ215mの超高層ビルです。立地は、東側を都道301号、南東側を国道15号(第一京浜)、西側を特別区道1024号、南側を住友不動産東京三田サウスタワーに囲まれた場所に建っていた旧「南海小学校」や旧「芝浜中学校」などの跡地位置しています。

区域内は、交通利便性が高い一方、幹線道路や地形の高低差等による東西市街地の分断や歩行者ネットワークの不足が課題としてあげられるほか、建物の老朽化が進むとともに低未利用地も多く、都心にふさわしい土地利用が妨げられているという課題がありました。
そのため、三田エリアと芝浦エリアを連絡する歩行者デッキの整備および東西の高低差のある道路間をバリアフリーで連絡する歩行者通路の整備により、歩行者ネットワークの強化を図るほか、多様なニーズに応える国際水準の業務機能や、商業・生活支援・文化交流機能等の導入により、国際ビジネス交流機能・生活環境の整備を図ることを目的として再開発事業が進められています。また、隣接する斜面緑地と一体となった緑地空間や様々な人々が集える賑わい、交流空間としての広場の整備により、大規模な緑地・広場空間の創出を図るものとされています。


棟構成は、地上42階、地下4階、高さ215mの複合棟-1「住友不動産東京三田ガーデンタワー オフィスタワー棟」、地上7階、地下1階、高さ28.5mの複合棟-2「聖徳大学幼児教育専門学校/聖徳大学三田幼稚園」、地上9階、地下1階、高さ31.5mの住宅棟-1「三田聖坂ガーデンレジデンス」、地上4階、地下2階、高さ11.065mの「住宅棟-2」からなります。

施設構成は、「住友不動産東京三田ガーデンタワー オフィスタワー棟」の地下4階~地下3階に駐車場、機械室、地下2階に店舗・貸会議室等、機械室、地下1階に店舗、地上1階にエントランス、2階に貸会議室等、3階に事務所、貸会議室等、4階~26階に事務所、27階に事務所、機械室、スカイロビー、28階~42階に事務所、PH1階~PH2階に機械室、「聖徳大学幼児教育専門学校/聖徳大学三田幼稚園」の地下1階に幼稚園、学校、駐車場、地上1階に幼稚園、学校、2階に幼稚園、3階~7階に学校、「三田聖坂ガーデンレジデンス」の地下1階に住宅、駐車場、機械室、地上1階に住宅、駐車場、2階~9階に住宅、
PH1階に管理階段、「住宅棟-2」の地下2階~地上2階に生活支援、地下1階~地上4階に住宅となります。


オフィススペックは、基準階貸室面積が495.39坪 (1,637.61㎡)、1,204.03坪 (3,980.16㎡)、天井高3.0m (※15F・27Fのみ3.5m)、OAフロア10cm、床荷重500kg/㎡、一部 1,000kg/㎡、コンセント容量60VA/㎡、空調方式が完全個別空調 (59-75ゾーン/フロア)となっています。
三田聖坂ガーデンレジデンスの専有面積は31.85㎡~124.30㎡、間取りは1K~2SLDKとなります。

環境性能面では、Low-Eガラスの導入による日射熱負荷の軽減や専有部・共用部照明のLED化などから「DBJ Green Building ☆☆☆☆☆」を取得しています。
また、構造面では、27階スカイロビーの階下部に中間免震層を配置することでTMD効果を発揮、耐震ブレースや壁型ハイブリッドダンパーのほか屋上にAMDを配置、免震層より下部の柱には剛性の高いCFT柱を用いた「免震+制振のハイブリット構造」を採用することで、地震時など揺れを低減する構造となっています。
更に受電方式については、事故等で本線からの送電が停止しても予備線から受電可能な 2 回線受電を採用し、万が一の停電時には、中圧ガスを用いた非常用発電機を利用し、最低10日間以上のガス発電、72時間分の重油発電によって共用部に加えて貸室内にも電力を供給可能としています。


建築主は三田三・四丁目地区市街地再開発組合、参加組合員は住友不動産株式会社、事業協力者は住友不動産株式会社、株式会社大林組、設計は複合棟-1が株式会社久米設計、複合棟-2が株式会社石本建築事務所、住宅棟-1が株式会社久米設計、株式会社長谷工コーポレーション、住宅棟-2が株式会社久米設計、合同会社すわ製作所関西、施工は複合棟-1が株式会社大林組、複合棟-2が株式会社竹中工務店、住宅棟-1が株式会社長谷工コーポレーション、株式会社大林組、住宅棟-2が株式会社辰です。

既存建築物解体着手は2019年3月22日、着工は複合棟-1が2019年10月中旬、複合棟-2が2021年1月20日、住宅棟-1が2020年6月中旬、住宅棟-2が2021年4月1日、竣工は複合棟-1が2023年3月、複合棟-2が2024年7月30日、住宅棟-1が2023年7月、住宅棟-2が2025年3月31日となっています。

過去の建設状況

→過去の建設状況


概要

名称 住友不動産東京三田ガーデンタワー
複合棟-1:住友不動産東京三田ガーデンタワー オフィスタワー棟
複合棟-2:聖徳大学幼児教育専門学校/聖徳大学三田幼稚園
住宅棟-1:三田聖坂ガーデンレジデンス
住宅棟-2:ー
計画名 三田三・四丁目地区第一種市街地再開発事業/(仮称)東京三田再開発プロジェクト
所在地 複合棟-1 地名地番:東京都港区三田三丁目11番2他
     住居表示:東京都港区三田三丁目5番19
複合棟-2 地名地番:東京都港区三田三丁目1005番
     住居表示:東京都港区三田三丁目4番28
住宅棟-1 地名地番:東京都港区三田四丁目101番1他
     住居表示:東京都港区三田四丁目15番1
住宅棟-2 地名地番:東京都港区三田四丁目2000番
     住居表示:ー
用途 複合棟-1:事務所、貸会議室等、店舗、駐車場
複合棟-2:幼稚園、専修学校、自動車車庫
住宅棟-1:住宅、駐車場
住宅棟-2:店舗、住宅
階数 複合棟-1:地上42階、地下4階、塔屋2階
複合棟-2:地上7階、地下1階
住宅棟-1:地上9階、地下1階、塔屋1階
住宅棟-2:地上4階、地下2階
高さ 複合棟-1:215m (港区事業計画書:210.400m)
複合棟-2:28.5m (港区事業計画書:27.700m)
住宅棟-1:31.5m (港区事業計画書:29.150m)
住宅棟-2:11.065m (港区事業計画書:9.050m)
構造 複合棟-1:地上:鉄骨鉄筋コンクリート造(CFT造)
     地下:鉄骨造、鉄筋コンクリート造
     免震+制振ハイブリッド構造(AMD、オイルダンパー、耐震ブレース、制震ダンパー(摩擦100t+粘性50t、壁型ハイブリッドダンパー)、積層ゴム支承、ロック機構付きオイルダンパー)
複合棟-2:鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
住宅棟-1:鉄筋コンクリート造
住宅棟-2:鉄筋コンクリート造
基礎工法 複合棟-1:直接基礎
複合棟-2:直接基礎
住宅棟-1:杭基礎
住宅棟-2:杭基礎
総戸数 三田聖坂ガーデンレジデンス:224戸
敷地面積 複合棟-1:19,170.29㎡
複合棟-2:2,916㎡
住宅棟-1:7,710㎡
住宅棟-2:335.23㎡
建築面積 複合棟-1:8,140㎡
複合棟-2:1,430㎡
住宅棟-1:2,910㎡
住宅棟-2:176.60㎡
延床面積 複合棟-1:199,705.60㎡
複合棟-2:7,400㎡
住宅棟-1:21,500㎡
住宅棟-2:534.12㎡
着工 複合棟-1:2019年10月中旬 (既存建築物解体着手:2019年3月22日)
複合棟-2:2021年1月20日
住宅棟-1:2020年6月中旬
住宅棟-2:2021年4月1日
竣工 複合棟-1:2023年3月
複合棟-2:2024年7月30日
住宅棟-1:2023年7月
住宅棟-2:2025年3月31日
建築主 三田三・四丁目地区市街地再開発組合
参加組合員:住友不動産株式会社
事業協力者:住友不動産株式会社、株式会社大林組
設計 複合棟-1:株式会社久米設計
複合棟-2:株式会社石本建築事務所
住宅棟-1:株式会社久米設計、株式会社長谷工コーポレーション
住宅棟-2:株式会社久米設計、合同会社すわ製作所関西

コンサルタント:株式会社日建設計、株式会社上野計画事務所
施工 複合棟-1:株式会社大林組
複合棟-2:株式会社竹中工務店
住宅棟-1:株式会社長谷工コーポレーション、株式会社大林組
住宅棟-2:株式会社辰
最寄駅 JR山手線、京浜東北線「田町」駅、都営浅草線、三田線「三田」駅
備考 ▼施設構成
▽複合棟-1:住友不動産東京三田ガーデンタワー オフィスタワー棟
地下4階~地下3階:駐車場、機械室
地下2階:店舗・貸会議室等、機械室
地下1階:店舗
地上1階:エントランス
2階:貸会議室等
3階:事務所、貸会議室等
4階~26階:事務所
27階:事務所、機械室、スカイロビー
28階~42階:事務所
PH1階~PH2階:機械室

▽複合棟-2:聖徳大学幼児教育専門学校/聖徳大学三田幼稚園
地下1階:幼稚園、学校、駐車場
地上1階:幼稚園、学校
2階:幼稚園
3階~7階:学校

▽住宅棟-1:三田聖坂ガーデンレジデンス
地下1階:住宅、駐車場、機械室
地上1階:住宅、駐車場
2階~9階:住宅
PH1階:管理階段

▽住宅棟-2:ー
地下2階~地上2階:生活支援
地下1階~地上4階:住宅


▼三田聖坂ガーデンレジデンス
専有面積:31.85㎡~124.30㎡
間取り:1K~2SLDK
共用施設:ー
 
 

位置図

標識

▼複合棟-1

▼複合棟-2

▼住宅棟-1

▼住宅棟-2

区域図

出典:内閣府

配置図

出典:港区
出典:東京都

断面図

出典:東京都

イメージパース

出典:住友不動産株式会社

▼当初計画

出典:内閣府

写真

複合棟-1「住友不動産東京三田ガーデンタワー オフィスタワー棟」

複合棟-1として建設された「住友不動産東京三田ガーデンタワー」です。複合棟-1は、地上42階、地下4階、高さ215mとなっています。

 

 

北東側から見た住友不動産東京三田ガーデンタワーの低層部分の様子です。

 

 

北東側から見た住友不動産東京三田ガーデンタワーの高層部分の様子です。

 

 

2階デッキレベルエントランスアプローチです。

 

 

外装カーテンウォールです。横連窓形式、柱通し形式のテラコッタ陶板を組み込んだPCカーテンウォールが採用されています。

 

 

公園1号として整備された地上ピロティ部分の様子です。

 

 

第一京浜・札の辻交差点上を跨ぐ歩行者デッキも再整備されています。

 

 

車寄せの様子です。

 

 

車寄せです。

 

 

エントランスです。

 

 

シャトルEVホール・エントランスホールです。

 

 

エントランス前には、デッキレベルへ上がるエスカレーターが設けられています。

 

  

地下1階と地下2階を繋ぐエスカレーター・階段と吹き抜けです。

 

 

地下2階には、店舗が入ります。

 

  

地下1階の店舗です。

 

 

商業施設テナント一覧です。

 

  

2階レベルからエントランスへのエスカレーターから、エントランスを見た様子です。

 

 

北東側から見た住友不動産東京三田ガーデンタワーの様子です。

 

 

北側から見た住友不動産東京三田ガーデンタワーの様子です。

 

 

南西側から見た住友不動産東京三田ガーデンタワーの様子です。

 

  

南西側、三田聖坂ガーデンレジデンス越しに見た住友不動産東京三田ガーデンタワーの様子です。

 

 

南西側から見上げた住友不動産東京三田ガーデンタワーの様子です。

 

 

南側から見た住友不動産東京三田ガーデンタワーの様子です。

 

 

住友不動産東京三田ガーデンタワーの中層部分の様子です。24階より上が大きくキャンチしています。

 

 

南側から見た住友不動産東京三田ガーデンタワーの低層部分の様子です。

 

 

南東側から見た住友不動産東京三田ガーデンタワーと住友不動産東京三田サウスタワー (旧 住友不動産三田ツインビル西館)の様子です。

 

 

札の辻交差点上のデッキから見上げた住友不動産東京三田ガーデンタワーと住友不動産東京三田サウスタワー の様子です。

 

 

田町駅西口デッキから見た住友不動産東京三田ガーデンタワーの様子です。

 

 

複合棟-2「聖徳大学幼児教育専門学校/聖徳大学三田幼稚園」

複合棟-2として建設された「聖徳大学幼児教育専門学校/聖徳大学三田幼稚園」です。複合棟-2は、地上7階、地下1階、高さ28.5mとなっています。

 

 

北西側から見た聖徳大学幼児教育専門学校/聖徳大学三田幼稚園の様子です。

 

  

北西側から見た聖徳大学幼児教育専門学校/聖徳大学三田幼稚園の様子です。

 

  

聖徳大学幼児教育専門学校/聖徳大学三田幼稚園のエントランスです。

 

 

住宅棟-1「三田聖坂ガーデンレジデンス」

住宅棟-1として建設された「三田聖坂ガーデンレジデンス」です。住宅棟-1は、地上9階、地下1階、高さ31.5mとなっています。

 

 

南東側から見た三田聖坂ガーデンレジデンスの様子です。

 

 

三田聖坂ガーデンレジデンスの聖坂側エントランスです。

 

 

北側から見た三田聖坂ガーデンレジデンスの様子です。

 

 

南側から見た三田聖坂ガーデンレジデンスの様子です。

 

 

エントランスです。

 

 

南東側には傾斜地に沿って通路が整備されました。

 

 

通路の様子です。傾斜地にエレベーターが設置され、バリアフリー化されました。

 

  

通路です。

 

 

住宅棟-2

聖坂に沿って建設が進む「住宅棟-2」です。住宅棟-2は、地上4階、地下2階、高さ11.065mとなります。

 

 

北側には、広場3号、公園2号が整備されます。

 

 

住宅棟-2の区域に位置する「蟻鱒鳶ル(ありますとんびる)」です。

 

 

蟻鱒鳶ル(ありますとんびる)は、建築家の岡啓輔 氏により、セルフビルドされた手作りビルとなっています。

最終更新日:2024年12月23日

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