サウジアラビア・ジッダ北部の紅海に面する地域で開発が進む再開発地区「ジッダ・エコノミック・シティ」の中央部で建設中の地上167階(165階)、地下2階、高さ1,008m、延床面積243,866㎡の世界一高い超高層ビル「ジッダタワー(キングダムタワー)」の建設が再開されました。
2013年に起工されましたが、プロジェクトは度重なる開始と停止によって難航し、2018年時点では地上65階、高さ248mの駆体まで建設が進んでいましたが、経済情勢やコロナショックなどで建設工事が止まっていました。
設計はAdrian Smith + Gordon Gill Architectureで、建築デザインは高層部分の風圧や建物後方の風の渦の発生を抑制することが可能な平面形状がY字型のトライスター型が採用され、タワーは地面から舞い上がる葉の束を彷彿させ、周囲全体のさらなる成長を告げる新しい生命の爆発を表したものとなります。
施設構成は、高級ホテル、オフィス、サービスアパートメント、高級コンドミニアムが入るほか、157階、高さ610m地点には世界で最も高い展望台が設けられます。
→Jeddah developer restarts world’s tallest tower
ジッダタワーの鳥瞰完成予想パースです。
「展望台」の完成予想パースです。
「低層部分」の完成予想パースです。
「頂部」の完成予想パースです。
ジッダタワー完成後の世界の超高層ビル・タワー高さランキング10です。ジッダタワーはドバイのブルジュ・ハリファを178m上回ることになります。日本の東京スカイツリーもランキングに載ってますね！
再開発地区「ジッダ・エコノミック・シティ」全体の完成予想パースです。
2023年9月時点では、地上65階、高さ248mの駆体まで施工が進み、カーテンウォールが設置された段階となっているとのことです。
最終更新日：2023年10月1日
