(仮称)内幸町一丁目街区開発プロジェクト 中地区 セントラルタワーは、東京都千代田区内幸町一丁目で建設中の地上48階、地下6階、高さ234.5mの超高層ビルです。
立地は、日比谷公園東側一帯、西側を日比谷通り、東側をJR山手線、京浜東北線、東海道新幹線などに挟まれた場所に建っていた地上26階、地下4階、高さ109.3m、1984年6月竣工の「日比谷U-1ビル」、「NTT日比谷ビル」、「NTT霞が関ビル本館」、「NTT霞が関ビル別館」、「UD日比谷ビル」などの跡地に位置しています。この地には、1883年7月から1940年にかけて、欧化政策の一環として建設され、国賓や外国の外交官を接待するため、外国との社交場として使用された「鹿鳴館」が存在していました。
施設構成は、地下にDHC、低層部分に商業施設、8m人工地盤・大規模広場、道路上空公園、宴会場、中層部分に31m基壇部上広場、産業支援施設、ホール、高層部分にオフィス、ホテルとなります。「日比谷」駅と「内幸町」駅を繋ぐ地上地下の歩行者ネットワークは、この中地区 セントラルタワーでアクセスコアを介して、地下レベルから2階レベルに上がり、2階レベルで道路上空公園に接続、日比谷公園に直結します。また、アクセスコアにはICT技術等を活用した情報発信機能を整備するものとされています。敷地東側の地上レベルには、街区共用物流車路等の交通基盤、2階デッキレベルには2haもの「大規模広場」が設けられます。
宴会場やホールは、三井不動産と帝国ホテルによる国際会議に対応可能な1,000㎡規模の「大型宴会場」と、300~400㎡規模の「中型宴会場」、NTTグループによる400名規模の「ホール(音楽・ビジネス)が整備されます。
建築主はNTT都市開発株式会社、公共建物株式会社、三井不動産株式会社、東京電力パワーグリッド株式会社、設計は基本設計がNTTファシリティーズ、実施設計が株式会社竹中工務店、デザインアーキテクトがPLP Architecture、施工は株式会社竹中工務店です。既存建築物解体着手は2023年7月3日、着工は2024年7月15日、竣工は2029年2月28日 (連担認定区域全体:2038年3月)となっています。
→(仮称)内幸町一丁目街区開発プロジェクト全体の概要
過去の建設状況
→過去の建設状況
概要
名称 |
(仮称)内幸町一丁目街区開発プロジェクト 中地区 セントラルタワー |
計画名 |
(仮称)内幸町一丁目街区開発プロジェクト 中地区 セントラルタワー TOKYO CROSS PARK構想 中地区 (仮称)内幸町一丁目街区 開発計画 中地区 内幸町1丁目北特定街区 中地区 |
所在地 |
東京都千代田区内幸町一丁目1番1、3、5、8、9、10、11 (内幸町一丁目街区中地区土地区画整理事業1街区1、2、3、4、5、6画地) |
用途 |
事務所、商業、ホテル 他 |
階数 |
地上48階、地下6階、塔屋2階 |
高さ |
230m (最高高さ234.5m) |
構造 |
鉄骨鉄筋コンクリート造 |
基礎工法 |
直接基礎 (パイルド・ラフト基礎) |
客室数 |
ー |
敷地面積 |
21,656.36㎡ (連担認定区域全体) |
建築面積 |
12,300㎡ (連担認定区域全体:20,600㎡) |
延床面積 |
361,000㎡ (連担認定区域全体:376,000㎡) |
着工 |
2024年7月15日 既存建築物解体着手:2023年7月3日 |
竣工 |
2029年2月28日 (連担認定区域全体:2038年3月) |
建築主 |
NTT都市開発株式会社、公共建物株式会社、三井不動産株式会社、東京電力パワーグリッド株式会社 |
設計 |
基本設計:NTTファシリティーズ 実施設計:株式会社竹中工務店 デザインアーキテクト:PLP Architecture |
施工 |
株式会社竹中工務店 |
最寄駅 |
都営三田線「内幸町」駅、東京メトロ千代田線、日比谷線「日比谷」駅、JR山手線、京浜東北線、有楽町線「有楽町」駅、JR「新橋」駅 |
備考 |
▼施設構成 地下:DHC 低層部分:商業施設、8m人工地盤・大規模広場、道路上空公園、宴会場 中層部分:31m基壇部上広場、産業支援施設、ホール 高層部分:オフィス、ホテル |
位置図
標識
▼解体工事のお知らせ
区域図
配置図
▼街区全体
▼中地区 セントラルタワー
断面図
▼街区全体
▼中地区 セントラルタワー
施設構成・イメージ
「都市基盤整備_全体像「駅・まち・公園一体の都市基盤整備」」のイメージパースです。
「都心重要インフラの更新による 立体的な都市基盤整備」のイメージです。
「歩行者ネットワークの平面」のイメージです。
「歩行者ネットワークの断面」のイメージです。
「中地区 駅まちネットワークと公園をつなぐアクセスコア」の完成予想パースです。
「日比谷公園上空から基壇上部広場を望む」の完成予想パースです。
「道路上空公園から計画地を望む」の完成予想パースです。
「31m基壇部上広場」の完成予想パースです。
「中地区ホール」の完成予想パースです。
「大規模広場」の完成予想パースです。
「日比谷公園と(仮称)内幸町一丁目街区開発プロジェクト」の完成予想パースです。
「道路上空公園(内幸町側)」の完成予想パースです。
「道路上空公園(有楽町側)」の完成予想パースです。
「南北に連なるにぎわい軸の延伸」の完成予想パースです。
「面的なエネルギーネットワークの構築 (DHC導入)」のイメージです。
「帰宅困難者支援機能の整備及び、災害に強いエネルギーシステムの導⼊」のイメージです。
2024年5月建設状況
南西側から見た建設中の(仮称)内幸町一丁目街区開発プロジェクト 中地区 セントラルタワーの様子です。撮影時には既存建築物の解体が進められていました。
北西側から見た建設中の(仮称)内幸町一丁目街区開発プロジェクト 中地区 セントラルタワーの様子です。
北東側から見た建設中の(仮称)内幸町一丁目街区開発プロジェクト 中地区 セントラルタワーの様子です。
(仮称)内幸町一丁目街区開発プロジェクト 中地区 セントラルタワーの東側には、大規模広場が整備されます。撮影時は既存建築物が残されており、竣工予定のうち連担認定区域全体が2038年3月とされていることから、着工はまだ先になるものと思われます。
最終更新日:2024年5月26日