北海道北広島市に建設された日本ハムの本拠地となっている「エスコンフィールド北海道」のある「北海道ボールパークFビレッジ」隣接地で計画されている北広島市による請願駅「千歳線新駅」について、労務賃金や資材の高騰により工事費が増加傾向にあったことから、工事費圧縮・工期短縮を配慮した見直しが行われ、新駅計画が策定されました。
JR千歳線新駅は千歳線 上野幌駅〜北広島駅間(札幌駅から約20km、北広島駅から約2km、球場から約300m)の場所に位置しており、相対式2面4線の駅設備となります。当初は新駅に設置する予定であった臨時列車対応のための折り返し機能は北広島駅の設備利活用により確保、更にボールパークエリアと新駅間のスムーズな移動経路の確保や新駅の位置は新駅周辺の新たなまちづくりが誘導されるような配慮がなされています。
計画見直しに伴い、200m北広島駅側に移動させることが可能となり、改札の位置を球場3塁側「3rd BASE GATE」から直線上の位置とし、球場までの距離が400mから300mに短縮されました。
概算工事費は概ね85~90億円(今後、詳細設計を実施し工事費を精査) 、設計・行政手続き約1年、工事期間約4年とされています。
→北海道旅客鉄道株式会社 【社長会見】北海道ボールパークFビレッジ隣接地に設置する千歳線新駅計画について
千歳線新駅の「位置図」です。
千歳線新駅の「配置図」です。
千歳線新駅及び北海道ボールパークFビレッジ周辺では、大林組による新たな大規模開発構想が浮上しており、新駅との接続を想定した大規模高層マンションや水族館、映画館が入居する商業施設、ホテル、温浴施設の整備などが挙げられています。また、新駅周辺の用途地域は建ぺい率80%、容積率400%の商業地域とされているほか、新駅建設予定地を含めると敷地面積は4.1haとなっています。
最終更新日:2023年9月15日