つくばエクスプレスつくば駅近くの吾妻二丁目において、「筑波大学IMAGINE THE FUTURE.Forum研究スロット棟(仮称)等新営その他工事」の計画が進められています。本計画は、筑波大学が推進する「IMAGINE THE FUTURE. Forum(ITF.F)」事業の中核施設となる研究拠点の整備です。大学の有する総合的な研究力を基盤に、企業とのニーズドリブン型共同研究を加速させ、研究開発から実証、事業化までを一気通貫で実現する新たな産学連携モデルの構築を目指しているものとなります。地上5階建て・延べ面積約2万5,850㎡の規模で、2026年1月着工、2028年3月末の完成を予定しています。
筑波大学IMAGINE THE FUTURE.Forum研究スロット棟(仮称)等新営その他工事の概要
1.計画の位置づけ
つくば駅近くの吾妻二丁目に計画される、IMAGINE THE FUTURE.Forum事業の中核拠点整備。
大学の総合知を社会実装へとつなぐ新たな産学連携モデルの構築。
2.建設地と規模
建設地は茨城県つくば市吾妻二丁目10-1ほか、敷地面積21,325.53㎡の駅近立地。
延べ面積約25,850㎡、建築面積約6,500㎡の大規模研究施設。
3.建築計画の概要
鉄筋コンクリート造一部鉄骨造、地上5階建て、高さ約26.0mの研究棟計画。
杭基礎を採用し、2026年1月着工、2028年3月末完成予定。
4.事業の背景
国際競争力低下やイノベーション不足への危機感を背景とした挑戦。
研究開発成果を迅速に社会へ還元する仕組みづくりの推進。
5.B2A2Bモデルの実践
企業がキャンパス内に拠点を設けるB2Aを発展させたB2A2Bの展開。
企業ニーズを起点に研究から事業化までを一気通貫で目指す枠組み。
6.施設機能と特徴
可変性の高い研究室群、会議室、イベントホールなどを備える交流型施設。
縦100m×横70m×高さ22m規模のPOC空間併設による実証環境の整備。
7.地域・広域連携への波及
つくば市のスーパーシティ構想や筑波研究学園都市発展との連動。
広域イノベーション創出と新産業形成を担う次世代サイエンスパーク拠点。

建設地は茨城県つくば市吾妻二丁目10-1の一部ほか(10-3、10-4、10-5)で、つくば駅から徒歩圏内の利便性の高い立地です。敷地面積は21,325.53㎡、建築面積は約6,500㎡、延べ面積は約25,850㎡に及びます。建物は鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)の地上5階建て、高さ約26.0m。基礎工法には杭基礎を採用します。着工は令和8年(2026年)1月、完了は令和10年(2028年)3月末を予定しています。


筑波大学IMAGINE THE FUTURE.Forum研究スロット棟(仮称)は、筑波大学が掲げるスローガン「IMAGINE THE FUTURE.」の具体化を図る象徴的プロジェクトです。日本経済が国際競争力の低下という課題に直面する中、研究成果を社会実装へ迅速につなげる仕組みづくりが求められています。
ITF.F事業では、企業がキャンパス内に研究拠点を設ける「B2A(Business to Academia)」をさらに発展させ、「B2A2B(Business to Academia to Business)」モデルを実践。企業や社会の課題を起点に、大学の研究力を活用し、事業化までを見据えた研究開発を推進します。国立大学法人としては先進的な取り組みとなります。

研究スロット棟は、複数の企業や研究機関の利用を想定した可変性の高い研究室群を整備します。加えて、オープンスペースや大小の会議室、イベントホールなどを備え、分野横断的な交流を促進する設計となります。
特筆すべきは、ドローンなどの実証実験が可能な大規模POC(Proof of Concept)スペースの併設です。縦約100m×横約70m、高さ約22mの空間を確保し、研究成果を迅速に検証できる環境を整えます。これにより、基礎研究から実証・社会実装へのスピードを飛躍的に高めることが期待されています。


建築主は国立大学法人筑波大学です。設計は東京都墨田区横網の株式会社佐藤総合計画が担い、施工は戸田建設株式会社が担当予定です。
事業は一般競争入札(WTO対象)として公告され、施工体制確認型総合評価方式が試行されます。当初は設計施工一括(DB)方式での整備が検討されましたが、入札不調を経て従来方式へ変更されるなど、慎重なプロセスを経て現在の計画に至っています。

ITF.F事業は、筑波研究学園都市の中核機関である筑波大学の研究力を一層強化するだけでなく、つくば市が推進するスーパーシティ構想との連携も視野に入れています。さらに、三井不動産との産学連携協定により、柏の葉や日本橋エリアとの広域的なイノベーション連携も進められています。
本施設の整備は、研究学園都市の再活性化と新産業創出の拠点形成につながる国家的プロジェクトといえるでしょう。つくば駅周辺における新たなランドマークとして、今後の進展が注目されます。
出典・引用元
・国立大学法人筑波大学 IMAGINE THE FUTURE. Forum事業について
・国立大学法人筑波大学/三井不動産株式会社 筑波大学と三井不動産 産学連携の推進に関する協定書を締結
最終更新日:2026年3月1日