名鉄名古屋駅周辺地区再開発事業

名鉄名古屋駅周辺地区再開発事業は、愛知県名古屋市中村区名駅一丁目、名駅南一丁目で計画されている高さ約180m、延床面積約40万㎡以上、3棟構成の大規模な超高層ビルです。

立地は、名鉄名古屋本線「名鉄名古屋」駅直上の南北約400mの区域に位置しています。区域内には名鉄百貨店本店本館が入る地上10階、地下2階の「名鉄ビル」、近鉄パッセが入る地上10階、地下1階の「名古屋近鉄ビル」、名鉄百貨店本店メンズ館や名鉄グランドホテルが入る地上18階、地下1階、高さ64.1mの「名鉄バスターミナルビル」、LABI名古屋が入る地上11階、地下1階の「大手町建物名古屋駅前ビル」、太閤通を挟んで南側に建つ地上8階、地下2階の「名鉄レジャックビル」、地上17階、地下1階、高さ75mの「日本生命笹島ビル」、「名駅南地域エネルギーセンター(名鉄バスセンター出入口)」の6棟の既存建築物が建ち並んでいます。

施設構成は、「北棟」の低層部分に商業施設、高層部分にホテル(近鉄グループホールディングス運営のホテル)、「中棟」の低層部分に商業施設、高層部分にオフィス、「南棟」の低層部分と太閤通直上にバスターミナル、高層部分にオフィス、ホテル(名鉄が高級ホテルを誘致)となり、中層階の空中回廊(スカイロビー)で各棟接続されます。総事業費は、再開発ビルの事業費が3,500億円超、名鉄名古屋駅の拡張を含めて5,000億円超とされています。

建築主は名古屋鉄道株式会社、近鉄グループホールディングス株式会社、三井不動産株式会社、日本生命保険相互会社です。竣工は2030年頃を目指しているとのことです。

出典・引用元

読売新聞 名古屋駅周辺の再開発、高さ180mの高層ビル3棟でホテル・商業施設・オフィスなど整備へ…名古屋鉄道の原案
読売新聞 ビル3棟40万平方メートル 名駅再開発原案判明

過去の建設状況

→過去の建設状況


概要

名称 名鉄名古屋駅周辺地区再開発事業
計画名 名鉄名古屋駅周辺地区再開発事業
所在地 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目、名駅南一丁目
用途 オフィス、ホテル、商業施設、バスターミナル、駅施設 等
階数 北棟:ー
中棟:ー
南棟:ー
高さ 北棟:約180m
中棟:約180m
南棟:約180m
構造
基礎工法
客室数
敷地面積 約28,000㎡
建築面積
延床面積 約400,000㎡以上 
着工
竣工 2030年頃
建築主 名古屋鉄道株式会社、近鉄グループホールディングス株式会社、三井不動産株式会社、日本生命保険相互会社
設計
施工
最寄駅 名鉄「名鉄名古屋」駅、近鉄「近鉄名古屋」駅、JR、名古屋市営地下鉄、あおなみ線「名古屋」駅
備考 ▼施設構成
▽北棟
低層部分:商業施設
高層部分:ホテル(近鉄グループホールディングス運営のホテル)

▽中棟
低層部分:商業施設
高層部分:オフィス

▽南棟
低層部分:バスターミナル
高層部分:オフィス、ホテル(名鉄が高級ホテルを誘致)


▼当初計画(2017年3月時点)
・地上30階、高さ約160~180m程度、南北約400mの巨大な壁型超高層ビル(2022年度着工、2027年度竣工予定)
 
 
 

位置図

断面図

イメージパース

▼当初計画

出典:名古屋鉄道株式会社

名鉄レジャックビル2024年8月解体状況

北東側から見た解体工事が進む名鉄レジャックビルの様子です。名鉄レジャックは、1972年11月に開業した名鉄グループのメルサによる地上8階、地下2階の商業施設でしたが、2023年3月31日に閉館しています。

 

 

南東側から見た解体工事が進む名鉄レジャックビルの様子です。

 

 

笹島交差点から見た解体工事が進む名鉄レジャックビルの様子です。名駅通は名古屋駅からささしまライブ方面への人の流れが凄まじいため、横断歩道もかなり幅があるものとなっています。

 

 

北西側から見た解体工事が進む名鉄レジャックビルの様子です。

 

 

南西側から見た解体工事が進む名鉄レジャックビルの様子です。

 

 

労災保険関係成立票からは、2025年1月31日までが解体工事期間となっていることが確認できます。

 

 

現地状況

東側から見た名鉄名古屋駅周辺地区再開発事業の計画地の様子です。

 

 

再開発区域の既存建築物のうち、最も北側に建つ名鉄百貨店本店本館が入る地上10階、地下2階の「名鉄ビル」の様子です。

 

 

名鉄ビルの地下には「名鉄名古屋」駅があります。

 

 

「名鉄名古屋」駅は、名鉄名古屋本線の駅ですが、名古屋本線のほかにも犬山線や常滑線、空港線、河和線、津島線などに直通する一日800本以上の列車が停車する名鉄のターミナル駅となっています。3面2線、乗降客数22万5,163人/日の駅ですが、線路が上下1本ずつしかないため、再開発を機に上下2本ずつに倍増する計画があります。

 

 

「名古屋近鉄ビル」と「名鉄バスターミナルビル」の様子です。

 

  

近鉄パッセが入る地上10階、地下1階の「名古屋近鉄ビル」の様子です。

 

 

名古屋近鉄ビルの地下には、近鉄名古屋線「近鉄名古屋」駅の近鉄正面口があります。

 

 

名鉄百貨店本店メンズ館や名鉄グランドホテルが入る地上18階、地下1階、高さ64.1mの「名鉄バスターミナルビル」の様子です。

 

 

名鉄バスターミナルビルは1967年10月竣工で、高さは64.1mあり、高さ60m超の超高層建築物です。

 

 

南西側から見た名鉄バスターミナルビルの様子です。

 

 

1階の名駅通沿いには待ち合わせスポットにもなっている「ナナちゃん人形」があります。

 

 

LABI名古屋が入る地上11階、地下1階の「大手町建物名古屋駅前ビル」の様子です。

 

  

太閤通です。再開発区域はこの太閤通の南北に渡って広がり、太閤通直上にはバスターミナルや空中回廊が配置される計画となっています。

 

  

地上8階、地下2階の「名鉄レジャックビル」の様子です。

 

  

北西側から見た名鉄レジャックビルの様子です。

 

  

地上17階、地下1階、高さ75mの超高層ビル「日本生命笹島ビル」の様子です。再開発区域の南側は一旦ここで区切れ、更に南側の駿台予備学校名古屋校は再開発区域外になります。

 

 

そして更に南へ進むと名鉄バスセンター出入口がある「名駅南地域エネルギーセンター」が建っており、こちらは再開発区域に含まれます。

 

 

ミッドランドスクエア展望台から見た名鉄名古屋駅周辺地区再開発事業の計画地の様子です。

 

 

Google Earth

2023年8月12日撮影

最終更新日:2024年9月18日

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