阪神西宮駅北地区公民連携事業は、兵庫県西宮市和上町に建設される地上40階前後の超高層タワーマンションです。立地は、南側を阪神本線「西宮」駅、北側を国道2号に挟まれた一帯に位置しています。
土地区画整理事業と市街地再開発事業を一体的に進め、区画道路の整理と公園機能の再編により、駅前の土地利用を最適化し、安全かつ利便性の高い交通結節点を形成します。また、地区計画に基づき、駅前にふさわしいオープンスペースの確保や建築規制の緩和を行い、都市拠点としての機能を強化します。さらに、市街地再開発事業では、図書館を含む公共施設を整備し、賑わいのある駅前空間を創出します。この施設整備には国庫補助事業を活用し、公民連携によるコスト縮減を図るとともに、省エネルギー・再生可能エネルギーの導入を推進し、公共施設のZEB(ZEB-Ready)化を目指すものとされています。
建築主は大阪ガス都市開発株式会社、阪急阪神不動産株式会社、NTT都市開発株式会社です。着工は市街地再開発事業が2028年4月、土地区画整理事業が2025年度、竣工は市街地再開発事業が2031年12月、土地区画整理事業が2031年度となっています。
出典・引用元
・西宮市 阪神西宮駅北地区公民連携事業
概要
名称 |
阪神西宮駅北地区公民連携事業 |
計画名 |
阪神西宮駅北地区公民連携事業 |
所在地 |
兵庫県西宮市和上町 |
用途 |
共同住宅、図書館、店舗、バスロータリー |
階数 |
住宅棟:地上40階前後 図書館棟:地上5階 |
高さ |
― |
構造 |
― |
基礎工法 |
ー |
総戸数 |
ー |
敷地面積 |
施行地区面積:約0.6ha |
建築面積 |
― |
延床面積 |
住宅棟:ー 図書館棟:約7,470㎡ |
着工 |
市街地再開発事業:2028年4月 土地区画整理事業:2025年度 |
竣工 |
市街地再開発事業:2031年12月 土地区画整理事業:2031年度 |
建築主 |
大阪ガス都市開発株式会社、阪急阪神不動産株式会社、NTT都市開発株式会社 |
設計 |
― |
施工 |
― |
最寄駅 |
阪神本線「西宮」駅、JR東海道本線(神戸線)「西宮」駅 |
備考 |
ー |
位置図
配置図
出典:西宮市
断面図
出典:西宮市
施設構成・イメージ
出典:西宮市
阪神西宮駅北地区公民連携事業 図書館棟の完成予想パースです。
出典:西宮市
阪神西宮駅北地区公民連携事業の配置イメージです。2階レベルで、エビスタ西宮と接続されます。
出典:西宮市
図書館棟は、建物内部に大きな吹抜けを設け、その周囲に「本の幹」と呼ばれる書棚を配置することで、利用者が自由に巡りながら自分の居場所を見つけられる設計となっています。「本の幹」の内部には余白の空間があり、公園のように気軽に佇める場となることで、人と本との新たな出会いを生み出します。
さらに、吹抜け空間を「エコボイド」として活用し、空調や照明負荷の低減を図ります。自然換気やハイサイドライトからの採光を活かし、エネルギー消費を抑えるとともに、書架の配置による空調効率の向上も目指します。こうした工夫により、快適で環境に優しい図書館を実現します。
現地状況
南西側から見た阪神西宮駅北地区公民連携事業の建設地の様子です。2025年1月撮影。
南側から見た阪神西宮駅北地区公民連携事業の建設地の様子です。撮影時は、バスの車庫がありました。
南東側、エビスタ西宮から見た阪神西宮駅北地区公民連携事業の建設地の様子です。
区域南側には、阪神電車「西宮」駅と駅ビル商業施設「エビスタ西宮」が立地しています。阪神西宮駅北地区公民連携事業は、これらの施設と連絡デッキで結ばれる計画です。
南東側から見た阪神西宮駅北地区公民連携事業の建設地の様子です。
北東側から見た阪神西宮駅北地区公民連携事業の建設地の様子です。
北側から見た阪神西宮駅北地区公民連携事業の建設地の様子です。
北西側から見た阪神西宮駅北地区公民連携事業の建設地の様子です。
最終更新日:2025年3月8日