株式会社MTGは、自社の事業ビジョン「VITAL LIFE=健康で美しく生き生きとした人生」の実現を象徴する新たな拠点として、名古屋市熱田区に本社および研究開発センターを建設することを発表しました。竣工は2027年1月を予定しており、ブランド発信と技術開発の中核を担う施設として機能するだけでなく、地域と共生し、人々に親しまれる複合施設を目指します。
この施設は、熱田神宮の杜に囲まれた緑豊かな環境と調和するデザインが特徴で、世界的に活躍する建築家・隈研吾氏が設計を担当。新施設にはブランド体験型カフェやミュージアム、オープンスペースなどが設けられ、一般来訪者にも開かれた空間となります。
さらに、MTGはこの新本社を核として、「熱田外苑プロジェクト」という地域共創の取り組みにも参画。地元の企業や自治体、団体と連携しながら、歴史と文化が息づく熱田エリアに新たな魅力とにぎわいを創出し、持続可能なまちづくりに取り組んでいきます。
→株式会社MTG 新本社・研究開発センター建設のお知らせ
→株式会社MTG 歴史ある熱田神宮の周辺に、”外苑”として親しまれる新たなエリアを共創するプロジェクト新しい歴史をみんなでつくる。「熱田外苑プロジェクト」始動
株式会社MTG 新本社・研究開発センターの概要
1. プロジェクトの発表
株式会社MTGは、名古屋市熱田区に新本社および研究開発センターを建設することを発表。自社ビジョン「VITAL LIFE」の実現を象徴する拠点として、2027年1月の竣工を予定。
2. 施設のコンセプト
施設は「研究開発の強化」「ブランド発信の場」「人的資本経営の体現」の三本柱で設計され、従業員と来訪者双方に開かれた複合空間を構築。
3. 設計と建築
建築家・隈研吾氏が設計を担当。熱田神宮の自然と調和し、広場を包むような「丘」のようなデザインで、地域景観との一体化を図る。
4. 施設の構成
ReFaブランドの体験型カフェやミュージアム、緑あふれるテラス、商業施設、工房などを備え、企業施設でありながら一般にも開かれた構成。
5. 熱田外苑プロジェクトとの連携
新拠点を核とし、「熱田外苑プロジェクト」に参画。熱田神宮周辺のにぎわい創出と歴史・文化の継承を目指す地域共創型の取り組み。
6. 産官民によるまちづくり
地域団体(あつた宮宿会)、名古屋鉄道、自治体と連携し、歴史的資源と現代都市機能を融合させた持続可能なまちづくりを推進。
7. 今後の展望
2025年3月着工、2027年1月竣工予定。企業価値の強化と同時に、熱田地域のブランド化と新たな観光・文化交流拠点としての発展が期待される。

MTGが今回建設を進める新本社は、同社の事業ビジョンである「VITAL LIFE」を具体化する空間として位置づけられています。この施設には、研究開発機能の強化、ブランド体験の拡充、そして人的資本経営の推進という三つの重要な目的が込められています。
まず、研究開発面では、技術力の強化と社内外の連携によるイノベーション創出を図ります。分散していた拠点を集約することで、情報共有やコミュニケーションが円滑になり、商品企画や開発のスピードと質が向上することが期待されています。
次に、ブランド発信においては、ReFaブランドの世界観を直接体験できる「ReFaカフェ」や「ReFaミュージアム」を設けることで、単なる情報発信にとどまらず、来訪者が五感でブランド価値を体験できる仕組みを構築します。限定商品の販売も予定されており、地域に訪れる新たな目的地となるでしょう。
さらに、人的資本経営においては、屋外テラスや自然豊かな広場などのオープンな空間設計により、従業員のウェルビーイングを重視。従業員だけでなく一般市民にも開かれた施設として、多様な人々が交わるハイブリッドな空間づくりを目指します。

熱田区三本松町に建設されるこの新施設は、敷地面積14,412.93㎡、延床面積14,905.75㎡という広大な規模を誇ります。建物は鉄骨造の地上6階建てで、各階に異なる機能が配置されており、ワークスペースとパブリックスペースのバランスが図られています。
1階にはブランド体験の中心となる「ReFaカフェ」や「ReFaミュージアム」のほか、来訪者を迎えるエントランスホールや一部のオフィスエリアが配置され、一般利用と企業活動が共存する場となります。2階には屋外テラスと連携したオフィススペースが整備され、自然と一体となった快適な業務環境が提供されます。3階から6階は主にオフィスエリアで構成されており、集中した業務にも適した構成となっています。
建物の外には、地域に開かれた広場や、伝統工芸を体験できる工房、飲食店やパン工房などの商業施設、駐車スペースも整備される予定です。これらの施設は一般開放され、地域住民や観光客が気軽に訪れることのできるスポットとなることを想定しています。総投資額は約107億円にのぼり、名実ともにMTGのフラッグシップ施設となる計画です。

この新本社の建築設計を手がけるのは、国内外で高い評価を受ける建築家・隈研吾氏です。隈氏は「自然との調和」と「地域との共生」をテーマに、神宮東公園や熱田神宮の景観に呼応する形で、風通しの良いオフィスと緑豊かな丘のような建物を設計しました。
特に特徴的なのは、MTGのブランドイメージを象徴するような曲線的なテラスの採用と、建物全体が広場を包み込むように配置されている点です。これにより、施設は閉鎖的ではなく、まちの風景の一部として機能することを目指しています。外構部分にも多くの緑を取り入れることで、季節の移ろいが感じられる空間が創出され、訪れる人々に心地よい時間を提供します。
隈氏は「この建物が熱田の風景の一部として、地域の人々に親しまれることを願っている」と語っており、単なる建築物を超えたまちづくりへの強い意識がうかがえます。

MTGの新本社建設と並行して始動した「熱田外苑プロジェクト」は、熱田神宮周辺の歴史・文化・伝統を尊重しながら、まちの新たな可能性を広げる地域共創型の取り組みです。このプロジェクトには、MTGのほか、あつた宮宿会、名古屋鉄道といった地元の有力団体・企業が参画しています。
プロジェクトの基本理念は、熱田神宮を中心とした“外苑”という考え方に基づき、人の流れや交流を促進し、まちに持続的なにぎわいをもたらすこと。MTGの新施設や、今後開業が予定されている名古屋四季劇場、名鉄神宮前駅周辺の再開発と連携しながら、都市と歴史、文化と未来が交差する空間づくりを進めます。
このプロジェクトでは、地域住民・企業・行政・大学などの多様な主体が連携し、「新しい歴史をともにつくる」ことが強調されており、単なる開発事業にとどまらず、熱田という地域全体を未来へとつなぐムーブメントとしての性格を持っています。

熱田外苑プロジェクトのもう一つの特徴は、その推進にあたり産官学民の幅広いセクターが連携している点です。プロジェクトの委員会には、2014年に設立された「あつた宮宿会」や、交通とまちづくりの両面から地域開発を進める名古屋鉄道、そして新拠点を構えるMTGが名を連ねています。
あつた宮宿会の会長・花井芳太朗氏は、「地域住民の手でまちを元気にすること」を目的に、地道なまちづくり活動を続けてきた実績を活かし、今回のプロジェクトが新たなにぎわい創出の契機となることを期待しています。
名古屋鉄道の代表取締役社長・髙﨑裕樹氏も、神宮前駅の再開発と一体的に進める熱田外苑プロジェクトに強い意欲を示しており、「交通・開発・観光が融合した包括的なまちづくりを推進していきたい」と述べています。官民が手を取り合うことによって、熱田エリアの価値が大きく引き上げられることが期待されます。


新本社の建設は2025年3月に着工し、2027年1月の竣工が予定されています。設計・監修は隈研吾建築都市設計事務所、施工は前田建設工業が担当。投資規模はおよそ107億円に及び、MTGとしても中長期的な企業戦略の中核となる施設と位置づけています。
施設の完成後は、従業員が快適に働ける環境の実現だけでなく、地域住民・観光客・企業・教育機関など多様なステークホルダーが交流する場としての活用が期待されています。また、「熱田外苑プロジェクト」を通じて、地域全体が一つのブランドとなり、国内外に向けて発信されることも大きな目標です。
このように、MTGの新拠点と熱田外苑プロジェクトは、企業活動と地域づくりを両輪とした新しいモデルを提示しており、今後の展開に大きな注目が集まっています。
最終更新日:2025年7月14日

