(仮称)日本橋本町一丁目3番計画は、東京都中央区日本橋本町一丁目で建設中の地上18階、地下1階、高さ84mの超高層ビルです。立地は、三越前駅東側一帯に広がる「COREDO室町」エリアの南東側、昭和通り沿いに位置しています。
木造賃貸オフィスビルとして建設され、国内初適用となる木造・耐火技術を多数導入し、使用する木材量が国内最大級の1,100㎥超の国産木材を構造材に使用していることが特徴となっており、一般的な鉄骨造オフィスビルと比較して躯体部分において、建築時CO2排出量約30%の削減効果を想定しているとのことです。また、ZEB Ready認証やいきもの共生事業所認証(ABINC認証)等の取得を目指すほか、次世代の環境配慮型オフィスビルとして、フィルム型ペロブスカイト太陽電池の導入や建築廃材のアップサイクル等の先進的な取り組みを実施するとのことです。
構造面では、3時間耐火集成材「燃エンウッド」、鉄骨の耐火被覆に木材を用いる「KiPLUS TAIKA for CFT」、「KiPLUS TAIKA for BEAM」、CLTを用いた耐震壁・制震壁の採用がなされます。また、構造材のみならず、内装・仕上げ材にも木材を積極的に活用しており、事務所専有部においては木の構造部材に触れることができる現しとなります。
更に日本橋における新たな緑の拠点として約480㎡の緑地を整備するほか、有機質肥料を用いた最先端の水耕栽培システムおよび空調設備の省エネ効果が期待される室外機芋緑化システムを導入し、都心における新たな緑の拠点の創出が図られます。
建築主は三井不動産株式会社、設計は株式会社竹中工務店、施工は株式会社竹中工務店です。既存建築物の解体着手は2023年3月3日、着工は2023年11月15日、竣工は2026年7月31日となっています。
出典・引用元
・三井不動産株式会社/株式会社竹中工務店 国内最大・最高層の木造賃貸オフィスビル着工
・三井不動産株式会社/株式会社竹中工務店 三井不動産と竹中工務店、日本橋にて国内最大・最高層の木造賃貸オフィスビル計画検討に着手
過去の建設状況
概要
名称 | (仮称)日本橋本町一丁目3番計画 |
計画名 | (仮称)日本橋本町一丁目3番計画 |
所在地 | 東京都中央区日本橋本町一丁目5番1~29 |
用途 | 事務所、研究所、店舗 |
階数 | 地上18階、地下1階 |
高さ | 84m (最高84m) |
構造 | 木造、鉄骨造 制振構造 |
基礎工法 | 杭基礎 |
敷地面積 | 2,502.95㎡ |
建築面積 | 1,547.69㎡ |
延床面積 | 27,452.22㎡ |
着工 | 2024年1月4日 解体着手:2023年3月3日 |
竣工 | 2026年9月30日 |
建築主 | 三井不動産株式会社 |
設計 | 株式会社竹中工務店 |
施工 | 株式会社竹中工務店 |
最寄駅 | JR総武本線「新日本橋」駅、東京メトロ銀座線、半蔵門線「三越前」駅、東京メトロ銀座線、東西線、都営浅草線「日本橋」駅 |
備考 | ー |
位置図
標識
▼解体着手のお知らせ
施設構成・イメージ
「エントランスホール」の完成予想パースです。
「西側低層部外観」の完成予想パースです。
「構造概要」のイメージパースです。
「耐火・木造技術」のイメージパースです。
「オフィス専有部」の完成予想パースです。
「オフィス専有部」の完成予想パースです。
「東側公開空地」の完成予想パースです。
「北側低層部外観」の完成予想パースです。
2024年4月建設状況
北東側から見た建設中の(仮称)日本橋本町一丁目3番計画の様子です。
南東側から見た建設中の(仮称)日本橋本町一丁目3番計画の様子です。
南西側から見た建設中の(仮称)日本橋本町一丁目3番計画の様子です。
北西側から見た建設中の(仮称)日本橋本町一丁目3番計画の様子です。
最終更新日:2024年4月28日