MUFG 本館は、東京都千代田区丸の内2丁目に建設される地上28階、地下4階、高さ約160mの超高層ビルです。立地は、JR「東京」駅南西側、西側を大名小路、南側を鍛冶橋通りに面した場所に位置しており、地上24階、地下5階、高さ110.65mの超高層ビル「三菱UFJ銀行本店」を建て替える計画となっています。
施設構成は、地下階に飲食物販店舗、駐車場など、地上1階に貫通通路、屋内外広場、飲食物販店舗など、2階に大ホール、会議室など、4階にラウンジスペース、共創空間、5階にエントランス (スカイロビー)、6階~26階にオフィスエリア、27階~28階に屋上テラス、ラウンジとなります。
外観デザインは、現在の建物と同系色の石材などを用いた縦基調のものとなり、低層部は街や訪れた人々に開かれた空間に、高層部は MUFG のオフィスエリアとして構成されます。また、低層部には屋内外広場や貫通通路、空中歩廊や開放的なテラスなどが配置されます。
環境性能面では、LEED®認証をはじめとする認証制度の取得を目指すほか、MUFG 本館建設関連資金をグリーンファイナンスで調達することを目指し、グリーンファイナンスフレームワークを策定しているとのことです。
建築主は株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ、株式会社三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行株式会社、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社、設計は株式会社三菱地所設計です。2024年7月には現在の本店での営業を終了、MUFG本社と三菱UFJ銀行本店は「三菱UFJ信託銀行本店ビル」に仮移転し、新築されるMUFG 本館の竣工は2029年となっています。
出典・引用元
・株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ/株式会社三菱UFJ銀行/三菱UFJ信託銀行株式会社/三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 「MUFG本館」のデザイン・設計概要について
概要
名称 | MUFG 本館 |
計画名 | MUFG 本館 |
所在地 | 東京都千代田区丸の内2丁目7番1他 |
用途 | 事務所、駐車場、飲食物販店舗など |
階数 | 地上28階、地下4階、塔屋2階 |
高さ | 約160m |
構造 | 鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造 |
基礎工法 | ー |
敷地面積 | 10,846.96㎡ |
建築面積 | ー |
延床面積 | 約172,000㎡ |
着工 | ー |
竣工 | 2029年 |
建築主 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ、株式会社三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行株式会社、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 |
設計 | 株式会社三菱地所設計 |
施工 | ー |
最寄駅 | JR、東京メトロ「東京」駅、JR山手線、京浜東北線、東京メトロ有楽町線「有楽町」駅、東京メトロ千代田線「二重橋前」駅 |
備考 | ▼施設構成 地下階:飲食物販店舗、駐車場など 地上1階:貫通通路、屋内外広場、飲食物販店舗など 2階:大ホール、会議室など 4階:ラウンジスペース、共創空間 5階:エントランス (スカイロビー) 6階~26階:オフィスエリア 27階~28階:屋上テラス、ラウンジ |
位置図
立面図
施設構成・イメージ
「高層部分」の完成予想パースです。
「低層部分」の完成予想パースです。
「4階 ラウンジスペース・共創空間」の完成予想パースです。
「27・28階 屋上テラス・ラウンジ」の完成予想パースです。
「屋外広場」の完成予想パースです。
「屋内広場」の完成予想パースです。
現地状況
南西側から見たMUFG 本館 建設地の様子です。撮影時は、地上24階、地下5階、高さ110.65mの超高層ビル「三菱UFJ銀行本店」が建っていました。2024年3月撮影。
南東側から見たMUFG 本館 建設地の様子です。
北東側から見たMUFG 本館 建設地の様子です。
北西側から見たMUFG 本館 建設地の様子です。
敷地西側、大名小路沿いには、地下5階、地上3階の低層棟が建っていました。
建て替え後も現在の建物と同系色の石材などを用いた縦基調の外観デザインとなる見込みです。
敷地内・植栽部分には、1922年3月に竣工した桜井小太郎設計の古典主義様式のファサードを持つ「三菱銀行本店」のうち、イオニア式列柱の柱頭のみ保存されています。詳しくは→丸の内LOVE WALKER 歴史的建造物と高層ビルが集中する世界的にも稀有な街・丸の内
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最終更新日:2024年3月16日