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うめきた公園

うめきた公園は、大阪府大阪市北区大深町で開発が行われている「グラングリーン大阪 (GRAND GREEN OSAKA)」の街区中央に位置し、大規模ターミナル駅直結の都市公園としては世界最大級の規模となる約45,000㎡の面積となる都市公園です。

オフィス・商業施設・中核機能・ホテル・分譲住宅等で構成する民間宅地と一体的かつシームレスに整備され、先導的な省CO2技術を積極的に導入するほか、大規模災害時に広域避難場所として機能する都市公園として周辺地域のレジリエンス強化に寄与する等、サステナブルな社会の実現に貢献するものとされています。

『未来へのひらめきと原動力となる「みどり」』をデザインコンセプトに、民間宅地を含めた敷地全体を一つの「みどり」の大地として捉え、一体的かつシームレスに計画されています。南公園は都市的な空間、北公園は緑が多く自然豊かな空間としており、最大高さ約3mのランドフォーム(盛土)を、南北公園を跨いでうねるように配置することで、3つの主要空間「リフレクション広場」・「うめきたの森」・「ステッププラザ」を整備することで奥行きや立体感のある空間・景観の創出をするものとされています。
また、道路を挟んだ南北公園を、上空通路「ひらめきの道」により繋ぐことで、一体性を高め、南北公園への池・滝などもある水景や桜の配置により、象徴的な風景を創出し、自然を楽しめる名所が設けられます。

多数の公園施設も配置され、サウスパーク(南公園)には天然芝と水盤のある「リフレクション広場」も整備、大屋根イベントスペースとの一体利用により1万人規模のイベント開催も可能となります。また、公園やまちの総合的なインフォメーション施設となる「情報発信棟」、リフレクション広場の高質な芝生やイベントを楽しみながら憩うことのできる飲食施設「カフェ・レストラン棟」のほか、「スポーツキューブ」、「パーティーレストラン」、「ネクストイノベーションミュージアム」、「エデュテインメントキューブ」などが整備されます。

水資源循環への貢献や生物多様性への配慮、防災対策といった面では、バイオスウェールや浸透トレンチ、砕石貯留槽などのグリーンインフラ技術の活用により、雨水の地下浸透を促すことで域外流出を抑え、内水氾濫抑制に寄与するほか、淀川や大阪城公園における生態調査から以下の様な誘致目標種を掲げ、これら生物の生息に配慮した環境を計画、防災公園街区整備事業において、「広域避難場所の機能を有する都市公園」として整備され、地震・火災等の大規模災害時に一時避難者の受け入れが可能な計画とされています。

都市公園整備主体は大阪市・独立行政法人都市再生機構、都市公園の基本設計は株式会社日建設計、株式会社三菱地所設計、実施設計は株式会社日建設計、公園施設全体の基本設計・実施設計は株式会社日建設計、(仮称)ネクストイノベーションミュージアムの設計監修は安藤忠雄建築研究所、大屋根の基本設計・実施設計は有限会社SANAA事務所、施工は都市公園が大林組・竹中工務店・竹中土木特定建設工事共同企業体、公園施設がうめきた2期共同企業体です。着工は2022年5月16日、先行開園は2024年夏頃、全面開園は2027年春頃となっています。

→グラングリーン大阪全体の概要

過去の建設状況

→過去の建設状況


出典:三菱地所株式会社

概要

名称 うめきた公園
計画名 (仮称)うめきた公園
大阪都市計画公園5・4・32号大深町公園
所在地 大阪府大阪市北区大深町
用途 賑わい創出機能、イノベーション機能、飲食機能
敷地面積 約45,000㎡ (約4.5ha)
延床面積 公園施設:約11,000㎡
着工 2022年5月16日
竣工 先行開園:2024年夏頃
全面開園:2027年春頃
建築主 都市公園整備主体:大阪市・独立行政法人都市再生機構
設計 ▼都市公園
基本設計:株式会社日建設計、株式会社三菱地所設計
実施設計:株式会社日建設計
デザイン提案など:事業者JV
デザインリード:GGN
デザイナー:株式会社日建設計
照明デザイナー:有限会社内原智史デザイン事務所
サインデザイナー:株式会社井原理安デザイン事務所
サインプロジェクトマネジメント:株式会社メック・デザイン・インターナショナル

▼公園施設
公園施設全体 基本設計・実施設計:株式会社日建設計
(仮称)ネクストイノベーションミュージアム 設計監修:安藤忠雄建築研究所
大屋根 基本設計・実施設計:有限会社SANAA事務所
施工 都市公園:大林組・竹中工務店・竹中土木特定建設工事共同企業体
公園施設:うめきた2期共同企業体(構成企業:株式会社竹中工務店、株式会社大林組)
最寄駅 JR「大阪」駅、阪急電鉄「大阪梅田」駅、Osaka Metro「梅田」駅
備考
 
 
 

位置図

配置図

出典:三菱地所株式会社

施設構成

出典:グラングリーン大阪 公式サイト

施設構成・イメージ

出典:グラングリーン大阪 公式サイト

「リフレクション広場」の完成予想パースです。

 

 

出典:グラングリーン大阪 公式サイト

「大屋根イベントスペース」の完成予想パースです。

 

 

出典:グラングリーン大阪 公式サイト

「リフレクション広場」の完成予想パースです。

 

 

出典:グラングリーン大阪 公式サイト

「段丘状の丘・薄層の水盤」の完成予想パースです。

 

 

出典:グラングリーン大阪 公式サイト

「エントリーガーデン」の完成予想パースです。

 

 

出典:グラングリーン大阪 公式サイト

「石壁と滝」の完成予想パースです。

 

 

出典:グラングリーン大阪 公式サイト

ダイナミックな水景(池・滝)のある憩いの空間「うめきたの森」の完成予想パースです。

 

 

出典:グラングリーン大阪 公式サイト

「水景施設」の完成予想パースです。

 

 

出典:グラングリーン大阪 公式サイト

「上空通路「ひらめきの道」」の完成予想パースです。

 

 

出典:グラングリーン大阪 公式サイト

「ネクストイノベーションミュージアム」の完成予想パースです。新しい製品や技術、サービス、アートなど、ライフデザイン・イノベーションに資する「モノ」や、イベント・プログラム等のさまざまな「コト」に触れられる、天井高さ15mを誇る大展示室を擁したミュージアムとなります。

 

 

出典:グラングリーン大阪 公式サイト

「エデュテインメントキューブ」の完成予想パースです。こどもから大人までが、屋内外でのアクティビティや多様なプログラムを通じて、「あそび」と「学び」を体験することができる施設となります。

 

 

出典:グラングリーン大阪 公式サイト

「ビューレストラン」の完成予想パースです。緑豊かな公園から生み出される四季折々の景色を 楽しむことができる飲食施設となります。

 

 

出典:グラングリーン大阪 公式サイト

「パーティーレストラン」の完成予想パースです。

 

 

出典:三菱地所株式会社

「生物多様性への配慮」のイメージです。

 

 

出典:三菱地所株式会社

「主な植栽配置計画」のイメージです。

 

 

2024年5月整備状況

ノースゲートビルディングの風の広場から見た「うめきた公園」の全景です。

 

 

サウスパーク(南公園)

グランフロント大阪 北館タワーBのテラスガーデンから見たうめきた公園 サウスパーク(南公園)の全景です。

 

 

整備が進むリフレクション広場(芝生広場)とひらめきの道、ステッププラザの様子です。

 

 

サウスパーク(南公園)とノースパーク(北公園)を繋ぐ上空通路「ひらめきの道」がグラングリーン大阪の東西を貫通する道路を跨いでいます。

 

 

リフレクション広場(芝生広場)の様子です。最大高さ約3mのランドフォーム(盛土)により、立体感ある公園空間となります。

 

 

ランドフォーム(盛土)の段差や植栽など、外構工事もかなり進んでいました。

 

 

ノースゲートビルディング側から見たリフレクション広場(芝生広場)の様子です。

 

 

リフレクション広場西側に配置されるパーティーレストランとスポーツキューブの建物も完成していました。

 

 

地上北東側から見たたうめきた公園 サウスパーク(南公園)の様子です。

 

 

東西を貫く新設された道路上には、ひらめきの道の橋が架けられました。

 

 

ひらめきの道の橋の様子です。シンボリックなアーチ橋の形状をしています。

 

 

地上西側から見たパーティーレストランとスポーツキューブの様子です。

 

 

大屋根

リフレクション広場で整備が進められているSANAAによるデザインの「大屋根」の様子です。南北約120mにドーム形の屋根が3つ連なります。大屋根の下には、イベントスペースや情報発信棟、飲食スペースが入ります。

 

 

うめきたグリーンプレイス

西口広場整備事業/JR WEST LABOとして建設が進められている地上3階、店舗数20店舗、店舗面積約3,750㎡の商業施設、歩行者広場、駅前広場、歩行者デッキ 等から構成される駅ビル「うめきたグリーンプレイス」の様子です。歩行者デッキの併用開始は2024年9月、全面開業は2025年春頃となっています。

 

 

南側から見た建設中のうめきたグリーンプレイスの様子です。

 

 

ノースパーク(北公園)

ノースゲートビルディングの風の広場から見た整備が進められているうめきた公園 ノースパーク(北公園)の様子です。

 

 

外構工事が進み、植栽も増えてきて一面の緑になりつつあります。都市再開発による超高層化と空地の緑化の良い事例になります。

 

 

公園施設の「(仮称)ネクストイノベーションミュージアム」の様子です。

 

 

こちらにもランドフォーム(盛土)が設けられていることが確認できます。

 

 

グランフロント大阪との境目を南北に貫く道路も緑化が進みます。それにしても緑が凄まじいボリュームです。

 

 

ひらめきの道はノースパーク(北公園)の途中で途切れた状態となっていました。

 

 

地上から見た建設中の(仮称)ネクストイノベーションミュージアムの様子です。

 

 

グラングリーン大阪 (GRAND GREEN OSAKA) 北街区ノースタワー側は外構工事が進んでいますが、手前側のうめきた公園中央部は更地のままとなっていました。

 

 

うめきた公園の中央部です。こちらは更地のままとなっています。この付近にはうめきたの森や水景が設けられる計画です。

 

 

グラングリーン大阪 THE NORTH RESIDENCE (ザ ノースレジデンス)の北側にも敷地は続いていますが、大阪駅北大深西地区土地区画整理事業によって、将来的にこちらは中津方面へ抜ける都市計画道路となります。

最終更新日:2024年5月14日

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