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中日ビル

中日ビルは、愛知県名古屋市中区栄に建つ地上33階、地下5階、高さ158.877mの超高層ビルです。立地は、栄の広小路通南側、久屋大通東側に位置しており、地上12階、地下4階、1966年4月26日竣工の「中部日本ビルディング」の建て替えとなっています。建て替えに伴い、都市活動基盤となるオフィス・商業の機能を大規模に確保し、国際性を高めるホテルや多目的ホール・会議室も導入することで、賑わい形成やエリア回遊性の強化を推進するとともに、建築物の耐震性の確保や帰宅困難者対策による防災性の向上を図り、栄のシンボル拠点の形成を目指すものとされています。

外観デザインは、従前の中日ビルの外観をモチーフとした低層部分(基壇部)の上にセットバックしながら空へ伸びていき、中高層部分は格子状フレームをまとったシンボリックな超高層ビルとなります。
フロア構成は地下に地域冷暖房設備(DHC)、地下1階から地上5階に吹き抜けのイベント施設もあるショップ&レストラン、4階~5階に「中日文化センター 栄」、5階に「全国物産観光センター」、6階に可動式の650席(シアター形式)で、エンタメからビジネスまで利用できる多目的型ホール「中日ホール&カンファレンス」、7階に屋上広場、レストラン、9~22階にオフィス、24~32階に三菱地所の子会社であるロイヤルパークホテルズが運営するホテル「ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 名古屋」が入ります。

オフィススペックは基準階面積703.0坪(2,327.0㎡)、基準天井高2,800mm、基準床荷重500kg/㎡となり、16階には、オフィスワーカーのための専用ラウンジが入ります。
ホテル「ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 名古屋」は、246室の客室に、レストラン&バー、ラウンジ、サウナ、ジムなどの付帯施設も入ります。また、ホテルのシグニチャーレストランには、「中国飯店 春秋」、中国飯店「BAR 蒼」が入り、日本食レストラン「鮨 銀座おのでら」も入ります。
商業ゾーンには全93テナントが入り、フロア構成は、地下1階が「にぎやかなマルシェフロア」、地上1階が「人と情報が行き交う「栄」の中心となるフロア」、2階が「コミュニケーション&カルチャーのフロア」、3階が「「栄」の新たなシンボルとなるレストラン&コミュニケーションフロア」となります。

建築主のうち事業主体は中部日本ビルディング株式会社、共同事業者として株式会社中日新聞、ホテル運営は株式会社ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ、設計は株式会社竹中工務店株式会社、プロジェクトマネジメント(PJM)支援に三菱地所株式会社、コンストラクションマネジメント(CM)に株式会社三菱地所設計が入っており、施工は株式会社竹中工務店です。旧中日ビルの閉館は2019年3月31日、既存建築物の解体着手は2019年4月、新築建築物着工は2021年2月1日 、竣工は2023年7月31日、竣工式は2023年8月1日、全面開業は2024年4月23日、ホテル開業は2024年2月20日となっています。

過去の建設状況

→過去の建設状況


概要

名称 中日ビル
ホテル名称:ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 名古屋
計画名 中部日本ビルディング建替計画 (中日ビル建替計画)
所在地 地名地番:愛知県名古屋市中区栄四丁目101番、105番3、106番~111番
住居表示:愛知県名古屋市中区栄四丁目1番1
用途 事務所、ホテル、店舗、駐車場、ホール、地域冷暖房施設(DHC)
階数 地上33階、地下5階、塔屋1階
高さ 158.877m
構造 地上:鉄骨造、CFT造(柱)
地下:鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造(梁)
制振構造(粘弾性体制震壁、オイルダンパー、高耐力FMS合金ダンパー、ヘリポートダンパー(TMD))
基礎工法 パイルド・ラフト基礎
客室数 246室
敷地面積 6,862.35㎡
建築面積 5,952.71㎡
延床面積 117,267.00㎡
着工 2021年2月1日 (解体着手:2019年4月/起工式:2021年1月30日)
竣工 2023年7月31日 (竣工式:2023年8月1日)
建築主 事業主体:中部日本ビルディング株式会社
共同事業者:株式会社中日新聞
ホテル運営:株式会社ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ
設計 株式会社竹中工務店
プロジェクトマネジメント(PJM)支援:三菱地所株式会社
コンストラクションマネジメント(CM):株式会社三菱地所設計
施工 株式会社竹中工務店
最寄駅 名古屋市営地下鉄東山線、名城線「栄」駅、名鉄瀬戸線「栄町」駅
備考 ▼施設構成
地下4階~地下5階:地域冷暖房設備(DHC)
地下3階~地下2階:駐車場
地下1階~地上5階:ショップ&レストラン
4階~5階:「中日文化センター 栄」
5階:「全国物産観光センター」
6階:多目的型ホール「中日ホール&カンファレンス」
7階:屋上広場、レストラン
8階:機械室
9~22階:オフィス
23階:機械室
24~32階:ホテル「ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 名古屋」
33階:設備スペース

▼開業日
全面開業:2024年4月23日
ホテル開業:2024年2月20日
 
 
 

位置図

標識

▲中高層建築物の建築に係る紛争の予防及び調整等に関する標識
▲名古屋市旅館等指導要綱による標識

断面図

出典:中日ビル 公式サイト

イメージパース

出典:中日ビル公式サイト

写真

北西側から見た中日ビルの様子です。竣工は2023年7月31日、竣工式は2023年8月1日となっており、竣工しました。全面開業は2024年4月23日、ホテル開業は2024年2月20日となっています。

 

 

北西側から見上げた中日ビルの様子です。

 

 

北西側から見た中日ビルの低層部分の様子です。

 

 

北西側から見た中日ビルの高層部分の様子です。24~32階に三菱地所の子会社であるロイヤルパークホテルズが運営する客室数246室のホテル「ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 名古屋」が入ります。

 

 

高層部分のファサードは、白い格子状のアウトフレームと、黒色の壁面、カーテンウォールのガラスのコントラストが美しい外観意匠となっています。

 

 

7階には屋上広場があり、地上からも壁面緑化が設けられていることが確認できます。

 

 

西側から見上げた中日ビルの様子です。

 

 

低層部分1〜2階のファサードは、ガラス面と黒い壁面を白い門形のフレームが囲む意匠となっています。

 

 

南西側から見上げた中日ビルの様子です。

 

 

南西側から見た中日ビルの様子です。

 

 

南西側から見た中日ビルの低層部分の様子です。低層部分は横格子タイプのルーバーを多用したカーテンウオールが採用されています。

 

 

中日ビルのエントランスの様子です。「中日ビルディング」と記載されたロゴが取り付けられています。

 

 

真下から見上げた中日ビルの様子です。

 

 

車寄せの様子です。

 

 

南東側から見た中日ビルの様子です。

 

 

 

オフィスエントランスの様子です。

 

 

オフィスエントランスは、吹き抜け空間となっています。

 

 

オフィスロビーの様子です。

 

 

北東側から見た中日ビルの様子です。

 

 

ショップ&レストランの地下エントランスです。栄 森の地下街と直結しており、名古屋市営地下鉄「栄」駅や名鉄「栄町」駅とも直結しています。

 

 

ショップ&レストランの地上エントランスです。

 

 

中日ビル開業により、周辺は人通りが増え、賑やかになりました。

 

 

地下1階〜地上3階には吹抜け空間が設けられています。

 

 

フロア構成です。

 

 

飲食テナント一覧です。

 

 

地下1階〜地上5階、7階には「ショップ&レストラン」が入っています。1階には中部地方初出店となるカフェ「ブルーボトルコーヒー(BLUE BOTTLE COFFEE)」、地下1階には大阪で人気のブーランジェリー、ワイン&カフェ「パンカラト」、2階にはアウトドア用品「モンベル」、書店&喫茶「文喫」など、開業時には93テナントが入りました。

 

 

ショップ&レストラン3階の飲食ゾーンです。

 

 

4階の「名古屋中日ビル内郵便局」です。

 

 

4階の「医療モール」です。

 

 

4階回廊「動物の道」です。

 

 

4階〜5階の「中日文化センター 栄」です。生涯学習の拠点として中日新聞社が開設しているカルチャーセンターで、一般教室10室、和室1室、スタジオ4室、音楽教室1室、絵画教室1室が入ります。

 

 

5階の「全国物産観光センター」です。

 

 

3階から6階まで設けられている吹抜空間の様子です。

 

   

5階の「全国物産観光センター 全国センター広場」です。

 

 

6階の「中日ホール&カンファレンス」のうち、中日ホールです。中日ホールのスペックは、面積636.6㎡ (約192坪)、シアター650席、スクール432席、立食パーティー約500名、天高6m、330席の移動観覧席昇降ステージ(W17,000mm×D3,000mm×2列=計W17,000mm×D6,000mm)となっています。また、附帯施設にはホワイエや控室などがあります。

 

 

6階の「中日ホール&カンファレンス」のうち、カンファレンスです。カンファレンスのスペックは、Room1(212㎡)、Room2(169㎡)、Room3(111㎡)、Room4(33㎡)、Room5(35㎡)、Room6+Room7(70㎡)、Boardroom(182㎡)となっています。

 

 

出典:中日ビル公式サイト

6階に入る「中日ホール&カンファレンス」のイメージパースです。

 

 

6階には、旧中日ビルエントランスの天井にあったモザイク画のうち、5分の1が切り取られた矢橋六郎氏による「夜空の饗宴」が展示されています。

 

 

7階ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 名古屋内のオールデイダイニング「THE 7th TERRACE」です。

 

 

7階「屋上広場」です。

 

 

屋上広場には、中部9県ゆかりの草木70種類、9,982本を植えた高さ9m×幅27mの壁面緑化「バーティカルフォレスト」とステージがあります。

 

 

屋上広場にはデッキが設けられており、一段高い場所から栄の街並みを一望できるようになっています。

 

 

屋上広場から見た景色です。

 

 

屋上広場から見た夜景です。

 

 

出典:中部日本ビルディング株式会社

「構造」イメージです。制振構造を採用しており、粘弾性体制震壁やオイルダンパー、高耐力FMS合金ダンパー、ヘリポートダンパー(TMD)などにより風揺れや地震時の揺れを抑える構造となっています。

 

 

出典:中日ビル公式サイト

9階〜22階に入る「オフィス」のイメージパースです。

 

 

出典:中日ビル公式サイト

24階〜32階に入るホテル「ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 名古屋」のイメージパースです。

 

 

RAYARD Hisaya-odori Parkから見た中日ビルの様子です。

 

 

ミッドランドスクエア展望台から見た中日ビルの様子です。

最終更新日:2024年6月10日

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