上板橋駅南口駅前東地区第一種市街地再開発事業

上板橋駅南口駅前東地区第一種市街地再開発事業は、東京都板橋区上板橋一丁目及び二丁目に建設される地上27階、地下2階、高さの限度130mの「東街区」、地上19階、地下1階、高さの限度70mの「中街区」、地上6階、高さの限度25mの「南街区」から構成される超高層タワーマンションです。

再開発区域は、東武東上線「上板橋」駅の南側に隣接する約1.7haの地区となっており、地区の南端には、川越方面と東京都心部とを結ぶ川越街道が位置しています。従前の駅周辺地域は、狭隘な道路が多く、木造住宅や店舗併用住宅などが密集しており、土地の高度利用が図られていない状況となっていました。また、駅前への取付け道路が未整備であり、緊急時の交通アクセス困難など都市機能を果たせない状況が課題とされていました。これら課題解決を図るため、再開発事業により川越街道から駅前への幅員16メートルのアクセス道路及び面積約3,900平方メートルの交通広場を整備するとともに、建物の不燃化、土地の高度利用を行うことで、防災面の強化、商店街の活性化を図るものとされています。

施設構成は、「東街区」の地下に機械室、駐車場、低層部分に店舗、駐輪場、中高層部分に住宅、「中街区」の地下に機械室、1階に車路、中高層部分に住宅、「南街区」の1階に店舗、2階~6階に業務となります。

建築主は上板橋駅南口駅前東地区市街地再開発組合、参加組合員は住友不動産株式会社、設計は基本設計が株式会社INA新建築研究所、実施設計が大成建設・長谷工コーポレーション・越野建設・大成ロテック共同企業体、施工は大成建設・長谷工コーポレーション・越野建設・大成ロテック共同企業体です。既存建築物解体着手は2023年度、着工は2025年4月、竣工は2028年12月、事業完了は2030年度となっています。

出典・引用元

東京都 上板橋駅南口駅前東地区市街地再開発組合の設立を認可
板橋区 上板橋駅南口駅前地区第一種市街地再開発事業(概要)
上板橋駅南口駅前東地区市街地再開発組合/住友不動産株式会社/大成建設株式会社 「上板橋駅南口駅前東地区市街地再開発事業」再開発組合設立のお知らせ

過去の建設状況

→過去の建設状況


出典:東京都

概要

名称 上板橋駅南口駅前東地区第一種市街地再開発事業
計画名 上板橋駅南口駅前東地区第一種市街地再開発事業
所在地 東京都板橋区上板橋一丁目及び二丁目地内
用途 東街区:共同住宅、店舗
中街区:共同住宅、店舗
南街区:事務所、店舗
階数 東街区:地上27階、地下2階
中街区:地上19階、地下1階
南街区:地上6階
高さ 東街区:130m※高さの限度
中街区:70m※高さの限度
南街区:25m※高さの限度
構造
基礎工法
総戸数 約440戸
敷地面積 約1.7ha
東街区:約4,200㎡
中街区:約1,200㎡
南街区:約600㎡
建築面積 東街区:約2,600㎡
中街区:約700㎡
南街区:約400㎡
延床面積 東街区:約33,500㎡ (ニュースリリース:約38,550㎡)
中街区:約9,600㎡ (ニュースリリース:約10,040㎡)
南街区:約1,700㎡ (ニュースリリース:約1,890㎡)
着工 事業施行着手:2021年4月
建築工事:2025年4月
公共施設工事:2023年4月

既存建築物解体着手:2023年度
竣工 事業施行完了:2031年3月末日
建築工事:2028年12月
公共施設工事:2028年12月
建築主 上板橋駅南口駅前東地区市街地再開発組合
参加組合員:住友不動産株式会社
設計 基本設計:株式会社INA新建築研究所
実施設計:大成建設・長谷工コーポレーション・越野建設・大成ロテック共同企業体
事業コンサルタント:株式会社URリンケージ
施工 大成建設・長谷工コーポレーション・越野建設・大成ロテック共同企業体
事業協力者:大成建設株式会社
最寄駅 東武東上線「上板橋」駅
備考 ▼施設構成
▽東街区
地下:機械室、駐車場
低層部分:店舗、駐輪場
中高層部分:住宅

▽中街区
地下:機械室
1階:車路
中高層部分:住宅

▽南街区
1階:店舗
2階~6階:業務


▼道路
板橋区画街路第8号線(幅員16m・交通広場約3,900㎡)
区画道路第2号 (幅員9m)
区画道路第3号 (幅員6m)
区道第2114号線 (幅員6m)
上板橋歩行者専用道路第1号 (幅員9~13m)

▼公共施設
上板橋駅南口自転車駐車場 (面積約2,600㎡、約1,500台収容)
 
 
 

位置図

区域図

出典:東京都

配置図

出典:東京都

断面図

出典:東京都

2024年1月既存建築物解体状況

北西側から見た上板橋駅南口駅前東地区第一種市街地再開発事業のうち、駅前広場の計画地の様子です。

 

 

駅前広場は東武東上線「上板橋」駅南口前に整備されます。

 

 

北西側から見た上板橋駅南口駅前東地区第一種市街地再開発事業 東街区の建設地の様子です。撮影時は区域内が仮囲いで覆われ、既存建築物の解体、除去が進められていました。

 

 

北東側から見た上板橋駅南口駅前東地区第一種市街地再開発事業 東街区の建設地の様子です。

 

 

南東側から見た上板橋駅南口駅前東地区第一種市街地再開発事業 東街区の建設地の様子です。

 

 

上板橋駅南口駅前東地区第一種市街地再開発事業 東街区内の様子です。仮囲いで覆われた範囲はすべて更地となっていました。

 

 

東側から見た上板橋駅南口駅前東地区第一種市街地再開発事業 中街区南側の様子です。ここに写真左手から右手にかけて板橋区画街路第8号線が整備される計画となっています。

 

 

板橋区画街路第8号線は幅員16mの道路となり、南口交通広場まで接続されます。

 

 

川越街道側から見た板橋区画街路第8号線整備区域の様子です。こちらも既存建築物の解体が完了していました。

 

 

板橋区画街路第8号線整備区域から川越街道を見た様子です。

 

 

南西側から見た上板橋駅南口駅前東地区第一種市街地再開発事業 中街区の様子です。

 

 

北西側から見た上板橋駅南口駅前東地区第一種市街地再開発事業 中街区の様子です。

 

 

西側から見た上板橋駅南口駅前東地区第一種市街地再開発事業 中街区と東街区の間の様子です。

 

 

上板橋駅南口に南北に続く商店街「上板南口銀座」の様子です。上板南口銀座の北西側区域約4,300㎡では、将来的に西街区として高さの限度140m、延床面積約34,500㎡の再開発施設の建設構想もあります。

 

 

上板南口銀座の北東側では交通広場整備のため、既存建築物の解体に着手していました。

 

 

写真左側が再開発区域内です。

 

 

東武東上線「上板橋」駅です。上板橋駅は池袋から準急で約6分、各駅停車で約10分でアクセスでき、乗降客数45,028人/日の駅となっています。

最終更新日:2024年2月7日

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