虎ノ門アルセアタワー

虎ノ門アルセアタワーは、東京都港区虎ノ門二丁目で建設中の地上38階、地下2階、高さ184.925mの超高層ビルです。

立地は、虎ノ門ヒルズ西側、環状二号線沿いに建っていた「旧虎の門病院」跡地に位置しています。再開発区域は、老朽化していた虎の門病院・国立印刷局・共同通信会館の機能更新及び安全で快適な歩行者ネットワークの形成という課題を抱えており、街区を一体的・段階的に開発することで、国際都市にふさわしい高度医療に対応した新病院をはじめ、高機能オフィスの整備、歩行者ネットワークの拡充、都市防災機能や都市環境の向上を図る再開発事業が行われるものとなりました。旧虎の門病院跡地において、虎ノ門・赤坂エリアの価値を最大化し、国際競争力強化に資する新たなビジネス拠点を整備するものとして再開発が進められています。

施設構成は、地下2階~地下1階に駐車場、地上1階に車寄せ、店舗、オフィスエントランス、オフィスラウンジ、バイクステーション(予約制駐輪場)、2階にオフィスエントランスロビー、店舗、アネックス棟に保育施設、虎ノ門ヒルズ直結デッキ、3階にビジネスセンター、4階に機械室、22階にスカイロビー、スカイラウンジ、5階~37階にオフィス、38階に機械室となります。

1階には11店舗から構成される商業エリアのマルシェゾーンが設けられ、オープンテラスに面した開放的な飲食ゾーンの配置やバイルオーダーの活用や充実したテイクアウトメニューの提供の導入などが行われます。
3階に入るオフィスサポート施設「ビジネスセンター」には、シェアオフィス、コンファレンス、フィットネスが設けられます。シェアオフィスは1~5名用を中心に、最大20名程度の大部屋対応も可能な個室とオープンエリアを併設、コンファレンスの会議室は数名のミーティングから最大約80名のセミナーまでの全6部屋を用意、また配信セミナーや貸切パーティーにも対応可能なSTUDIO&LOUNGEが設置されます。

シャトルエレベーターの乗り換え階となる22階に設けられるスカイロビーの奥には、テナント専用ラウンジ「スカイラウンジ」が入り、カウンター席やシート席など多様なバリエーションからなる約160席が設けられます。
16~37階の貸室フロアオフィススペックは、オフィス基準階面積が約3,300~3,500㎡ (約1,000坪~1,050坪)、天井高 2,900mm(16階・22階・30階は3,000mm)、基準階OA床は100mm(17~21階・29階は150mm、16階・30階は300mm)、コンセント容量は60VA/㎡を確保した整形無柱空間、コンセント容量60VA/㎡、受電方式22KV特別高圧3回線スポットネットワーク方式、非常用発電機168時間分重油備蓄、地域冷暖房供給施設と連携したエネルギー供給により災害時も空調稼働可能となっています。

建築主は独立行政法人都市再生機構(代表施行者)、国家公務員共済組合連合会(共同施行者)、保留床取得者は日鉄興和不動産株式会社(代表)、第一生命保険株式会社(持分40%で最大)、関電不動産開発株式会社、東京ガス都市開発株式会社、九州旅客鉄道株式会社、大成建設株式会社、設計は大成建設株式会社、施工は大成建設株式会社です。着工は2020年9月1日、竣工は2025年2月14日となっています。

出典・引用元

日鉄興和不動産株式会社/第一生命保険株式会社/関電不動産開発株式会社/東京ガス不動産株式会社/九州旅客鉄道株式会社/大成建設株式会社 虎ノ門アルセアタワー(虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟)ビジネス&ライフの両面を支えるワーカーサポート施設の概要決定
日鉄興和不動産株式会社/第一生命保険株式会社/関電不動産開発株式会社/東京ガス都市開発株式会社/九州旅客鉄道株式会社/大成建設株式会社 「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟」新時代の国際ビジネス拠点に大規模オフィスプロジェクト 始動
日鉄興和不動産株式会社/第一生命保険株式会社/関電不動産開発株式会社/東京ガス都市開発株式会社/九州旅客鉄道株式会社/大成建設株式会社 「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟」新時代の国際ビジネス拠点に大規模オフィスプロジェクト 始動
港区 虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業
日鉄興和不動産株式会社/第一生命保険株式会社/関電不動産開発株式会社/東京ガス都市開発株式会社/九州旅客鉄道株式会社/大成建設株式会社 虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業の保留床取得者に正式決定

過去の建設状況

→過去の建設状況


出典:日鉄興和不動産株式会社

概要

名称 虎ノ門アルセアタワー
計画名 虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟
所在地 東京都港区虎ノ門二丁目105番
用途 事務所、店舗、駐車場
階数 地上38階、地下2階
高さ 179.925m (最高184.925m)
構造 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
制振構造
基礎工法 直接基礎、杭基礎
敷地面積 22,539.74㎡
建築面積 7,898.09㎡ (15,641.30㎡)
延床面積 180,582.82㎡ (266,115.75㎡)
着工 2020年9月1日
竣工 2025年2月14日
建築主 独立行政法人都市再生機構(代表施行者)、国家公務員共済組合連合会(共同施行者)
保留床取得者:日鉄興和不動産株式会社、第一生命保険株式会社、関電不動産開発株式会社、東京ガス都市開発株式会社、九州旅客鉄道株式会社、大成建設株式会社
設計 基本設計:日本設計・三菱地所設計共同企業体
実施設計:大成建設株式会社
施工 大成建設株式会社
監理:日本設計・三菱地所設計共同企業体
最寄駅 東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅、東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅、東京メトロ銀座線、南北線「溜池山王」駅、東京メトロ丸ノ内線、日比谷線、千代田線「霞ヶ関」駅
備考 ▼施設構成
▽業務棟
地下2階~地下1階:駐車場
地上1階:車寄せ、店舗、オフィスエントランス、オフィスラウンジ、バイクステーション(予約制駐輪場)
2階:オフィスエントランスロビー、店舗
3階:ビジネスセンター(シェアオフィス、コンファレンス、フィットネス)
4階:機械室
22階:スカイロビー、スカイラウンジ
5階~37階:オフィス
38階:機械室

▽アネックス棟
保育施設、虎ノ門ヒルズ直結デッキ
 
 
 

位置図

標識

▼施設建築物

▼附帯建物等

配置図

出典:日鉄興和不動産株式会社

断面図

出典:日鉄興和不動産株式会社

イメージパース

▼街区全体

出典:港区

施設構成・イメージ

出典:日鉄興和不動産株式会社

「スカイロビー」の完成予想パースです。

 

 

出典:日鉄興和不動産株式会社

「スカイラウンジ」の完成予想パースです。

 

 

出典:日鉄興和不動産株式会社

「STUDIO&LOUNGE」の完成予想パースです。

 

 

出典:日鉄興和不動産株式会社

「マルシェゾーン」の完成予想パースです。

 

 

出典:日鉄興和不動産株式会社

「低層部外観」の完成予想パースです。

 

 

出典:日鉄興和不動産株式会社

「1階エントランスロビー」の完成予想パースです。

 

 

出典:日鉄興和不動産株式会社

「22階スカイロビー」の完成予想パースです。

 

  

出典:日鉄興和不動産株式会社

「緑地」の完成予想パースです。外構部には地形の起伏を生かし四季の変化に富んだ緑地や、六本木通りから新虎通りを結ぶ東西約850mにわたる「赤坂・虎ノ門緑道」と連なる並木道を整備し、敷地全体で約9,000 ㎡の緑化を行うものとされています。

 

 

2024年4月建設状況

虎ノ門アルセアタワー

北東側から見た虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟として建設が進められている虎ノ門アルセアタワーの様子です。撮影時には既に上棟しており、低層部分の外装工事が進められていました。

 

 

北東側から見た建設中の虎ノ門アルセアタワーの低層部分の様子です。

 

 

北西側から見た建設中の虎ノ門アルセアタワーの様子です。

 

 

南東側から見上げた建設中の虎ノ門アルセアタワーの様子です。

 

 

南東側から見た建設中の虎ノ門アルセアタワーの様子です。

 

 

北東側から見た建設中の虎ノ門アルセアタワーの様子です。

 

 

敷地東側では、虎ノ門二丁目地区(再)施設建築物附帯建物等建設工事として建設が進められている、虎ノ門ヒルズ江戸見坂テラスと直結するデッキの整備が進められています。

 

 

現地にて撮影

「虎ノ門ヒルズ 江戸見坂テラスから虎の門病院や業務棟へつながるデッキ」の完成予想パースです。

 

 

現地にて撮影

「虎の門病院正面エントランス前の広場に架構される中央デッキ(延伸部分)」の完成予想パースです。

 

 

現地にて撮影

「病院棟及び業務棟から虎ノ門ヒルズ駅へ至るデッキ配置」のイメージです。

 

   

虎ノ門アルセアタワーと住友不動産虎ノ門タワーを見上げた様子です。以前は、周辺に超高層ビルが少なく、住友不動産虎ノ門タワー(旧JTビル)が非常に目立った存在でしたが、虎ノ門ヒルズや赤坂インターシティAIRなどの建設により、超高層ビル群が形成され、目立たない存在となりました。

 

 

虎ノ門病院

北東側から見た虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 病院棟として建設された「虎ノ門病院」の様子です。地上19階、地下3階、高さ99.55m、2019年3月31日竣工の超高層ビルとなっています。

2023年10月7日撮影

最終更新日:2024年5月9日

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