BLUE FRONT SHIBAURA(ブルーフロント芝浦) Ⅱ期N棟
BLUE FRONT SHIBAURA(ブルーフロント芝浦) Ⅱ期N棟
BLUE FRONT SHIBAURA(ブルーフロント芝浦)は、 東京都港区芝浦一丁目で建設中の地上43階、地下3階、高さ228.88mの「Ⅰ期S棟」と地上45階、地下3階、高さ227.28mの「Ⅱ期N棟」から構成される超高層ツインビルです。 立地は、地上40階、地下3階、高さ165.9m、1984年3月竣工の「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」やJR東日本のカートレイン乗降場跡地に位置しており、当該開発事業に伴い、周辺開発と連携した、回遊性の高い国際ビジネス・観光拠点の形成や防災対応力強化と環境負荷低減など都市再生に貢献するものとされています。東京圏国家戦略特別区域の特定事業として認定されており、 約10年の期間をかけてオフィスやホテル、住宅、商業施設等からなる大規模複合施設の整備が段階的に行われます。 BLUE FRONT SHIBAURA(ブルーフロント芝浦) Ⅱ期N棟は、地上45階、地下3階、高さ227.28mの超高層ビルとなり、施設構成は地下3階~地下1階に駐車場、設備機器室等、地上1階~4階に商業施設等、1階に子育て支援施設、4階に次世代エネルギー交流施設、5~6階に設備機器等(防災対応)、7階~33階にオフィス、34階~45階に住宅となります。 構造面では、清水建設独自の制振システム「BILMUS」を採用しており、超高層ビルの上層階と下層階を構造的に独立させ、双方を免震建築に用いる積層ゴムとオイルダンパーで連結する構造形式となります。地震時には、連結部を介し、上層階と下層階が互いの揺れを打ち消す方向に揺動し、ビル自体が制振装置となるほか、強風時の耐風ロック機構「ウィンドロック」、連結部の過大変形を防止する安全装置「eクッション」を併用し、安全性の向上を図っています。 環境対策においては、建物内および地域冷暖房施設での省エネの取組みにより、2010年度の都内大規模事務所のCO2排出量原単位の実績を基準として目標を上回る45%以上のCO2排出量削減を達成する見込みとなっています。更にオフィス部分の環境性能において建築物における評価基準「ZEB Oriented」を取得見込みで、オフィス用途の延床面積が 30万㎡を超える建築物では国内初となります。また、燃料電池排ガスに含まれる CO2を有効利用して排水中和するシステムの導入もなされます。 開発事業に伴う周辺の整備では、「芝浦運河」の船着場やテラス、運河に開かれた広場等の整備や浜松町駅南口東西自由通路の拡幅・バリアフリー化、およびカートレイン乗降場跡地の歩行者専用道路への転用整備などが行われます。 建築主は野村不動産株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、設計は株式会社槇総合計画事務所、清水建設株式会社、オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン・リミテッド、株式会社日建設計です。着工は2027年4月、竣工は2031年3月31日となっています。
出典・引用元
・BLUE FRONT SHIBAURA(ブルーフロント芝浦) 公式サイト ・野村不動産株式会社/東日本旅客鉄道株式会社 延床面積約 55 万㎡の大規模複合開発「芝浦プロジェクト」街区名称決定「BLUE FRONT SHIBAURA」 ・野村不動産株式会社/NREG東芝不動産株式会社/東日本旅客鉄道株式会社「(仮称)芝浦一丁目計画」 整備方針について ・野村不動産株式会社/東日本旅客鉄道株式会社 国家戦略特区 浜松町エリアの延床面積約55万㎡の大規模複合開発「芝浦一丁目プロジェクト」 10月1日に着工(野村不動産ホールディングス株式会社、東日本旅客鉄道株式会社) ・野村不動産株式会社 延床面積約 55 万㎡大規模複合開発 「芝浦プロジェクト」都心で空・海・緑を感じる新たな働き方 「TOKYO WORKation 」を提案 ・野村不動産株式会社/アコーグループ 欧州最大手のホテルグループ・アコーによるラグジュアリーブランド「フェアモント」が日本初進出 「フェアモント東京」 芝浦・浜松町エリアに 2025 年度開業 ・野村不動産ホールディングス株式会社 野村不動産グループ、2025 年に本社を「芝浦プロジェクト」S 棟へ移転 ―グループビジョン「まだ見ぬ、Life & Time Developer へ」のもと、チャレンジングな組織風土を醸成― ・清水建設株式会社 BILMUS(ビルマス)が超高層ビルの構造を革新 ・内閣府 国家戦略特区 資料8 都市再生特別地区(芝浦一丁目)都市計画の概要
過去の建設状況
→過去の建設状況
出典:芝浦プロジェクト 公式サイト
概要
名称
BLUE FRONT SHIBAURA(ブルーフロント芝浦) ホテル名称(Ⅰ期S棟):フェアモント東京
計画名
(仮称)芝浦一丁目計画/芝浦プロジェクト/芝浦一丁目プロジェクト
所在地
東京都港区芝浦一丁目1番1 他51筆
用途
事務所、商業施設、ホテル、住宅、駐車場 Ⅰ期S棟:事務所、商業施設、ホテル、駐車場 Ⅱ期N棟:事務所、商業施設、住宅
階数
Ⅰ期S棟:地上43階、地下3階 Ⅱ期N棟:地上45階、地下3階
高さ
Ⅰ期S棟:228.88m (※ニュースリリース:約235m) Ⅱ期N棟:227.28m (※ニュースリリース:約235m)
構造
鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造 制振構造 (制振システム「BILMUS」、耐風ロック機構「ウィンドロック」)
基礎工法
直接基礎
総戸数
約350戸
客室数
219室
敷地面積
40,104.29㎡
建築面積
28,192.39㎡
延床面積
550,209.31㎡
着工
Ⅰ期S棟:2021年10月1日 Ⅱ期N棟:2027年4月
竣工
Ⅰ期S棟:2025年2月 Ⅱ期N棟:2031年3月31日
建築主
野村不動産株式会社、東日本旅客鉄道株式会社
設計
株式会社槇総合計画事務所、清水建設株式会社、オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン・リミテッド、株式会社日建設計
施工
Ⅰ期S棟:清水建設株式会社 Ⅱ期N棟:ー
最寄駅
JR山手線、京浜東北線「浜松町」駅、都営浅草線、大江戸線「大門」駅、ゆりかもめ「日の出」駅
備考
▼施設構成 ▽Ⅰ期S棟 地下3階~地下1階:駐車場、設備機器室等 地上1階~4階:商業施設等 4階:ホテルレセプション 5~6階:設備機器等(防災対応) 7階~34階:オフィス 35階~43階:ホテル「フェアモント東京」 ▽Ⅱ期N棟 地下3階~地下1階:駐車場、設備機器室等 地上1階~4階:商業施設等 1階:子育て支援施設 4階:次世代エネルギー交流施設 5~6階:設備機器等(防災対応) 7階~33階:オフィス 34階~45階:住宅
位置図
標識
区域図
出典:内閣府
配置図
出典:内閣府
断面図
出典:内閣府
イメージパース
出典:芝浦プロジェクト 公式サイト
2023年11月現地状況
北東側から見たBLUE FRONT SHIBAURA(ブルーフロント芝浦) Ⅱ期N棟の計画地の様子です。
北側から見たBLUE FRONT SHIBAURA(ブルーフロント芝浦) Ⅱ期N棟の計画地の様子です。
計画地は国家戦略特区認定されています。
北西側から見たBLUE FRONT SHIBAURA(ブルーフロント芝浦) Ⅱ期N棟の計画地の様子です。
南東側から見たBLUE FRONT SHIBAURA(ブルーフロント芝浦) Ⅱ期N棟の計画地の様子です。
撮影時は地上40階、地下3階、高さ165.9m、1984年3月竣工の「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」が建っていました。Ⅰ期S棟が竣工する2025年2月以降に浜松町ビルディングが解体され、その後、Ⅱ期N棟が2027年4月に着工する計画となっています。
最終更新日:2024年6月1日