大阪ガスビルディング西館は、大阪府大阪市中央区平野町4丁目に建設される地上33階、高さ最高限度150mの超高層ビルです。立地は、御堂筋に面した1933年竣工、地上8階の南館と1966年竣工、地上8階の北館から構成される「大阪ガスビルディング」の西側街区に位置しています。
登録有形文化財に指定されている御堂筋に面したガスビル側の東側街区は、歴史的建築物として保存、活用し、御堂筋の賑わい創出に寄与するリノベーションが計画されており、外観3面(東側・北側・南側)すべてと西側の一部(外観全体面積の約85%)を保存するほか、竣工当時の趣を残す玄関やエレベーターホールをはじめ、建物全体の床面積の約85%を保存し、活用するものとされています。また、耐震性向上のため一部を減築し、開放的なアトリウム空間として再生し、ガスビルの御堂筋側に新たなメインエントランスを設ける計画となっています。
施設構成は、1~2階には商業施設、中層階に多目的ホールやオフィスロビー、コワーキングスペースなどが入り、道路上空利用部分に「イノベーションスクエア」、高層部分はオフィスとなります。レジリエンス、環境への取組みとしては、高効率分散型システムであるガスコージェネレーションシステムを採用し、エネルギーの高度利用を図るほか、耐震性の高い中圧導管によりガスを供給することで災害時にも電力・熱の供給継続を可能としています。
建築主は大阪ガス株式会社、大阪ガス都市開発株式会社です。竣工はガスビル西館が2027年頃、ガスビル(改修)が2031年頃となっています。
出典・引用元
・大阪ガス株式会社/大阪ガス都市開発株式会社 ガスビル西側での複合ビル開発とガスビルのリノベーションの検討開始について
・大阪ガス株式会社/大阪ガス都市開発株式会社 ガスビル西側での複合ビル開発とガスビルのリノベーションについて(「平野町四丁目地区」計画案の概要お知らせ)
過去の建設状況
→過去の建設状況
出典:大阪ガス株式会社/大阪ガス都市開発株式会社
概要
名称 |
ガスビル西館 |
計画名 |
ガスビル西館 |
所在地 |
大阪府大阪市中央区平野町4丁目1番2号 |
用途 |
ガスビル西館:オフィス、商業施設 ガスビル(改修):オフィス、商業施設 |
階数 |
ガスビル西館:地上33階 ガスビル(改修):地上8階 |
高さ |
ガスビル西館:最高限度150m ガスビル(改修):45m |
構造 |
ガスビル西館:鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造 ガスビル(改修):鉄骨鉄筋コンクリート造 |
基礎工法 |
ー |
敷地面積 |
約10,370㎡ |
建築面積 |
ー |
延床面積 |
約134,000㎡ |
着工 |
ー |
竣工 |
ガスビル西館:2027年頃 ガスビル(改修):2031年頃 |
建築主 |
大阪ガス株式会社、大阪ガス都市開発株式会社 |
設計 |
ー |
施工 |
ー |
最寄駅 |
京阪本線、Osaka Metro御堂筋線「淀屋橋」駅 |
備考 |
ー |
位置図
区域図
出典:大阪ガス株式会社/大阪ガス都市開発株式会社
断面図
出典:大阪ガス株式会社/大阪ガス都市開発株式会社
イメージパース
出典:大阪ガス株式会社/大阪ガス都市開発株式会社
2024年5月現地状況
ガスビル
南東側から見たガスビルの様子です。地上8階、高さ45mのガスビルは、外観3面(東側・北側・南側)すべてと西側の一部(外観全体面積の約85%)を保存するほか、竣工当時の趣を残す玄関やエレベーターホールをはじめ、建物全体の床面積の約85%を保存し、活用するものもされています。
北西側から見たガスビルの様子です。
南西側から見たガスビルの様子です。
ガスビル西館
南東側から見たガスビル西館の建設地の様子です。西側街区には、地上33階、高さ最高限度150mの超高層ビル「ガスビル西館」が建設されます。
北東側から見たガスビル西館の建設地の様子です。
北西側から見たガスビル西館の建設地の様子です。
南西側から見たガスビル西館の建設地の様子です。
Google Earth
最終更新日:2024年6月1日