虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業は、東京都港区虎ノ門一丁目で建設中の地上29階、地下4階、高さ180mの超高層ビルです。
立地は、特定都市再生緊急整備地域の「東京都心・臨海地域(環状二号線新橋周辺・赤坂・六本木)」のうち、東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅南東側一帯の「虎ノ門東洋ビル」や「晩翠ビル」など複数の雑居ビルの跡地に位置しています。業務・商業・文化・交流などの多様な機能の誘導、高度な専門性を有する業務支援機能の強化とともに、都市防災機能の強化、地上・地下の重層的な歩行者ネットワークの充実・強化、細分化された街区の再編による大街区化を図るものとされています。また、都市再生特別措置法に基づく整備計画では、地下鉄駅の新設・改良、バスターミナル、地下鉄駅を結ぶ地下歩行者ネットワーク等の整備による交通結節機能の強化を図るものとされています。
施設構成は、地下2階~地上4階に駐車場・機械室、地下1階~地上2階に商業、3階~5階にビジネス支援施設、9階に機械室、10階~29階に事務所となります。また、東京虎ノ門グローバルスクエアの東側、外堀通り南側に位置しており、東京メトロ銀座線虎ノ門駅と一体となる交通結節空間の整備のほか、隣接する「東京⻁ノ門グローバルスクエア」と一体となった地下および地上駅前広場の整備が行われます。
建築主は⻁ノ⾨⼀丁⽬東地区市街地再開発組合、参加組合員は日本土地建物(中央日本土地建物グループ)、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)、住友不動産株式会社、設計は株式会社日本設計となっています。2020年9月に内閣府の国家戦略特別区域会議、第18回東京都都市再生分科会において概要が発表され、2021年11月11日から2021年12月10日まで環境影響調査書案の縦覧、既存建築物の解体着手は2022年8月29日、着工は2024年1月15日、竣工は2027年6月15日となっています。
出典・引用元
・内閣府 第18回 東京都都市再生分科会 都市再生特別地区(虎ノ門一丁目東地区)都市計画(素案)の概要
・東京都 虎ノ門一丁目東地区市街地再開発組合設立認可
・中央日本土地建物グループ 「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」計画概要について ~駅と一体となった国際的なビジネス交流拠点を創造~
過去の建設状況
概要
名称 | 虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業 |
計画名 | 虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業 |
所在地 | 東京都港区⻁ノ門一丁目 4番、5番、8番 |
用途 | 事務所、店舗、ビジネス支援施設、駐車場等 |
階数 | 地上29階、地下4階 |
高さ | 180.00m |
構造 | 鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造 |
基礎工法 | パイルド・ラフト基礎 |
敷地面積 | 6,397.27㎡ |
建築面積 | 5,201.66㎡ |
延床面積 | 119,890.03㎡ |
着工 | 2024年1月15日 解体着手:2022年8月29日 |
竣工 | 2027年6月15日 |
建築主 | ⻁ノ⾨⼀丁⽬東地区市街地再開発組合 参加組合員:日本土地建物株式会社(中央日本土地建物グループ)、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)、住友不動産株式会社 |
設計 | 株式会社日本設計 |
施工 | ー |
最寄駅 | 東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅 |
備考 | ▼施設構成 地下2階~地上4階:駐車場・機械室 地下1階~地上2階:商業 3階~5階:ビジネス支援施設 9階:機械室 10階~29階:事務所 |
位置図
標識
▼解体工事のお知らせ
区域図
配置図
立面図
断面図
イメージパース
▼当初計画
施設構成・イメージ
「広場(南西方向より)」の完成予想パースです。
「地下駅前広場」の完成予想パースです。
「地下歩行者通路の整備」のイメージです。
2023年10月既存建築物解体状況
北東側から見た虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業の建設地の様子です。
北側正面から見た虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業の建設地の様子です。
北西側から見た虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業の建設地の様子です。
南西側から見た虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業の建設地の様子です。
南東側から見た虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業の建設地の様子です。
現地に掲示されていた虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業の区域内で解体される建築物一覧です。
2023年10月22日撮影
最終更新日:2023年11月26日