浜松湖西豊橋道路は、静岡県浜松市浜名区と愛知県豊橋市を結ぶ延長約28kmの高規格道路として計画されており、三ヶ日ジャンクションと三河港区域を直接結ぶ重要なルートです。東名高速道路や新東名高速道路、三遠南信自動車道、名豊道路(一般国道23号)などと連携することで、広域交通ネットワークを形成します。今回、延伸計画が進められているのは、愛知県豊橋市雲谷町字八尻~愛知県豊橋市老津町字後田間の約14.1kmの区間です。
本事業は、三遠地域(浜松市、湖西市、豊橋市、豊川市、田原市)の交流促進や地域産業の物流支援、災害時の交通確保、観光エリア間の連絡強化を目的としており、地域の発展と安全・安心なまちづくりに大きく寄与します。これらの目的を踏まえ、「速達性・定時性の向上による物流支援」「災害時の信頼性向上による円滑な救援活動および支援物資輸送」「広域道路ネットワークの構築による地域間交流の促進」「生活交通の安全な走行環境の確保」の4つの政策目標が設定されています。
→豊橋市 浜松湖西豊橋道路等における都市計画素案の説明会開催について
浜松湖西豊橋道路の概要
- 浜松湖西豊橋道路の延長と位置
静岡県浜松市浜名区から愛知県豊橋市を結ぶ延長約28kmの高規格道路。
東名高速や新東名と連携する広域交通ネットワークの形成。 - 政策目標と目的
物流支援や災害時の信頼性向上を目的とした地域交通の整備。
地域間交流促進と生活交通の安全確保を重視した計画。 - 豊橋市の都市計画との連携
都市計画マスタープラン2021-2030のまちづくり目標との整合。
産業活性化や物流基盤、防災拠点アクセスの向上による地域発展。 - 住民参加と都市計画手続き
都市計画素案作成と公聴会による住民意見の反映。
環境影響評価と生活・自然環境への配慮を重視した整備。 - 道路構造と設計の特徴
自動車専用道路、設計速度80km/h、4車線の整備。
橋梁・トンネルの複合方式による周辺環境への影響軽減。 - 交通利便性と物流効果
高速ICへのアクセス改善による物流の迅速化と定時性向上。
生活交通分散と市街地渋滞緩和による安全な走行環境。 - 防災・観光・地域交流への効果
津波・液状化リスクへの対応と防災拠点アクセスの確保。
広域交流や観光誘客の促進による地域活性化。

豊橋市は「快適に暮らせるやさしいまち」「活気あふれる元気なまち」「自然豊かな美しいまち」「安全・安心がつづくまち」を都市計画マスタープラン2021-2030で掲げています。その中で浜松湖西豊橋道路は、広域幹線道路として産業の活性化や物流基盤の整備、地域交流の促進、防災拠点へのアクセス強化などに貢献します。
特に、物流面では三河港や農業生産地から高速道路へのアクセス性が向上することで、地域産業の発展を支えます。広域交流では観光地への来訪者増加やイベント参加促進に寄与し、防災面では南海トラフ地震などの大規模災害時に、救急救命や支援物資輸送が迅速化されます。さらに、生活道路や通学路の安全性向上、市街地渋滞の緩和により、住民にとって暮らしやすいまちを形成します。

浜松湖西豊橋道路の都市計画作成にあたっては、地域住民の意見を反映しながら段階的に進めています。現在は都市計画素案の段階であり、今後も公聴会や説明会を通じて地域住民に丁寧に情報提供し、意見を収集する方針とされています。
都市計画の手続きでは、道路の名称、位置、種別、車線数、構造形式などを定めるとともに、環境影響評価も同時に行います。都市計画素案では、生活環境や自然環境、景観への配慮を重視し、住民の安全・安心に配慮した都市施設整備を計画しています。


浜松湖西豊橋道路は約28kmの延長を持ち、愛知県区間は豊橋市内で約14.1km、湖西市区間で約5.9km、浜松市区間で約7.9kmとなります。道路は自動車専用道路(第1種第3級)で、設計速度は80km/h、車線数は4車線です。
道路構造は地表式、嵩上式、地下式の複合方式を採用し、橋梁やトンネルを組み合わせて周辺環境への影響を最小化します。愛知県内には「豊橋IC(仮称)」「三河港IC(仮称)」のインターチェンジ2箇所、「大崎北JCT(仮称)」のジャンクション1箇所を設置予定で、物流や通勤、観光利用の円滑化を図ります。さらに、生活道路との立体交差により安全性を確保し、交通渋滞の緩和にも寄与します。

現状、三河港や県境周辺の産業集積地、渥美半島の農業生産地は、高速ICから20km以上離れており、定時性の低い物流が課題となっています。浜松湖西豊橋道路の整備により、高速ICへのアクセスが改善され、物流の迅速化と定時性の向上が期待されます。
また、防災面では津波や液状化のリスクを抱える市街地や防災拠点へのアクセス向上が図られ、災害時の救援活動や物資輸送が円滑化されます。生活交通では、市街地の交通量が分散され、事故リスクの低減や通学路の安全性向上、市内道路の渋滞緩和が見込まれます。観光面でも地域間のアクセス性向上により、広域交流や観光誘客の促進に貢献するものとされています。
最終更新日:2025年11月14日

