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神南一丁目地区市街地再開発事業

神南一丁目地区市街地再開発事業は、東京都渋谷区神南一丁目に建設される地上24階、地下4階もしくは地上26階、地下2階、高さ約145mの超高層ビルです。立地は、西側を公園通り、東側をファイヤー通り、南側をフィンガーアベニューに面した一帯に位置しています。

東京都が都市再生プロジェクトの一環として推進する新たな開発区域となっており、第49回東京圏国家戦略特別区域会議において追加されたプロジェクトの一つです。渋谷駅周辺の広域的な都市再生の流れの中で、同地区はベンチャー支援と都市の回遊性強化を担う重要な位置付けを持ちます。また、2025年12月には、渋谷区により都市計画素案意見交換会が実施され、詳細な開発計画の提案が公表されています。

神南一丁目地区では、グリーン分野を中心としたベンチャー企業を支援する産業支援・情報発信施設が整備されます。ここは技術開発や人材育成を促進する拠点となり、渋谷の産業集積と結びついた新たなエコシステムの育成を目指すものとされています。また、既存ストックを活かしたリノベーションにより、まちの個性や多様性を維持・創出します。渋谷駅と周辺市街地をつなぐ回遊性を高めるほか、東西貫通通路も整備され、エリア全体のにぎわいを広げる計画です。

施設構成は、地下に駐車場等、低層部分に商業施設および産業支援・情報発信施設、中層部に事務所、高層部に宿泊施設が配置される構成となります。建築主は神南一丁目地区市街地再開発準備組合、事業主体は東急不動産株式会社です。着工は2029年度、竣工は2033年度となっています。

出典・引用元

内閣府 第49回 東京圏国家戦略特別区域会議 東京都提出資料
渋谷区 神南一丁目北地区まちづくり


出典∶渋谷区

概要

名称 神南一丁目地区市街地再開発事業
計画名 神南一丁目地区市街地再開発事業
所在地 東京都渋谷区神南一丁目
用途 事務所、店舗、宿泊施設、産業支援・情報発信施設、駐車場 等
階数 西側正面(基準点①T.P.+27.9m):地上24階、地下4階
東側正面(基準点②T.P.+17.5m):地上26階、地下2階
高さ 西側正面(基準点①T.P.+27.9m):約145m
東側正面(基準点②T.P.+17.5m):約155m
構造
基礎工法
敷地面積 約7,145㎡
建築面積
延床面積 約108,000㎡
着工 2029年度
竣工 2033年度
建築主 神南一丁目地区市街地再開発準備組合
事業主体:東急不動産株式会社
設計
施工
最寄駅 JR、東急電鉄、京王電鉄、東京メトロ「渋谷」駅
備考 ▼施設構成
地下:駐車場 等
低層部分:商業施設、産業支援・情報発信施設
中層部:事務所
高層部:宿泊施設
 
 

位置図

区域図

出典:渋谷区

断面図

出典∶渋谷区

イメージパース

出典:内閣府

施設構成・イメージ

出典∶渋谷区

神南一丁目地区では、老朽建物の増加や歩行環境の課題、周辺開発とのバランスなどを踏まえ、地権者主導で再開発検討が進められてきました。東京都による「街並み再生地区」の指定と、渋谷区の「神南一丁目北地区地区計画」により、地域特性を活かしながら建替えを促進する基盤が整備されています。再開発事業は国家戦略特区にもエントリーされ、広域的な都市再生に貢献するプロジェクトとして位置づけられています。

 

出典∶渋谷区

地元商店街は「渋谷公園通り未来ビジョン」を策定し、歩行環境の改善、回遊性向上、文化性の強化を主要課題として提示しました。再開発計画はこの将来像と整合し、緑化された歩行者空間、ストリート文化の発信、地域荷捌き施設の整備、無電柱化など、エリア価値を高める要素が多く盛り込まれています。商店街は本計画を「将来像を実現する内容」として評価しています。

 

出典∶渋谷区
出典∶渋谷区

再開発準備組合は、渋谷駅前・公園通り・神宮通り・プチ公園通りをつなぐ新たな回遊ネットワークを形成する計画を提案しています。高低差の多い神南エリアの地形を活かし、立体的な歩行者デッキや広場を配置することで、安全かつにぎわいある歩行者空間を創出。電線地中化を伴うプチ公園通りの再整備や、歩車分離に寄与する地域荷捌き施設の導入により、快適で安全な歩行者エリアの形成を目指しています。

 

出典∶渋谷区

本計画は代々木公園や周辺の先行開発と連携し、低・中層部の立体的な緑化や広場整備を行うことで「みどりの連続性」を重視した構成になっています。渋谷区の「みどりの基本計画」や「まちづくりマスタープラン」とも整合し、都市の環境価値を向上させる取り組みとして、街路樹・緑道の保全や緑の回廊の形成に寄与するものとなっています。

 

出典∶渋谷区

再開発ビルには、グリーン分野など複数領域にまたがる産業支援・人材育成機能、情報発信施設、さらに多様な来街者を受け入れる宿泊施設が導入されます。これにより、神南エリアの文化発信力を再強化するとともに、渋谷エリアの産業・観光・文化の拠点としての役割を高める狙いがあります。広場や滞留空間の創出とあわせ、地域全体での交流促進と都市の活力向上に貢献するプロジェクトとなっています。

 

2025年10月現地状況

南東側から見た神南一丁目地区市街地再開発事業の建設地の様子です。

 

 

北東側から見た神南一丁目地区市街地再開発事業の建設地の様子です。

 

 

南側から見た神南一丁目地区市街地再開発事業の建設地の様子です。

 

  

南西側から見た神南一丁目地区市街地再開発事業の建設地の様子です。

 

  

北西側から見た神南一丁目地区市街地再開発事業の建設地の様子です。

 

 

渋谷スクランブルスクエア展望台から見た神南一丁目地区市街地再開発事業の建設地の様子です。

 

 

Google Earth

最終更新日:2025年12月5日

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