JPタワー大阪は、大阪府大阪市北区梅田3丁目に建つ地上39階、地下3階、高さ187.60mの超高層ビルです。立地は、JR「大阪」駅西側に隣接する区域の「大阪中央郵便局」や「大弘ビル」、「アクティ西ビル」跡地に位置しています。
これらの既存ビルを一体的に建て替えを行うことで、都市の活力を低下させることなく、大阪駅周辺における中枢業務機能や商業・サービス機能、文化集客機能、宿泊・MICE機能の強化を図り、大阪駅前にふさわしい新たなビジネスや賑わいの創出、周辺地域の活性化を誘引し、都市再生の推進に貢献することを目的として開発が進めらました。
施設構成は、地下2、3階に駐車場、地下1階~地上6階に商業施設「KITTE大阪」、6階に劇場「SkyシアターMBS」、7~8階にホテルバンケット、8~9階、17階にオフィスサポート、10階に機械室、11階~27階にオフィス、28階に機械室、29階~38階にホテル「THE OSAKA STATION HOTEL,Autograph Collection(大阪ステーションホテル、オートグラフ コレクション)」となります。
2階レベルの歩行者デッキの整備により、JR大阪駅(サウスゲートビルディング)と直結するほか、JR大阪駅西口及びJR高架下貫通通路経由によりJR大阪駅(うめきた地下口)とも直結します。
建築主は日本郵便株式会社、西日本旅客鉄道株式会社、大阪ターミナルビル株式会社、株式会社JTB、設計は株式会社日建設計、施工は梅田3丁目計画(仮称)建設工事共同企業体です。既存建築物の解体着手は2020年7月、着工は2020年9月、竣工は2024年3月12日となっています。JR大阪駅からの歩行者デッキは2023年11月1日に開通、2024年3月27日にSkyシアターMBSが開業、2024年7月31日にKITTE大阪及びTHE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collectionが開業しています。
過去の建設状況
→過去の建設状況
概要
| 名称 |
JPタワー大阪 ホテル名:THE OSAKA STATION HOTEL,Autograph Collection(大阪ステーションホテル、オートグラフ コレクション) 商業施設名:KITTE大阪 劇場名:SkyシアターMBS |
| 計画名 |
梅田3丁目計画 (仮称)建設工事 |
| 所在地 |
地名地番:大阪府大阪市北区梅田3丁目144番2、529番1、3、535番2 住居表示:大阪府大阪市北区梅田三丁目2番2号 |
| 用途 |
事務所、ホテル、劇場、店舗(飲食、物販)、自動車車庫、公衆浴場、倉庫(倉庫業を営まない倉庫) |
| 階数 |
地上39階、地下3階、塔屋2階 |
| 高さ |
187.60m (軒高:179.04m) |
| 構造 |
鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造 制振構造 |
| 基礎工法 |
杭基礎 |
| 客室数 |
418室 |
| 敷地面積 |
12,893.31㎡ |
| 建築面積 |
9,733.52㎡ |
| 延床面積 |
227,548.28㎡ |
| 着工 |
2020年9月 解体着手:2020年7月 |
| 竣工 |
2024年3月12日 |
| 建築主 |
日本郵便株式会社、西日本旅客鉄道株式会社、大阪ターミナルビル株式会社、株式会社JTB プロジェクトマネジメント:日本郵政不動産株式会社 |
| 設計 |
株式会社日建設計 |
| 施工 |
梅田3丁目計画(仮称)建設工事共同企業体(構成企業:株式会社竹中工務店、西松建設株式会社、株式会社錢高組) |
| 最寄駅 |
JR「大阪」駅、Osaka Metro「梅田」駅、Osaka Metro「西梅田」駅、Osaka Metro「東梅田」駅、阪急電鉄、阪神電鉄「大阪梅田」駅、JR「北新地」駅 |
| 備考 |
▼施設構成 地下3階~地下2階:駐車場 地下1階~地上6階:商業施設「KITTE大阪」 6階:劇場「SkyシアターMBS」 7~8階:ホテルバンケット 8~9階、17階:オフィスサポート 10階:機械室 11階~27階:オフィス 28階:機械室 29階~38階:ホテル「THE OSAKA STATION HOTEL,Autograph Collection(大阪ステーションホテル、オートグラフ コレクション)」
▼THE OSAKA STATION HOTEL,Autograph Collection 🔻客室構成
・スイート / スペシャリティ(スペシャリティ スイート キング&ツイン(79㎡)、ザ・スイート(159㎡)) ・スペシャリティ / コーナー(スペシャリティ コーナー キング&ツイン(57㎡)、スペシャリティ(スペシャリティ キング&アクセシブルルーム(40㎡)、スペシャリティ ツイン(40㎡)、スペシャリティ アリュール キング(35〜37㎡)) ・シグネチャー&シーニック / コーナー(コーナー キング&ツイン(57㎡)) ・シグネチャー&シーニック(キング&アクセシブルルーム(40㎡)、ツイン(40㎡)、アリュール キング(35〜37㎡)) 付帯施設:宴会場、フロント、ザ ロビーラウンジ、鉄板焼 瑞、オールデイダイニング「THE-MOMENT GRILL&DINING」、GYM、OFURO、SPECIALTY SALON
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位置図
標識
配置図
立面図
断面図
出典:日本郵便株式会社/西日本旅客鉃道株式会社
イメージパース
出典:日本郵便株式会社/西日本旅客鉃道株式会社
写真
南西側から見たJPタワー大阪の様子です。
南西側から見上げたJPタワー大阪の様子です。
南西側から見たJPタワー大阪の低層部分の様子です。
南西側から見たJPタワー大阪の高層部分の様子です。
南東側から見たJPタワー大阪の様子です。
大阪梅田ツインタワーズ・サウスから見たJPタワー大阪の様子です。
南東側から見たJPタワー大阪の低層部分の様子です。
南東側から見たJPタワー大阪の高層部分の様子です。
THE OSAKA STATION HOTEL,Autograph Collection(大阪ステーションホテル、オートグラフ コレクション)、SkyシアターMBS、KITTE大阪のロゴが設置されています。
南側道路沿いには歩道状空地も整備されています。
JPタワー大阪の南東側には、南東広場(サンクンガーデン)が設けられました。地下1階〜地上2階をつなぐ屋外吹き抜け空間となっており、西梅田地下歩行者通路「ガーデンアベニュー」に接続しています。
KITTE大阪の2階エントランスの様子です。
2階レベルで歩行者デッキ、サウスゲートビルディングを通じてJR「大阪」駅と直結しており、こちらの歩行者デッキは2023年11月1日に開通しました。
歩行者デッキの全景です。
北東側から見上げたJPタワー大阪の様子です。
KITTE大阪とJPタワー大阪の館銘板です。
東側の歩道と歩道状空地、植栽の様子です。
北東側から見たJPタワー大阪の様子です。
北西側から見たJPタワー大阪の様子です。
JPタワー大阪の南東広場(サンクンガーデン)の様子です。ガーデンアベニューにも接続しており、地下やデッキに張り巡らされた歩行者専用通路網「梅田ダンジョン」が拡大しました。
JR「大阪」駅西口側のKITTE大阪エントランスです。
構造面では、大規模地震への備えとして、各階に地震の揺れを効果的に低減する制振装置を設置しており、震度6強の地震にも対応可能な安全性を確保しています。また、耐震性能においては、日本建築構造技術者協会(JSCA)の基準による耐震グレード「上級」を取得しており、高い構造信頼性を実現しています。
さらに、非常用発電設備などのインフラも整備されており、災害時の事業継続性にも十分に配慮された設計となっています。環境性能の面では、「CASBEE-スマートウェルネスオフィス」認証において最高位である「Sランク」を取得しています。これは、すでに取得済みの「CASBEE大阪みらい」認証におけるSランクとあわせて、建物全体として極めて高い環境・ウェルネス性能を備えていることを示すものです。本認証制度は、建物の環境性能に加え、オフィス内で働くワーカーの健康性や快適性、知的生産性の向上、安全・安心の確保など、多角的な観点から建物を評価するものです。
商業施設「KITTE大阪」
「KITTE大阪」は、JR大阪駅西口直結の抜群のアクセスを誇る商業施設で、2024年7月31日(水)にグランドオープンを迎えます。「まだ知らない、まだ体験したことのない日本の良さを発見・再認識できる場所」を目指し、「UNKNOWN(アンノウン)」をコンセプトに掲げ、日本各地の魅力的な“ヒト・モノ・コト”が集結する新たな情報・文化発信拠点です。
地下1階から6階までの6フロアには、飲食・物販・サービスあわせて114店舗が出店。地下1階の横丁ゾーン「うめよこ」では、関西初出店を含む名店が集い、気軽にお酒やグルメが楽しめる“大人のたまり場”を形成しています。4・5階のレストランフロアには、日本初進出となる海外ブランドを含む多彩なレストランが集まり、日常から特別な日まで、さまざまなシーンに対応します。
物販では、2階「Feel JAPAN Journey(ええもん にっぽん めぐり)」に日本各地のアンテナショップが集まり、北陸・四国・九州などの地域の逸品と出会うことができます。3階には「今治浴巾」や「豊岡鞄」など、暮らしを豊かに彩る“MADE IN JAPAN”のショップが揃います。
また、6階には劇場「SkyシアターMBS」のエントランスと連動する形で、アミューズメント&BAR「GiGO」やカフェ、クリニックが展開され、買い物や観劇の合間のひとときに「刺激」と「癒し」を提供します。1階には大阪中央郵便局およびゆうちょ銀行大阪支店も開業し、利便性も兼ね備えた都市型複合施設となっています。
「KITTE大阪」は、訪れるたびに新たな発見と出会いを提供する、知的好奇心と五感を刺激する次世代型商業施設として、JR大阪駅周辺エリアのさらなる活性化と、地域の魅力発信に貢献していくものとされています。
テナント・フロア構成一覧です。
飲食店一覧です。
アトリウム・旧大阪中央郵便局舎移設保存
「JPタワー大阪」1階のアトリウムでは、旧大阪中央郵便局舎の一部を保存・移設し、商業施設やエントランスと一体化させたシンボリックな空間が演出されています。この旧局舎は、1939年に逓信省営繕課の吉田鉄郎が設計し、清水組(現・清水建設)が施工。西洋建築から脱却したモダニズム建築として高く評価され、建築家ブルーノ・タウトからも称賛されました。グレーのタイル外壁や独特な窓配置など、美意識と機能性が融合したデザインが特徴です。
2003年には「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」としてDOCOMOMO JAPANに選定され、保存を求める声が高まっていたものの、2012年に解体が始まりました。その後、一部が移設保存され、現在の施設内にて地域の歴史と記憶を伝える空間として活用されています。
アトリウムに面して旧大阪中央郵便局舎の一部が保存・移設されました。
移設・保存された旧大阪中央郵便局舎の内観です。
旧大阪中央郵便局舎は曳家されて移設されたほか、免震化されて建物本体と接続されています。
商業施設の中心部には4層吹抜けのアトリウム空間が設けられ、その周囲に商業施設が配置されているほか、旧大阪中央郵便局舎の歴史やJR大阪駅周辺の街の記憶を継承するため、アトリウムに面して旧局舎の一部を保存・移設し、一体的な活用を行うことで感動的な空間を創出するものとされています。
劇場「SkyシアターMBS」
「SkyシアターMBS」は、JPタワー大阪の6階に位置する、1,289席を有する大規模劇場です。自由度の高い舞台機構と最新の音響・照明設備を備え、演劇、ミュージカル、音楽、演芸など、国内外の一流エンターテインメントを多彩に上演することを可能にしています。
本劇場は、単なる公演会場としての枠を超え、関西発の文化を育て、全国・世界へと発信する文化拠点としての役割を担っており、街の新たな賑わいと交流を生み出す空間として期待されています。運営は、株式会社MBSライブエンターテインメントが担い、メディアと連携した独自のコンテンツ展開や文化振興への取り組みを通じて、地域と来場者をつなぐ新たな劇場体験を創出します。
オフィスサポート
*写真は商業施設フロアの様子
オフィスサポートは、働く人々のウェルビーイングと生産性を高める多機能な共用フロアです。
「JPタワー大阪」では、8階・9階・17階に設けられたオフィスサポートフロアを通じて、オフィステナントで働くワーカーの心身の健康と創造性の発揮をサポートしています。これらのフロアには、ラウンジ、ダイニング、フィットネス、サウナ、屋上庭園、共用会議室など多彩な機能が集約されており、日々の業務におけるリフレッシュと交流、集中を後押しします。
8階は、大阪の社交倶楽部をイメージした「クラブラウンジ」として、落ち着いた雰囲気の中での商談や打ち合わせに最適な空間を提供。
9階は、「アクティブリラックスラウンジ」として、ダイニング、フィットネスジム、サウナ、さらには薬草園を備えた屋上庭園までを含み、心身のリセットと活力の回復を図る場となっています。
17階には、多様なビジネスシーンに対応可能な会議室や個室ブースを備えた「ミーティングラウンジ」を配置し、機動的なコミュニケーションを支援します。
出典:日本郵便株式会社/西日本旅客鉃道株式会社
また、屋上庭園では自然を感じながら散策ができ、オフィスワーカー同士の偶発的な出会いや会話を促進。ダイニングエリアでは約500席の広々とした空間の中で、健康に配慮したメニューを楽しめるほか、気軽に立ち寄れるカフェやコンビニも併設され、日々の快適な働き方を支えます。
これらの施設は、多様な働き方を支援するとともに、ワーカーのウェルビーイング向上と企業の生産性向上を実現する重要なインフラとなっています。
オフィス
オフィスは、柔軟性と安全性、そして快適性を兼ね備えた次世代のワークプレイスを実現します。基準階フロアは、西日本最大級となる約4,000㎡(約1,200坪)の広さを誇り、最大72分割可能な空調システムにより、多様なレイアウトニーズに柔軟に対応。最小貸付面積は約130㎡(約40坪)からとなっており、スタートアップやスモールオフィスにも最適です。さらに、一部区画には給排水設備の設置も可能で、カフェスペースのような水回りの導入により、オフィス内でのカジュアルなコミュニケーションを促進します。
BCP対策としては、各階に制振装置を備えた制震構造を採用し、震度6強の地震にも対応するJSCA耐震グレード「上級」を取得。安心して業務を継続できる環境を整えています。電力供給面でも高い信頼性を確保。3回線スポットネットワーク受電方式により、万が一のトラブル時にも安定した電力供給が可能です。また、非常用発電機による共用部への最大72時間の電力供給に加え、貸室内にも72時間事業継続が可能な電力(15VA/㎡)を供給。テナント専用非常用発電機の設置スペースも確保しており、災害時の事業継続性を強力にサポートするものとされています。
ホテル「THE OSAKA STATION HOTEL,Autograph Collection」
ホテル「THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection」は、2024年7月31日、JR大阪駅西口直結の「JPタワー大阪」29階~38階に誕生した、大阪初のオートグラフ コレクション ホテルです。
JR西日本ホテルズがマリオット・インターナショナルと初めて提携し、個性あふれる独立系ホテルで構成される「オートグラフ コレクション」のブランドとして開業した本ホテルは、1874年に初代大阪駅が誕生した歴史ある地に立地し、その土地に宿る記憶と文化を未来へと受け継ぐ「時空(とき)を超える旅の基点」として、国内外のゲストに特別な体験を提供します。
出典:日本郵便株式会社/西日本旅客鉃道株式会社
ホテルは全418室の客室を擁し、30階から38階の高層階に展開。客室は、約159㎡の「ザ・スイート」をはじめ、79㎡のスペシャリティ スイートや57㎡のコーナータイプ、40㎡のスタンダードクラスまで、多彩なバリエーションが用意されています。どの客室も、洗練されたデザインと快適な機能性を兼ね備え、訪れる人々に上質な滞在を約束します。
館内には、鉄板焼「瑞」、オールデイダイニング「THE-MOMENT GRILL&DINING」、ラウンジ、宴会場、GYM、OFURO(大浴場)、スパサロンなど、滞在をさらに豊かに彩る充実した付帯施設が揃っており、ラグジュアリーなホテルステイを演出します。29階に設けられたロビーやフロントエリアからは、大阪の都市風景を一望できる開放的な眺望も魅力のひとつです。
出典:日本郵便株式会社/西日本旅客鉃道株式会社
また、本ホテルはマリオット・インターナショナルが展開するグローバルなロイヤルティプログラム「Marriott Bonvoy®」にも参加しており、世界中の旅人に「Exactly Like Nothing Else(唯一無二)」の名にふさわしい、記憶に残る体験を提供します。
かつて鉄道の玄関口として栄えたこの地に、新たな物語を紡ぐ「THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection」。その唯一無二の存在は、大阪の魅力を世界に発信する新たな象徴となることでしょう。
周辺から見た様子
JPタワー大阪の夜景です。
大阪梅田ツインタワーズ・サウスから見たJPタワー大阪と梅田の超高層ビル群の様子です。
JPタワー大阪と梅田の超高層ビル群の様子です。
最終更新日:2025年10月5日