三井住友銀行大阪中央支店ビル建替え計画は、大阪府大阪市中央区高麗橋一丁目に建設される地上30階、地下2階、高さ143.65mの超高層ビルです。立地は、堺筋に面した「北浜」駅東側に位置しており、「三井住友銀行大阪中央支店ビル」の建て替えとなります。
堺筋に面して建っている地上4階、地下1階、1936年竣工の三井住友銀行大阪中央支店ビル本館は、2023年5月16日付で大阪市指定有形文化財に登録されており、本館部分は竣工当時の外観・内装に一部復原を行うことで文化財としての価値を高め、保存・活用されます。
曽禰中條建築事務所の設計で、意匠は、昭和前期の銀行建築の趨勢にならった新古典様式によるもので、外観は東京の三井本館からの影響を色濃く示し、古代ギリシア的な特徴を持つイオニア式柱頭飾があるほか、内部の営業室や客溜にあるコリント式の柱列や八角形の格間天井が採用されたものとなっています。また、外部は北木島産の花崗岩で化粧し、内部にはイタリア産の大理石が用いられていることも特徴です。
新館はSMBC グループの中核拠点としての活用が計画されており、環境にも配慮しつつ、本館や周辺環境と調和した外観を備えたものとなります。
建築主は株式会社三井住友フィナンシャルグループ、株式会社三井住友銀行、設計は株式会社日建設計です。着工は2026年1月15日、竣工は2030年5月31日となっています。
出典・引用元
・株式会社三井住友フィナンシャルグループ/株式会社三井住友銀行 三井住友銀行大阪中央支店ビル建替え計画に関するお知らせ
出典:株式会社三井住友フィナンシャルグループ/株式会社三井住友銀行
概要
名称 |
(仮称)三井住友銀行大阪中央支店建替計画 |
計画名 |
(仮称)三井住友銀行大阪中央支店建替計画/三井住友銀行大阪中央支店ビル建替え計画 |
所在地 |
地名地番:大阪府大阪市中央区高麗橋一丁目1番 住居表示:大阪府大阪市中央区高麗橋一丁目8番13号 |
用途 |
事務所、店舗(飲食)、自動車車庫 |
階数 |
新館:地上30階、地下2階、塔屋1階 本館:地上4階、地下1階 |
高さ |
143.65m |
構造 |
新館:鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造 本館:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造 |
基礎工法 |
ー |
敷地面積 |
2,730.51㎡ |
建築面積 |
2,280.01㎡ |
延床面積 |
32,608.11㎡ |
着工 |
2026年1月15日 |
竣工 |
2030年5月31日 |
建築主 |
株式会社三井住友フィナンシャルグループ、株式会社三井住友銀行 |
設計 |
株式会社日建設計 |
施工 |
ー |
最寄駅 |
Osaka Metro堺筋線、京阪本線「北浜」駅 |
備考 |
ー |
位置図
配置図
出典:株式会社三井住友フィナンシャルグループ/株式会社三井住友銀行
2024年5月建設状況
南西側から見た三井住友銀行大阪中央支店ビル建替え計画の建設地の様子です。
地上4階、地下1階、1936年竣工の三井住友銀行大阪中央支店ビル本館です。大阪市指定有形文化財に登録されており、本館部分は竣工当時の外観・内装に一部復原を行うことで文化財としての価値を高め、保存・活用を図るものとされています。
北西側から見た三井住友銀行大阪中央支店ビル建替え計画の建設地の様子です。
古代ギリシア風のイオニア式柱頭飾のある列柱が特徴的な外観意匠となっています。
三井住友銀行大阪中央支店ビルの北側壁面の様子です。老朽化が進行していることが伺えます。建て替えに併せて、保存部分の修繕も行われるものと思われます。
地上31階、地下2階、高さ約150mの三井住友銀行大阪中央支店ビル新館は、敷地東側の増築部分を解体して建設されます。
南東側から見た三井住友銀行大阪中央支店ビル建替え計画の建設地の様子です。
北東側から見た三井住友銀行大阪中央支店ビル建替え計画の建設地の様子です。
Google Earth
最終更新日:2024年6月14日