BASEGATE横浜関内 (ベースゲート横浜関内)/OMO7横浜 by 星野リゾートは、神奈川県横浜市中区港町一丁目で建設中の地上34階、地下1階、高さ169mの超高層ビル「タワー」と保存活用される地上8階、地下1階の旧横浜市庁舎行政棟「ザ・レガシー」、現在のくすのき広場を継承したライブビューイングアリーナも入る「ザ・ライブ」等からなる大規模複合施設です。 立地は、JR根岸線「関内」駅前、北側を尾上町通り、東側をみなとみらい大通りと横浜スタジアム、南側をJR「関内」駅、に囲まれた場所に建っていた横浜市旧市庁舎跡地に位置しています。横浜市が策定する「関内駅周辺地区エリアコンセプトプラン」の目指す「国際的な産学連携」「観光・集客」機能の導入を図り、賑わいにあふれる地区の形成が目指されています。 「BASEGATE横浜関内」は、関内が横浜全域の魅力をつなぐ「拠点」となり、新たな感動や出会いを生む「入口」になるという願いを込めた名称です。ロゴデザインでは、日常と非日常、歴史と未来をつなぐ「架け橋」としての役割を表現し、建物の水平ラインをモチーフにした独自フォントを採用しています。この名称とロゴは、DeNAが外部パートナーと協力して制作されています。 フロア構成は、タワー の地下1階~地上1階に駐車場、2階に商業施設、3~5階に観光・集客施設(エデュテインメント施設)、2・6階に新産業創造拠点、7・8階にウェルネスセンター、6~8階に業務施設、教育施設、9~10階に設備機械室、11~33階に業務施設、教育施設となります。また、ザ・レガシー の1、2階に商業施設、3~8階に星野リゾートのホテル「OMO7横浜 by 星野リゾート」が入り、ザ・ライブ の1階に屋内広場、2、3階に観光・集客施設としてライブビューイングアリーナが入ります。 DeNAのエデュテインメント施設「Wonderia」では、プロジェクションマッピングを駆使した没入型空間で絶景や未知の生物と出会う体験ができます。「THE LIVE」では大型LEDビジョンと高性能音響設備を使って、スポーツや音楽ライブを楽しみながら飲食も可能です。また、「スタジアムサイドテラス」や「ザ レガシー」の商業エリアには、全国から集まった人気店が並び、国内最大級の飲食ゾーンが誕生します。出店する34店舗は公募で選ばれ、地元の繁盛店などが参加。新しい食文化の発信地を目指すものとされています。 「旅を楽しくする」をテーマに、「星のや」「界」「リゾナーレ」「OMO(おも)」「BEB(ベブ)」の5ブランドを中心に旅を提案する星野リゾートは、「ザ レガシー」に誕生するOMOブランド横浜初進出となるホテルの名称を「OMO7横浜 by 星野リゾート」に決定しています。 「タワー」6階には、一般社団法人STELLAR SCIENCE FOUNDATION(SS-F)と三井不動産が連携し、ライフサイエンス分野の革新的な発明を生み出し、社会実装へと繋げる横浜市最大級の「新産業創造拠点」が設立されます。三井不動産は、横浜初の賃貸ラボ&オフィス「三井リンクラボ」を整備し、一般社団法人LINK-Jと協力してライフサイエンス・イノベーション推進事業を進めます。SS-Fは、研究機器や自由な発想を促すスペースを提供し、若手研究者のコミュニティを通じて革新的な発明を生み出すエコシステムを構築します。これらの連携により、ライフサイエンス分野を中心とした新産業創造を強化し、持続可能な未来に貢献する事業が生まれることを目指します。 「タワー」12階~33階のオフィスフロアのオフィススペックは、面積2,000㎡超m天井高2.8m、奥行き最大約18mの整形無柱空間の関内エリア最大級のフロアプレートとなります。また、11階にはスカイロビー、ラウンジが設けられます。環境性能面では、日射を考慮した外装の開口設定やLow-E複層ガラスの採用、熱回収システムの導入によって熱負荷を軽減し、個別空冷ヒートポンプパッケージエアコンなどの高効率設備により省エネルギーを実現しています。オフィス部分は「CASBEE ウェルネスオフィスSランク」および「ZEB Oriented」の環境認証を取得し、タワー棟は「DBJ Green Building 認証」の取得を予定しているとのことです。 建築主は代表者が三井不動産株式会社、構成員が鹿島建設株式会社、京浜急行電鉄株式会社、第一生命保険株式会社、株式会社竹中工務店、株式会社ディー・エヌ・エー、東急株式会社、関内ホテルマネジメント (星野リゾートの全額出資子会社) 、設計は鹿島建設株式会社、株式会社竹中工務店、施工は鹿島建設株式会社、株式会社竹中工務店です。既存建築物解体着手は2021年10月1日、着工は2022年7月1日、竣工は2025年12月31日となっており、借地権が運営70年、開業前工事期間と借地終了後工事期間すべて合わせて78年となっており、借地権終了は2099年となっています。
出典・引用元
・三井不動産株式会社/鹿島建設株式会社/京浜急行電鉄株式会社/第一生命保険株式会社/株式会社竹中工務店/株式会社ディー・エヌ・エー/東急株式会社/星野リゾート JR「関内」駅前「横浜市旧市庁舎街区活用事業」「BASEGATE横浜関内」に街区名称決定 ・三井不動産株式会社/鹿島建設株式会社/京浜急行電鉄株式会社/第一生命保険株式会社/株式会社竹中工務店/株式会社ディー・エヌ・エー/東急株式会社/星野リゾート JR「関内」駅前に「横浜市旧市庁舎街区活用事業」着工 旧市庁舎行政棟を保存・活用し、横浜の歴史や文化を継承 「新旧融合」の新たな街が2026年春グランドオープン ・横浜市 横浜市現市庁舎街区等活用事業 ・三井不動産株式会社 横浜市現市庁舎街区活用事業 基本協定書締結について
過去の建設状況
→過去の建設状況
出典:三井不動産株式会社
概要
名称
BASEGATE横浜関内 (ベースゲート横浜関内) ホテル:OMO(おも)7横浜 by 星野リゾート DeNAエデュテインメント施設:Wonderia (ワンダリア) ライブビューイングアリーナ:THE LIVE (ザ・ライブ)
計画名
(仮称)横浜市旧市庁舎街区活用事業新築等工事/横浜市現市庁舎街区等活用事業
所在地
神奈川県横浜市中区港町一丁目1番他
用途
事務所、店舗、ホテル タワー:オフィス・大学、新産業創造拠点、エデュテインメント施設、商業 ザ・レガシー:ホテル、商業 ザ・ライブ:ライブビューイング施設、商業 グリーンウォークテラス:商業 スタジアムサイドテラス:商業 ビジターフロント:観光案内所
階数
タワー:地上34階、地下1階 ザ・レガシー:地上8階、地下1階
高さ
169m
構造
鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
基礎工法
ー
客室数
約280室
敷地面積
16,522.87㎡
建築面積
10,439㎡
延床面積
128,567㎡
着工
2022年7月1日 解体着手:2021年10月1日
竣工
2025年12月31日
建築主
代表者:三井不動産株式会社 構成員:鹿島建設株式会社、京浜急行電鉄株式会社、第一生命保険株式会社、株式会社竹中工務店、株式会社ディー・エヌ・エー、東急株式会社、関内ホテルマネジメント (星野リゾートの全額出資子会社)
設計
鹿島建設株式会社、株式会社竹中工務店 ランドスケープデザイン:株式会社ランドスケープ・プラス 商環境デザイン:Degins JP株式会社
施工
鹿島建設株式会社、株式会社竹中工務店
最寄駅
JR根岸線、横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅
備考
▼施設構成 ▽タワー 地下1階~地上1階:駐車場 2階:商業施設 3~5階:観光・集客施設(エデュテインメント施設) 2・6階:新産業創造拠点 7・8階:ウェルネスセンター 6~8階:業務施設、教育施設(大学) 9~10階:設備機械室 11~33階:業務施設、教育施設(大学) ▽ザ・レガシー(旧横浜市庁舎行政棟) 1、2階:商業施設 3~8階:ホテル「OMO7横浜 by 星野リゾート」 ▽ザ・ライブ 1階:屋内広場 2、3階:観光・集客施設「ライブビューイングアリーナ」
位置図
標識
配置図
出典:三井不動産株式会社
立面図
施設構成イメージ
出典:三井不動産株式会社
イメージパース
▼タワー
現地にて撮影
▼ザ・ライブ/ザ・レガシー
現地にて撮影
▼当初計画(2020年1月時点)
出典:三井不動産株式会社
▼当初計画(2022年7月時点)
出典:三井不動産株式会社
施設構成・イメージ
出典:三井不動産株式会社
「街区全体」の夜景完成予想パースです。
出典:三井不動産株式会社
「オフィスフロア」の完成予想パースです。
出典:三井不動産株式会社
「11階スカイロビー ラウンジ(夜景)」の完成予想パースです。
出典:三井不動産株式会社
「11階スカイロビー ラウンジ(昼景)」の完成予想パースです。
出典:三井不動産株式会社
「11階スカイロビー」の完成予想パースです。
出典:三井不動産株式会社
「国内最大級 小型店舗が集う飲食ゾーン」の完成予想パースです。
株式会社ディー・エヌ・エー
「「THE LIVE」建物外観」の完成予想パースです。
株式会社ディー・エヌ・エー
「大型LEDビジョンを中心とした内装イメージ」の完成予想パースです。幅約18m、高さ約8mの大型LEDビジョンと高性能の音響設備であらゆるエンターテインメントに熱狂できる空間を創出します。
株式会社ディー・エヌ・エー
「「CENTRAL BAR」とその周辺」の完成予想パースです。
出典:三井不動産株式会社
旧市庁舎行政棟を保存活用する「OMO7横浜 by 星野リゾート」の完成予想パースです。
出典:三井不動産株式会社
「街区全体(夜景)」の完成予想パースです。
出典:三井不動産株式会社
BASEGATE横浜関内 タワーとザ・レガシーの完成予想パースです。
2024年11月建設状況
関内駅前から見た建設中のBASEGATE横浜関内の様子です。
みなと大通りから見た建設中のBASEGATE横浜関内と横浜スタジアムの様子です。
タワー
南西側から見た建設中のBASEGATE横浜関内 タワーの様子です。
南西側から見た建設中のBASEGATE横浜関内 タワーの高層部分の様子です。
南西側から見た建設中のBASEGATE横浜関内 タワーの中層部分の様子です。鉄骨建方を追いかけるようにして、カーテンウォールの取り付けが進められていました。
北西側から見た建設中のBASEGATE横浜関内 タワーの様子です。
北西側から見た建設中のBASEGATE横浜関内 タワーの低層部分の様子です。大量に組まれた足場が凄まじい迫力でした。
北東側から見た建設中のBASEGATE横浜関内 タワーの様子です。
北東側、ハマスタのデッキ上から見た建設中のBASEGATE横浜関内 タワーの様子です。
タワーには、SMBC日本シリーズ2024を制し、1998年以来、26年ぶりとなる日本一を達成した「横浜DeNAベイスターズ」におめでとうのメッセージが掲げられていました。
南東側から見た建設中のBASEGATE横浜関内 タワーの様子です。
ザ・レガシー/スタジアムサイドテラス
南西側から見た整備中のBASEGATE横浜関内 ザ・レガシーの様子です。ザ・レガシーの1、2階に商業施設、3~8階に星野リゾートのホテル「OMO7横浜 by 星野リゾート」が入ります。
北東側から見た整備中のBASEGATE横浜関内 ザ・レガシーの様子です。
南西側から見た整備中のBASEGATE横浜関内 ザ・レガシーと接続デッキの様子です。
隣接する東側街区には横浜DeNAベイスターズの本拠地「横浜スタジアム」があります。将来的に東側の横浜スタジアムから当該再開発区域内を経由し、西側の(仮称)関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業などへデッキが接続される計画とされています。
接続デッキは、スタジアムサイドテラスとザ・レガシーに直結します。
南東側から見た整備中のBASEGATE横浜関内 ザ・レガシーの様子です。村野藤吾による設計の地上8階、地下1階、1959年竣工の「旧市庁舎行政棟」が改修、改装されて保存活用されます。
ザ・ライブ/グリーンウォークテラス
建設が進むザ・ライブの様子です。ザ・ライブの1階に屋内広場、2、3階に観光・集客施設としてライブビューイングアリーナが入ります。
ザ・ライブの西側には、商業施設が入るグリーンウォークテラスの建設が進められています。
JR根岸線、横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅です。横浜スタジアム最寄り駅となっており、1日平均乗降客数は、JRが10万954人、横浜市営地下鉄が7万3,042人となっています。
関内駅には、26年ぶりに「横浜DeNAベイスターズ」が日本一となったことを掲げるポスターがありました。
最終更新日:2024年11月18日