(仮称)丸の内3-1プロジェクト (国際ビル・帝劇ビル建替計画) 過去の建設状況

2024年以前現地状況

帝劇ビル・国際ビルは、旧帝国劇場の建て替え計画として高度経済成長期に計画され、1964年に着工、1966年に竣工した共同ビルです。帝劇ビルは区画の南西側、国際ビルは北西から南東にかけてL字型に配置され、構造や外観デザインは統一されているものの、地下構造などから別棟となっています。国際ビルは三菱地所と日本俱楽部、帝劇ビルは東宝と出光美術館が所有し、それぞれ地上9階・地下6階の大規模な複合施設で、オフィス、商業施設、劇場、美術館など多機能な構成を持っています。外観は赤茶色のタイルに銀と黒の格子が特徴で、内装にはモザイクタイルやガラスブロックが使われ、レトロかつ重厚な雰囲気を醸し出しています。

　

　

国際ビルと帝劇ビルを拡大した様子です。

　

　

南西側から見た(仮称)丸の内3-1プロジェクト (国際ビル・帝劇ビル建替計画)の建設地の様子です。

　

　

南西側から見た国際ビルと帝劇ビルを拡大した様子です。

　

　

南西側から見た(仮称)丸の内3-1プロジェクト (国際ビル・帝劇ビル建替計画)の建設地の様子です。

　

　

既存の帝劇ビルには、建物角部に「帝国劇場」のロゴが取り付けられています。

　

　　

周辺の建物も含め、軒の高さは100尺で揃えられており、美しい景観が形成されています。

　

　

北西側から見た(仮称)丸の内3-1プロジェクト (国際ビル・帝劇ビル建替計画)の建設地の様子です。

　

　

南東側から見た(仮称)丸の内3-1プロジェクト (国際ビル・帝劇ビル建替計画)の建設地の様子です。

　

　

北東側から見た(仮称)丸の内3-1プロジェクト (国際ビル・帝劇ビル建替計画)の建設地の様子です。

　

　

国際ビルヂングの銘板です。

　

　

帝国劇場は、1階に1,138席、2階に688席、合計1,826人を収容可能な大規模劇場で、エントランス前には扇子と翁の面を組み合わせた定紋が飾られています。舞台には直径16.4m、高さ22mの巨大な迫り舞台が設けられ、4つの迫りを備え、地上1階から地下6階にかけて奈落や機械室と一体となった壮大な構造となっています。

　

　

帝国劇場の屋内玄関の様子です。昭和の劇場感漂う入口となっています。

　

　

帝国劇場のエントランスです。

　

　

国際ビルと帝劇ビルは、外から見ると境目がわかりませんが、屋内から見ると、このように境目があることがはっきり確認できます。詳しくは→丸の内LOVEWalker 都市開発マニアが探索！「丸の内ダンジョン」第6回無くなる前に見に行こう！ 地下に隠された昭和大開発時代の遺産

　

　

帝劇ビル・国際ビルの地下1階～地下2階には、店舗が入る地下街「帝劇地下街」、「KUNIGIWA」がありました。

　

　

国際ビルと帝劇ビルの境目を地下駐車場で見た様子です。防火シャッターがあり、別々の防火区画となっていることがわかります。

　

　

国際ビル・帝劇ビルの階段の様子です。昭和の古めかしい雰囲気が漂います。

　

　

帝劇ビルの地下及び低層階のフロア構成・案内です。

　

　

帝劇ビル・国際ビルは地上9階建てでしたが、地下は帝国劇場の迫り舞台の機械室を設置する空間が必要になるため、なんと6階まで存在しました。国際ビルの地下6階は倉庫や機械室などとして使われていました。

閉館・解体されてしまった「帝劇ビル」・「国際ビル」の詳細はこちら→KADOKAWA ASCII 帝国劇場はどうなる？ 相次ぎ閉館する「帝劇ビル」「国際ビル」に残る意匠を訪ねて

有楽町駅東西地下通路整備

「丸の内仲通り南周辺地区としてA街区～D街区のビルの建て替えのみならず、隣接するJR「有楽町」駅の直下にD街区(有楽町ビル・新有楽町ビル)と有楽町イトシア西側の地下通路とを結ぶ延長約120mの地下通路も新設されます。地下通路は写真右奥に接続される予定です。

　

　

現在の有楽町駅東側、有楽町イトシアや有楽町マリオン周辺の地下通路網の配置図です。
出口Bと記載された辺りに新設される有楽町駅東西地下通路が接続されます。

　

　

丸の内エリア全体の地下通路図に有楽町駅東西地下通路を加筆した地図です。「丸の内ダンジョン」と呼ばれる大手町から丸の内、有楽町、八重洲や銀座まで至る地下通路網が更に拡大し、複雑化します。

　

　

有楽町付近を拡大し、「東西地下通路」を黄緑色で加筆した地下通路図です。

　

　

有楽町駅東口の地下の様子です。

最終更新日：2025年6月6日