(仮称)札幌4丁目プロジェクト新築計画は、北海道札幌市中央区南一条西4丁目で建設中の地上13階、地下2階、高さ59.9mの高層ビルです。立地は、札幌市内有数の繁華街である南1西4スクランブル交差点(4丁目十字街)に面していたファッションビル「4丁目プラザ(4pla)」跡地に位置しています。個人から企業まで大小さまざまな主体が集まる「自由な価値観・ライフスタイルを育む新しい活動の場<4th place>」を開発コンセプトとして建設が進められています。
施設構成は地下1階~地上3階に飲食・物販・サービス店舗、4~13階にオフィスとなります。また、地下1階ではさっぽろ地下街ポールタウンと接続し、地下鉄「大通」にも直結します。
オフィススペックは、1フロア約300坪、天井高さ2,800mm、OA床高さ100mm、コンセント容量60VA/㎡となります。
外観デザインは、壁に緩やかな凹凸を持つ「プリーツ・ファサード」を採用し、見る方向により建物の表情に変化をもたらすものとなり、大通公園側からは端正で透明感ある表情を、反対方向の狸小路側からは壁面とガラスのパターンが特徴となります。環境性能面では、CO2濃度による外気量自動制御機能などを有する高効率空調システムを導入や開口部にLow-E複層ガラスを採用などにより、オフィス部分を対象に「ZEB Ready」認証を取得予定としています。
構造面では、制震構造とともに鹿島式ストレート梁工法を採用しているほか、地震発生直後の建物被災状況を即時に把握し、建物内にいる方の避難の要否を迅速かつ的確に判断できるよう、建物安全度判定支援システム「q-NAVIGATOR®」を導入するとのことです。また、施工には鉄骨溶接工事に溶接ロボットの使用、BIMを基軸とした建物情報のデジタル化、現場内モニタリングシステムなど様々なICTツールの活用が図られています。
建築主は鹿島建設株式会社、設計は鹿島建設株式会社、施工は鹿島建設株式会社です。着工は2023年3月、竣工は2025年1月となっています。
出典・引用元
・鹿島建設株式会社 札幌大通地区のオフィス・商業複合ビル「(仮称)札幌4丁目プロジェクト新築計画」に本格着工
概要
名称 | (仮称)札幌4丁目プロジェクト新築計画 |
計画名 | (仮称)札幌4丁目プロジェクト新築計画 |
所在地 | 北海道札幌市中央区南一条西4丁目1番1他 |
用途 | 事務所、物販店舗、飲食店舗、駐車場 |
階数 | 地上13階、地下2階 |
高さ | 59.9m (軒高:55.995m) |
構造 | 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造 制震構造/鹿島式ストレート梁工法 |
基礎工法 | ー |
敷地面積 | 1,472.49㎡ |
建築面積 | 1,312.23㎡ |
延床面積 | 18,769.68㎡ |
着工 | 2023年3月 |
竣工 | 2025年1月 |
建築主 | 鹿島建設株式会社 |
設計 | 鹿島建設株式会社 |
施工 | 鹿島建設株式会社 |
最寄駅 | 地下鉄南北線・東西線・東豊線「大通」駅、札幌市電「西4丁目」電停 |
備考 | ▼施設構成 地下1階~地上3階:飲食・物販・サービス店舗 4~13階:オフィス |
位置図
標識
2023年10月建設状況
北東側から見た建設中の(仮称)札幌4丁目プロジェクト新築計画の様子です。
南東側から見た建設中の(仮称)札幌4丁目プロジェクト新築計画の様子です。
2023年10月3日撮影
最終更新日:2023年10月23日