新宿三井ビルディング

新宿三井ビルディングは、東京都新宿区西新宿2丁目に建つ地上55階、地下3階、高さ 223.6mの超高層ビルです。立地は、新宿駅西側の淀橋浄水場跡地で開発が進められた「新宿副都心9号地」に位置しています。

フロア構成は、地下に駐車場、地下1階~地上3階に商業施設、4階にクリニック、6階~53階にオフィス、54階に新宿三井クラブとなり、地下にはサンクンガーデンとなっている公開空地「55HIROBA」があります。外観デザインは、黒を基調としたガラスファサード、側面にはX形のブレースが設けられている点が外観が特徴となっており、2015年3月には大型TMD(D3SKY)、オイルダンパー(HiDAX-e)を設置する制震改修が行われました。

建築主は三井不動産株式会社、設計は三井不動産株式会社、株式会社日本設計、株式会社武藤構造力学研究所、施工は鹿島・三井建設共同企業体 (鹿島建設株式会社、三井建設株式会社)です。着工は1972年4月、竣工は1974年9月となっています。


概要

名称 新宿三井ビルディング
計画名
所在地 東京都新宿区西新宿2丁目1番1
用途 事務所、店舗
階数 地上55階、地下3階、塔屋3階
高さ 223.6m (軒高209.40m)
構造 地下部:鉄骨鉄筋コンクリート造
地上部:鉄骨造
制震構造(大型TMD(D3SKY)、オイルダンパー(HiDAX-e))、妻面ブレース、RCスリット壁
基礎工法 直接基礎
敷地面積 14,449.38㎡
建築面積 9,590.67㎡
延床面積 180,368.24㎡
着工 1972年4月
竣工 1974年9月
建築主 三井不動産株式会社
設計 三井不動産株式会社、株式会社日本設計、株式会社武藤構造力学研究所
施工 鹿島・三井建設共同企業体
(鹿島建設株式会社、三井建設株式会社)
最寄駅 JR、小田急電鉄、京王電鉄、東京メトロ、都営「新宿」駅、都営大江戸線「都庁前」駅、東京メトロ丸ノ内線「西新宿」駅、都営大江戸線「新宿西口」駅、西武新宿線「西武新宿」駅
備考 ▼フロア構成
地下:駐車場
地下1階~地上3階:商業施設
4階:クリニック
6階~53階:オフィス
54階:新宿三井クラブ

2015年3月:制震改修
 
 
 

位置図

配置図

出典:一般社団法人日本免震構造協会
出典:三井不動産株式会社

写真

南西側から見た新宿三井ビルディングの様子です。

 

 

熱線反射ガラスを用いたハーフミラーと黒を基調とした外観が特徴となっており、アメリカ・ニューヨークに建つミース・ファン・デル・ローエ設計の「シーグラム・ビルディング」を彷彿させるシンプルなガラスファサードの超高層ビルです。

 

 

北西側から見た新宿三井ビルディングの様子です。

 

 

側面にはX形のブレースが6層跨ぎで設置されており、外観にもその姿が現れています。

 

 

北東側から見た新宿三井ビルディングの様子です。

 

 

南東側から見た新宿三井ビルディングの様子です。

 

 

南側アプローチからのエントランスとなっているジョイナー棟です。

 

 

サンクンガーデン「55HIROBA」の様子です。

 

 

新宿三井ビルディングのオフィスエントランスです。

 

 

新宿三井ビルディングのテナント一覧です。

 

 

新宿三井ビルディングの入居企業一覧です。

 

 

オフィスエントランスには、新宿三井ビルディングの模型や制震改修の概要についての展示がされていました。

 

 

新宿三井ビルディングは新宿副都心9号地に位置しており、周辺は高さ200m級の摩天楼が形成されています。

2023年7月2日撮影

最終更新日:2023年7月9日

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