北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業

北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業は、北海道札幌市中央区北5条西1丁目で建設中の地上43階、地下4階、高さ約245mの超高層ビルです。

立地は、「札幌」駅南口駅前広場と札幌の主要幹線道路である創成川通の間に立地し、西2丁目線をまたいだ地上11階、地下3階、1978年9月1日開業の商業施設「エスタ」跡地や駐車場「レールパーク札幌」、「北5西1駐輪場」などがある二街区からなる約3.1haの区域に位置しています。再開発区域内は既存建物の老朽化やバリアフリー動線の未整備等が課題となっており、北5西1街区は屋外駐車場として使用されており、長年低未利用の状態が続いているため、駅前における土地の高度利用が十分に図られていないという課題があります。再開発事業により、札幌の玄関口に相応しい安全で快適な都市空間の創出や札幌の国際競争力をけん引する高次都市機能の導入、エネルギー有効利用都市の実現と地域防災への貢献などを図るものとされています。

施設構成は、地下4階~地下3階に地域冷暖房施設、機械室、地下2階に駐車場、機械室、地下1階に店舗、駐車場、地上1階にバスターミナル、店舗、2階~9階に店舗、10階に店舗、ホテル、事務所、展望施設、11階~12階に事務所、13階に機械室、14階~17階にホテル、18階~33階に事務所、35階~40階にホテル、41階~42階に展望施設、機械室、塔屋に機械室、ヘリポートとなります。また、北海道新幹線直結施設としての立地特性を活かした高度な交通結節機能として「新幹線アトリウム(仮称)」、「駅前広場アトリウム(仮称)」、「バスターミナル待合アトリウム(仮称)」の3つの空間が整備されるほか、ホテルは高層部に国際水準ホテル、中層部に宿泊主体型ホテルが入り、オフィスは札幌市内最大規模の約1,000坪の基準階貸室、72時間対応BCP機能を備えたものとなります。
更に道内随一の地上約240mの高さに展望施設が設けられ、頂部にはガラスボックスが配置されることで札幌のアイコンとなるような象徴的な施設となり、中層部屋上には緑化空間として「スカイガーデン」が設けられます。

建築主は札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発組合、権利者は北海道旅客鉄道株式会社、札幌駅総合開発株式会社、ジェイ・アール北海道バス株式会社、JR北海道ホテルズ株式会社、札幌市、参加組合員は株式会社朝日新聞社、朝日生命保険相互会社、日本都市ファンド投資法人、芙蓉総合リース株式会社、東宝株式会社、株式会社メディカルシステムネットワーク、札幌ステーションフロント特定目的会社、設計は日本設計・清水建設設計共同体、マスターアーキテクトは内藤廣氏、低層部外装デザインは五十嵐淳氏、新幹線アトリウムデザインは原研哉氏、屋上ランドスケープデザインは村田周一氏、全体照明デザインは面出薫氏、サインデザインは井原理安氏、施工は特定業務代行者が清水・伊藤・岩田地崎・札建・泰進共同企業体です。着工は2023年10月、竣工は2028年度(事業計画書:2028年4月)となっています。

出典・引用元

札幌市 札幌駅交流拠点のまちづくり
札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発組合
北海道旅客鉄道株式会社 【社長会見】札幌駅直結「(仮称)北5西1・西2地区市街地再開発事業」~都市計画決定に向けた手続きを開始~
北海道旅客鉄道 北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業~市街地再開発組合設立のお知らせ~
北海道旅客鉄道 北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業に伴うエスタの閉店について
北海道旅客鉄道株式会社 札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発のマスターアーキテクトの選定について
日本経済新聞 札幌駅前に50階規模の複合ビル、新幹線&五輪へGO

過去の建設状況

→過去の建設状況


出典:札幌市

概要

名称 北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業
計画名 (仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業
所在地 北海道札幌市中央区北5条西1丁目1番1、2番、西2丁目の一部
用途 業務、商業、宿泊、駐車場、バスターミナル等
階数 地上43階、地下4階、塔屋1階
高さ 約245m
事業計画書:236.200m
構造 鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
基礎工法
客室数
敷地面積 約23,060㎡
施工区域:約3.1ha
建築面積 約21,500㎡
延床面積 約386,700㎡
着工 2023年10月
竣工 2028年度
事業計画書:2028年4月
建築主 札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発組合

権利者:北海道旅客鉄道株式会社、札幌駅総合開発株式会社、ジェイ・アール北海道バス株式会社、JR北海道ホテルズ株式会社、札幌市
参加組合員:株式会社朝日新聞社、朝日生命保険相互会社、日本都市ファンド投資法人、芙蓉総合リース株式会社、東宝株式会社、株式会社メディカルシステムネットワーク、札幌ステーションフロント特定目的会社
設計 日本設計・清水建設設計共同体
マスターアーキテクト:内藤廣
低層部外装デザイン:五十嵐淳
新幹線アトリウムデザイン:原研哉
屋上ランドスケープデザイン:村田周一
全体照明デザイン:面出薫
サインデザイン:井原理安
施工 特定業務代行者:清水・伊藤・岩田地崎・札建・泰進共同企業体
清水建設株式会社(代表)、伊藤組土建株式会社、岩田地崎建設株式会社、札建工業株式会社、株式会社泰進建設
最寄駅 JR「札幌」駅、札幌市営地下鉄「さっぽろ」駅
備考 ▼施設構成
地下4階~地下3階:地域冷暖房施設、機械室
地下2階:駐車場、機械室
地下1階:店舗、駐車場
地上1階:バスターミナル、店舗
2階~9階:店舗
10階:店舗、ホテル、事務所、展望施設
11階~12階:事務所
13階:機械室
14階~17階:ホテル
18階~33階:事務所
35階~40階:ホテル
41階~42階:展望施設、機械室
塔屋:機械室、ヘリポート


▼スケジュール
2022年10月:都市計画決定告示
2023年3月:組合設立認可告示
2023年9月:権利変換計画認可公告
2023年8月31日:エスタ閉店
2023年9月30日:バスターミナル閉鎖

▼当初計画(2020年8月時点):A案_高さ約255m、延床面積約417,000㎡/B案_高さ約200m+高さ約150m、延床面積約417,000㎡
▼当初計画(2021年4月時点):地上46階、地下4階、高さ約250m、延床面積約395,000㎡
▼当初計画(2022年2月時点):地上43階、地下4階、高さ約245m、延床面積約388,500㎡
 
 
 

位置図

区域図

出典:札幌市

配置図

出典:札幌市
出典:札幌市

断面図

出典:札幌市
出典:札幌市

イメージパース

出典:国土交通省

施設構成・イメージ

「新幹線アトリウム(仮称)」の完成予想パースです。

 

 

「駅前広場アトリウム(仮称)」の完成予想パースです。

 

 

「バスターミナル待合アトリウム(仮称)」の完成予想パースです。

 

 

「内観」の完成予想パースです。

 

  

「屋内テラス」の完成予想パースです。

 

 

「スカイガーデン」の完成予想パースです。

 

 

2023年10月建設状況

南西側から見た建設中の北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業の様子です。左側に見える超高層ビルは、地上38階、地下4階、高さ173mの「JRタワー」です。

 

 

地上11階、地下3階、1978年9月1日開業の商業施設「エスタ」は2023年8月31日に閉店、札幌エスタ1階部分に入居していた「札幌駅バスターミナル」も9月30日に閉鎖し、撮影時は解体工事の準備が進められていました。

 

 

「エスタ」は2023年8月31日に閉店しました。

 

 

札幌エスタ1階部分に入居していた「札幌駅バスターミナル」も9月30日に閉鎖し、バスターミナルは通行止にされていました。

 

 

西側から見た建設中の北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業の様子です。

 

 

南西側から見た建設中の北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業のうち、高層部が建設される北5西1街区の様子です。

 

 

北東側から見た建設中の北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業の様子です。

 

 

東側から見た建設中の北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業の様子です。

 

 

南東側から見た建設中の北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業の様子です。

 

 

※2019年6月6日撮影

JRタワー展望室から見た建設中の北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業のうち北5西1街区の様子です。

 

 

Google Earth

 

 

 

2023年10月3日撮影

最終更新日:2023年10月15日

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