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(仮称)上大岡C北地区第一種市街地再開発事業

(仮称)上大岡C北地区第一種市街地再開発事業は神奈川県横浜市港南区上大岡西一丁目に建設される地上39階、地下1階、高さ約151m、総戸数約450戸の超高層タワーマンションです。

立地は、京急本線と横浜市営地下鉄ブルーラインの乗換駅となっている「上大岡」駅前、東側を鎌倉街道、西側を旧鎌倉街道(市道上大岡第345号線)も挟まれた場所に建つ商業施設「富士ショッピングセンター」跡地に位置しています。
「上大岡」駅周辺は、横浜市によって平成14年10月に都市再生特別措置法に基づく都市再生緊急整備地域「横浜上大岡駅西地域」の指定を受けており、A地区には地上26階、高さ113mの超高層ビル「ゆめおおおかオフィスタワー」や都市型商業施設「京急百貨店上大岡店/ウイング上大岡」、B地区には地上30階、高さ99.95mのタワーマンション「横浜ヘリオスタワー/カミオ」、C南地区には地上34階、高さ128mのタワーマンション「上大岡タワー ザ レジデンス/ミオカ」が建設されています。B地区とC南地区の間に位置する「C北地区」も再開発される計画でしたが、長年の間動かず、ようやく再開発事業が動き始めました。

区域内の既存建築物の老朽化や一部木造建築物が密集し、狭い通路などの存在と併せて防災上の課題があり、再開発事業によって課題解決が図られるほか、高度利用及び住宅供給による土地の有効活用が図られるとともに、歩行者空間の利便性・快適性向上を図ったコンパクトな市街地形成を目指して再開発がなされます。

フロア構成は、地下1階に駐輪場、地下1階~地上3階に店舗、通路、4階~5階に電気室等、設備ジャンクションスペース、6階に住宅共用施設(ロビー、エレベーターホール等)、7階~39階に住宅となります。北東側は既存アーケードと一体感のあるガラス屋根の吹き抜け空間が設けられるほか、敷地周辺の歩道道路拡幅、南東側歩道橋と接続するリスト館2階への歩行者デッキが整備されます。また、駐車場は店舗用、共同住宅用それぞれにタワーパーキングが設けられ、電気自動車の充電設備設置についても検討されています。

建築主は上大岡C北地区市街地再開発準備組合、総合コーディネートは株式会社松田平田設計、事業協力者は株式会社大林組です。着工は2026年、竣工は2031年となっています。

出典・引用元

横浜市 (仮称)上大岡C北地区第一種市街地再開発事業に係る計画段階配慮書


概要

名称 (仮称)上大岡C北地区第一種市街地再開発事業
計画名 (仮称)上大岡C北地区第一種市街地再開発事業
所在地 神奈川県横浜市港南区上大岡西一丁目の一部
用途 共同住宅、店舗、駐車場、駐輪場
階数 地上39階、地下1階、塔屋2階
高さ 約151m (軒高:約140m)
構造
基礎工法
総戸数 約450戸
敷地面積 約6,060㎡
建築面積 約4,300㎡
延床面積 約64,750㎡
着工 2026年
竣工 2031年
建築主 上大岡C北地区市街地再開発準備組合
設計 総合コーディネート:株式会社松田平田設計
事業協力者:株式会社大林組
施工
最寄駅 京急本線、横浜市営地下鉄ブルーライン「上大岡」駅
備考 ▼施設構成
地下1階:駐輪場
地下1階~地上3階:店舗、通路
4階~5階:電気室等、設備ジャンクションスペース
6階:住宅共用施設(ロビー、エレベーターホール等)
7階~39階:住宅
 
 
 

位置図

区域図

出典:横浜市

配置図

出典:横浜市

断面図

出典:横浜市

現地状況

南東側から見た(仮称)上大岡C北地区第一種市街地再開発事業の建設地の様子です。2022年8月撮影。

 

 

東側から見た(仮称)上大岡C北地区第一種市街地再開発事業の建設地の様子です。

 

 

北東側から見た(仮称)上大岡C北地区第一種市街地再開発事業の建設地の様子です。

 

 

再開発区域北側にはアーケード商店街「パサージュ上大岡」があり、上大岡駅から西側エリアへの人流が非常に多くなっています。

 

 

アーケード商店街「パサージュ上大岡」に面して、ガラス屋根の吹き抜け空間が配置される計画です。

 

 

北西側から見た(仮称)上大岡C北地区第一種市街地再開発事業の建設地の様子です。

 

 

南西側から見た(仮称)上大岡C北地区第一種市街地再開発事業の建設地の様子です。

 

 

区域内の既存建築物は老朽化が進んでいます。

 

 

Google Earth

最終更新日:2024年8月5日

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