(仮称)天神ビジネスセンター2期計画は、福岡県福岡市中央区天神1丁目で建設中の地上18階、地下2階、高さ88.20mの超高層ビルです。立地は、福岡市役所北西側に建っていた地上9階、地下3階、1979年4月竣工の「天神MMTビル」、地上9階、地下2階、1976年9月竣工の「北別館庁舎」跡地に位置しています。福岡市主導の下、アジアの拠点都市としての役割・機能を高め、新たな空間と雇用を創出する再開発促進プロジェクト、「天神ビッグバン」に認定されており、国土交通省の優良な民間都市再生事業計画としても認定されています。
施設構成は、地下2階に機械室等、地下1階に駐輪場等、地下2階~地上5階にアクセラリウム(ナレッジ・ハブ、リフレッシュ・パーク、コミュニティ・ハブ)、6階~7階に内装付きオフィス、8階~18階にハッカブルオフィス(ハーフスケルトンオフィス)となります。また、地下2階で因幡町通り地下通路と接続し、敷地内及び建物内部の「アクセラリウム」を緑化し、「都心の森1万本プロジェクト」に貢献するものとされています。
敷地の共同化により、駐車場・車両出入口を集約し、歩行者の安全性が向上するほか、免震構造を採用するとともに、約820人を3日間受け入れる帰宅困難者ステーションの設置をするなど、防災対策や地域貢献も行われます。
入居企業や街全体でシェアできるゆとり・遊びの空間「アクセラリウム」は、地下2階から地上5階にかけて7層にわたるダイナミックな吹き抜け空間となり、知的好奇心を活性化するナレッジ・ハブや心身のリフレッシュ機能により創造性を高めるリフレッシュ・パーク、街とつながる集客・交流機能を備えるコミュニティ・ハブも配置されます。
建築主は福岡地所株式会社、九州電力株式会社、株式会社九電工の3社で構成される特別目的会社「天神一丁目761プロジェクト合同会社」、福岡地所株式会社、設計は基本設計、実施設計が前田建設工業・俊設計設計監理共同企業、デザインが重松象平/OMA、施工は前田・旭特定建設工事共同企業体です。着工は2023年10月9日、竣工は2026年6月頃となっています。
出典・引用元
・天神一丁目761プロジェクト合同会社/福岡地所株式会社(仮称)天神ビジネスセンター2期計画の概要について
・国土交通省 天神の新たなランドマークとなる高質なオフィス・商業空間の創出
過去の建設状況
→過去の建設状況
出典:天神一丁目761プロジェクト合同会社
概要
名称 |
(仮称)天神ビジネスセンター2期計画 |
計画名 |
(仮称)天神ビジネスセンター2期計画 |
所在地 |
地名地番:福岡県福岡市中央区天神1丁目76番1、76番2 他20筆 住居表示:福岡県福岡市中央区天神1丁目10番 |
用途 |
事務所、店舗、駐車場等 事務所 (飲食店、物品販売業務を営む店舗) |
階数 |
地上18階、地下2階、塔屋2階 |
高さ |
88.20m |
構造 |
鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造 免震構造 |
基礎工法 |
ー |
敷地面積 |
4,085.08㎡ |
建築面積 |
3,513.70㎡ *国土交通省 約3,514㎡ *ニュースリリース |
延床面積 |
62,950.59㎡ *国土交通省 約62,932㎡ *ニュースリリース |
着工 |
2023年10月9日 起工式:2023年10月6日 |
竣工 |
2026年6月頃 |
建築主 |
天神一丁目761プロジェクト合同会社 (福岡地所株式会社、九州電力株式会社、株式会社九電工の3社で構成される、特別目的会社) 福岡地所株式会社 |
設計 |
基本設計、実施設計:前田建設工業・俊設計設計監理共同企業 (構成員:前田建設工業株式会社、株式会社俊設計) デザイン:重松象平/OMA |
施工 |
前田・旭特定建設工事共同企業体 (構成員:前田建設工業株式会社、株式会社旭工務店) |
最寄駅 |
福岡市営地下鉄空港線「天神」駅、福岡市営地下鉄七隈線「天神南」駅、西鉄天神大牟田線「西鉄福岡(天神)」駅 |
備考 |
▼施設構成 地下2階:機械室等 地下1階:駐輪場等 地下2階~地上5階:アクセラリウム(ナレッジ・ハブ、リフレッシュ・パーク、コミュニティ・ハブ) 6階~7階:内装付きオフィス 8階~18階:ハッカブルオフィス(ハーフスケルトンオフィス)
・北別館跡地のみ60年間の定期借地契約 ・当初計画:地上19階、地下2階/高さ88.45m/敷地面積1,499.59㎡/延床面積23,268㎡ |
位置図
標識
区域図
出典:天神一丁目761プロジェクト合同会社
断面図
出典:天神一丁目761プロジェクト合同会社
イメージパース
出典:天神一丁目761プロジェクト合同会社
▼当初計画
出典:福岡市
施設構成・イメージ
出典:天神一丁目761プロジェクト合同会社
「アクセラリウム」の完成予想パースです。
出典:天神一丁目761プロジェクト合同会社
「南西地上広場」の完成予想パースです。
出典:福岡市
「地下通路接続の拡充」のイメージです。市役所・アクロス福岡や天神地下街につながる地下通路への接続(地下1階)に加え、地下鉄天神駅につながる因幡町通り地下通路(地下2階)とも接続することにより、歩行者の利便性が向上します。
2025年1月建設状況
南西側から見た建設中の(仮称)天神ビジネスセンター2期計画の様子です。
南西側から見た建設中の(仮称)天神ビジネスセンター2期計画の様子です。撮影時には、タワークレーンが設置され、地上の鉄骨建方に着手した状態となっていました。
南東側から見た建設中の(仮称)天神ビジネスセンター2期計画の様子です。
建設中の(仮称)天神ビジネスセンター2期計画と天神エリアの様子です。天神ビッグバンにより、超高層ビルの建設ラッシュとなっています。
北東側から見た建設中の(仮称)天神ビジネスセンター2期計画の様子です。
北西側から見た建設中の(仮称)天神ビジネスセンター2期計画の様子です。
建設中の(仮称)天神ビジネスセンター2期計画と周辺の様子です。
仮囲い覗き窓からは、地下躯体と地上の鉄骨梁を見ることができます。南西側から見た建設中の(仮称)天神ビジネスセンター2期計画では、免震構造を採用しており、こちらからも免震装置を確認できました。
最終更新日:2025年1月22日