(仮称)ヒューリック福岡ビル建替計画は、福岡県福岡市中央区天神2丁目で建設中の地上19階、地下3階、高さ約92mの超高層ビルです。立地は、天神交差点の西側、明治通りに面した場所に建っていた地上9階、地下2階、高さ約31m、1960年1月竣工の旧「ヒューリック福岡ビル」跡地に位置しており、福岡市主導の下、アジアの拠点都市としての役割・機能を高め、新たな空間と雇用を創出する再開発促進プロジェクト「天神ビッグバン」に認定されています。
施設構成は、地下2階~地上2階に商業施設、3階~8階にオフィス、10階~19階にヒューリックが運営する客室数171室のホテル「THE GATE HOTEL(ザ・ゲートホテル)」となります。
建物コンセプトを「THE GATE」としており、建築デザインはホテル、オフィス、商業の異な
る三用途の積層を照明計画等で表出、外壁パネルには、帯状に幾何学的な模様が連なるパターンを設け、陰影により表情を変えるものとされています。また、地上は明治通りとメルヘン通り交差部、地下は地下鉄天神駅コンコース最寄りになる箇所に立体広場を配置し、人と交通と施設をつなぐ歩行者ネットワークが整備されます。
環境性能面では、立体広場の軒天井、ホテルのロビー階、オフィスのエントランスにおいて、積極的に九州産の木材を利用し、CO2固定化による環境負荷軽減を目指すものとされているほか、屋上への太陽光発電設備の設置も進められます。
また、福岡市が進める「感染症対応シティ」の実現に向け、オフィスへの自然換気システムの導入や空中階への庭園設置、人通りの多い場所への非接触検温センサーの設置もなされます。
建築主はヒューリック株式会社、設計は大成建設株式会社、施工は大成建設株式会社です。着工は2022年11月頃、竣工は2024年12月となっています。
出典・引用元
・ヒューリック株式会社 ~福岡「天神」地区に新たなランドマークとなる複合施設を創造~「(仮称)ヒューリック福岡ビル建替計画」の概要について
概要
名称 | (仮称)ヒューリック福岡ビル建替計画 |
計画名 | (仮称)ヒューリック福岡ビル建替計画 |
所在地 | 地名地番:福岡県福岡市中央区天神2丁目161番 住居表示:福岡県福岡市中央区天神2丁目8番49 |
用途 | ホテル、事務所、物販店舗、飲食店、自動車車庫、自転車駐車場 |
階数 | 地上19階、地下3階、塔屋2階 |
高さ | 約92m |
構造 | 鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造 |
基礎工法 | ー |
客室数 | 171室 |
敷地面積 | 1,451.74㎡ |
建築面積 | 1,083.56㎡ |
延床面積 | 20,859.13㎡ |
着工 | 2022年11月頃 |
竣工 | 2024年12月 |
建築主 | ヒューリック株式会社 |
設計 | 大成建設株式会社 |
施工 | 大成建設株式会社 |
最寄駅 | 福岡市営地下鉄空港線「天神」駅、西鉄天神大牟田線「西鉄福岡(天神)」駅 |
備考 | ▼施設構成 地下2階~地上2階:商業施設 3階~8階:オフィス 10階~19階:ホテル「THE GATE HOTEL(ザ・ゲートホテル)」 |
位置図
標識
イメージパース
施設構成・イメージ
「木質化された立体広場の軒天井」の完成予想パースです。
「地下広場」の完成予想パースです。
「地上広場」の完成予想パースです。
2023年8月建設状況
北東側から見た建設中の(仮称)ヒューリック福岡ビル建替計画の様子です。
北西側から見た建設中の(仮称)ヒューリック福岡ビル建替計画の様子です。
北西側、歩道から見た建設中の(仮称)ヒューリック福岡ビル建替計画の様子です。
南東側から見た建設中の(仮称)ヒューリック福岡ビル建替計画の様子です。
南東側隣接地には約100店舗のアーケード商店街「新天町商店街」が広がっています。
Google Earth
2023年8月7日撮影
最終更新日:2023年8月28日