和倉温泉 加賀屋 雪月花は、石川県七尾市和倉町に建つ地上18階、地下1階、高さ74.0m、客室数72室の超高層旅館です。立地は、能登半島・七尾湾に面した和倉温泉に位置しており、加賀屋は約1,450人の収容人員を持つ国内最大級の旅館となっています。「雪月花」は「せつげつか」と読みます。
日本国内の名門旅館として名を馳せており、旅行新聞新社が主催する「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」の総合部門1位として認定・表彰、1977年以降「36年連続」で加賀屋が総合「1位」を受賞しています。
施設構成は、地上18階、地下1階、客室数72室の「雪月花」、地上12階、客室数74室の「能登渚亭」、地上9階、客室数40室の「能登客殿」、地上8階、客室数36室の「能登本陣」から構成されています。1階にはフロント・ロビー、ラウンジ<飛天>、茶室<慈考庵>、婦人浴場<花神の湯>、錦小路、錦大路、恋歌横丁、2階には婦人大浴場<辨天の湯>、殿方大浴場<恵比寿の湯>、宴会場、寿茶屋、神楽茶屋、会議室、娯楽室、3階には庵SPA NOTO、4階には能舞台、会議室、大宴会場、コンベンションホール、スカイプールがあります。客室は雪月花の15、16、17階の24室が「特選階」、18階~20階に特別階“浜離宮”が設けられています。
建築主は株式会社加賀屋、設計は株式会社山本勝建築設計室、施工は株式会社大林組です。着工は1987年4月、竣工は1989年9月となっています。
概要
名称 |
和倉温泉 加賀屋 雪月花 |
計画名 |
加賀屋新館 |
所在地 |
石川県七尾市和倉町ヨ部80番 |
用途 |
旅館 |
階数 |
雪月花:地上18階、地下1階、塔屋2階 能登渚亭:地上12階、塔屋1階 能登客殿:地上9階 能登本陣:地上8階 |
高さ |
74.0m 大林組公式サイト:71m |
構造 |
雪月花:鉄骨鉄筋コンクリート造 能登渚亭:鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄筋コンクリート造、鉄骨造 |
基礎工法 |
ー |
客室数 |
232室 雪月花:72室 能登渚亭:74室 能登客殿:40室 能登本陣:36室 浜離宮:10室 |
敷地面積 |
雪月花:11,093㎡ |
建築面積 |
雪月花:3,675㎡ |
延床面積 |
雪月花:33,000㎡※大林組公式サイト 能登渚亭:13,742㎡※大林組公式サイト |
着工 |
1987年4月 |
竣工 |
1989年9月 |
建築主 |
株式会社加賀屋 |
設計 |
株式会社山本勝建築設計室 |
施工 |
株式会社大林組 |
最寄駅 |
JR七尾線、のと鉄道七尾線「和倉温泉」駅 |
備考 |
ー |
位置図
イメージパース
写真
北東側、和倉港から見た和倉温泉 加賀屋 雪月花の様子です。
和倉温泉 加賀屋 雪月花の高層部分の様子です。2フロア吹き抜け空間となっている雪月花倶楽部部分が大きくキャンチして飛び出た外観が独特な意匠となっています。
和倉港から見た和倉温泉 加賀屋全景です。
客室からは能登半島と七尾湾を一望できます。
南東側から見た和倉温泉 加賀屋 雪月花と能登渚亭の様子です。
南東側から見た和倉温泉 加賀屋 雪月花の高層部分の様子です。ガラスファサードとなっている雪月花倶楽部の上部には「加賀屋」のロゴが設置されています。
和倉温泉 加賀屋のエントランスの様子です。
南西側から見た和倉温泉 加賀屋 雪月花の高層部分の様子です。
キャンチした高層部分に各層の庇や複雑な形状をした屋根が独特な外観を創り出しています。
加賀屋は全国有数の高級温泉街「和倉温泉」に位置しており、周辺には旅館が建ち並んでいます。
2022年5月3日撮影
最終更新日:2023年6月12日