(仮称)内幸町一丁目街区開発プロジェクト 北地区 新本館 (帝国ホテル新本館)は、東京都千代田区内幸町1丁目に建設される地上29階、地下4階、高さ約145mの超高層ホテルです。
立地は、日比谷公園東側一帯、北側を特別区道千第137号、西側を日比谷通りに面した場所に位置しており、地上17階、地下3階、高さ72.7m、1970年2月竣工、客室数772室の「帝国ホテル東京本館」を建て替える計画となっています。初代帝国ホテルは、備中松山藩江戸藩邸の跡地に1890年11月7日に開業、1923年9月1日にアメリカの建築家・フランク・ロイド・ライトによる設計の地上3階(中央棟5階)、地下1階、客室数270室の「ライト館(2代目本館)」が現在の本館のある場所に開業、1968年にライト館は解体され、本館が建設されました。解体されたライト館の一部は愛知県犬山市の博物館「明治村」に移築再建されています。
新本館のコンセプトは、「東洋の宝石」とされており、賓客を迎え入れる「宮殿」の構えと人類の進歩の証である「塔」を融合することで、唯一無二かつ新しい迎賓館にふさわしく、首都の中心に燦然と輝く存在として、ライト館を形容する言葉として使われた「東洋の宝石」を継承したものとなっています。施設構成は、地下にアクセスコア、駐車場等、低層部分に宴会場、中高層部分にホテルとなります。北地区の北西側地下レベルに整備される「アクセスコア」により、丸の内側の地下通路と接続、「日比谷」駅と直結します。
建築主は株式会社帝国ホテル、三井不動産株式会社、設計は基本計画が日建設計・山下設計共同企業体、デザインアーキテクトがAtelier Tsuyoshi Tane Architectsです。着工は2031年度、竣工は2036年度となっています。
→(仮称)内幸町一丁目街区開発プロジェクト全体の概要
過去の建設状況
→過去の建設状況
概要
名称 |
(仮称)内幸町一丁目街区開発プロジェクト 北地区 新本館 |
計画名 |
(仮称)内幸町一丁目街区開発プロジェクト 北地区 新本館 TOKYO CROSS PARK構想 北地区 (仮称)内幸町一丁目街区 開発計画 北地区 Ⅱ期 (新本館) 内幸町1丁目北特定街区 北地区 |
所在地 |
東京都千代田区内幸町1丁目1番1号 |
用途 |
ホテル、宴会場等 |
階数 |
地上29階、地下4階 |
高さ |
約145m |
構造 |
ー |
基礎工法 |
ー |
客室数 |
ー |
敷地面積 |
約2.4ha (新本館:約1.2ha/新タワー館:約1.1ha) |
建築面積 |
ー |
延床面積 |
約150,000㎡ |
着工 |
2031年度 |
竣工 |
2036年度 |
建築主 |
株式会社帝国ホテル、三井不動産株式会社 |
設計 |
基本計画:日建設計・山下設計共同企業体 デザインアーキテクト:Atelier Tsuyoshi Tane Architects (ATTA 田根剛氏) |
施工 |
ー |
最寄駅 |
東京メトロ千代田線、日比谷線「日比谷」駅、都営三田線「内幸町」駅、JR山手線、京浜東北線、有楽町線「有楽町」駅、JR「新橋」駅 |
備考 |
▼施設構成 地下:アクセスコア、駐車場等 低層部分:宴会場 中高層部分:ホテル |
位置図
区域図
配置図
▼街区全体
▼北地区
断面図
▼街区全体
▼北地区
施設構成・イメージ
「帝国ホテル新本館」の完成予想パースです。デザインアーキテクトはAtelier Tsuyoshi Tane Architectsとなっています。
「北地区 日比谷駅と迎賓空間をつなげるアクセスコア」の完成予想パースです。
2024年5月現地状況
北西側から見た(仮称)内幸町一丁目街区開発プロジェクト 北地区 新本館の建設地の様子です。
南西側から見た(仮称)内幸町一丁目街区開発プロジェクト 北地区 新本館の建設地の様子です。
南側から見た(仮称)内幸町一丁目街区開発プロジェクト 北地区 新本館の建設地の様子です。
北東側から見た(仮称)内幸町一丁目街区開発プロジェクト 北地区 新本館の建設地の様子です。
地上17階、地下3階、高さ72.7m、1970年2月竣工、客室数772室の「帝国ホテル東京本館」と地上31階、地下4階、高さ129.1m、1983年1月竣工の「帝国ホテル タワー館 (旧インペリアルタワー)」の間の様子です。先行して、北地区 ノースタワー側の帝国ホテル タワー館が解体され、当分の間、帝国ホテル東京本館のみでの営業となります。
帝国ホテルは1890年11月7日に開業し、130年以上の歴史があります。
最終更新日:2024年5月28日