ハンガートラスから各階床を吊り下げて新52号館を増築!着工した学校法人早稲田大学52・53・54号館建替工事!

学校法人早稲田大学は、2032年に早大創立150年、2033年に理工創設125年を迎えるにあたり、西早稲田キャンパスに位置する52・53・54号館建替工事が行われます。本格的着工に向けて、2023年9月18日に起工式が開催されました。

西早稲田キャンパスにおいて、近年の大学院生や研究者の増加と研究活動の高度化を背景に、喫緊の課題であった施設の狭隘化を解消し、研究環境の改善に向けた施設面積の増床を目的としているとのことです。さらに、既存キャンパスに不足していた学生アメニティ機能の拡充および、COVID-19以降の教育のあり方を見据えた教室の収容人数・仕様・室数等の見直しを行うものとされています。

51号館とその建物群にはキャンパスを設計した安東勝男教授の思想が深く刻み込まれており、一連のキャンパス再整備計画を検討するにあたり、二面採光の教室やその構造が極めて特徴的である現52号館を、生きた教材:ヘリテイジとして残すこととなりました。そのため、既存52号館を跨ぐように新52号館を増築する計画です。構造は既存52号館を挟んで立つ新設コアを結ぶ最上部のハンガートラスから各階床を吊り下げる架構形式となり、既存52号館に荷重をかけないダイナミックな構造を用いて既存52号館自体をヘリテイジとして残すものとされています。

→学校法人早稲田大学 延床面積を約3倍-約27,000㎡に増床 西早稲田キャンパス再整備:52・53・54号館 建替工事


出典:学校法人早稲田大学

 

 

 

出典:学校法人早稲田大学

キャンパス南側からの全景パースです。中央の高層建築が51号館、手前右側の建物が新52・53・54号館となります。

 

 

出典:学校法人早稲田大学

既存52号館上部5階に設けられる「ラーニングコモンズ」の完成予想パースです。

 

 

出典:学校法人早稲田大学

「4階パークフロア」の完成予想パースです。

 

 

出典:学校法人早稲田大学

「既存52号館を跨ぐように増築する新52号館」のイメージです。

 

 

出典:学校法人早稲田大学

「新53・54号館に位置する新教室」の完成予想パースです。

最終更新日:2023年9月21日

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