MoN Takanawa: The Museum of Narratives (モン タカナワ:ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)は、東京都港区芝浦4丁目で建設中の地上6階、地下3階、高さ44.98mの文化創造施設です。立地は、高輪ゲートウェイシティの2街区に位置しています。MoN Takanawaは、JR東日本が進めるTAKANAWA GATEWAY CITYの中で、文化創造を担う中核施設として位置づけられています。鉄道ネットワークと地域資源を活かし、都市と地方、過去と未来を結ぶハブとなることで、世界に向けて新たな日本文化を発信していく拠点となります。 施設構成は、地下3階~地下1階にBox1000、MoNライブラリー、地上1階にパークテラス、地上2階にエントランスロビー、Box300、地上3階にサンラボ/ランドラボ/シーラボ、トレインテラス、地上4階にTatami、地上5階にBox1500、地上6階に月見テラス、足湯テラス、R階に門神社、MoNファーム、花見テラスとなります。
建築主は東日本旅客鉄道株式会社、設計は品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)設計共同企業体、施工は鹿島建設株式会社です。着工は2022年7月1日、竣工は2026年3月31日となっています。
→TAKANAWA GATEWAY CITY (高輪ゲートウェイシティ)全体の概要
過去の建設状況
→過去の建設状況
出典∶東日本旅客鉄道株式会社
概要
名称
MoN Takanawa: The Museum of Narratives (モン タカナワ:ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)
計画名
品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)/Tokyo Yard Project/高輪ゲートウェイシティ(仮称)2街区 文化創造棟
所在地
東京都港区芝浦4丁目
用途
集会場、展示場、飲食店、自動車車庫、自転車駐車場
階数
地上6階、地下3階、塔屋1階
高さ
44.98m
構造
鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
基礎工法
直接基礎
敷地面積
7,977.31㎡
建築面積
5,209.17㎡
延床面積
28,952.55㎡
着工
2022年7月1日
竣工
2026年3月31日
建築主
東日本旅客鉄道株式会社
設計
品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)設計共同企業体
施工
鹿島建設株式会社
最寄駅
JR山手線、京浜東北線「高輪ゲートウェイ」駅
備考
▼施設構成 地下3階~地下1階:Box1000、MoNライブラリー
地上1階:パークテラス 地上2階:エントランスロビー、Box300 地上3階:サンラボ/ランドラボ/シーラボ、トレインテラス 地上4階:Tatami 地上5階:Box1500 地上6階:月見テラス、足湯テラス R階:門神社、MoNファーム、花見テラス
位置図
標識
区域図
出典∶内閣府
配置図
出典∶内閣府
断面図
出典∶内閣府
出典∶東日本旅客鉄道株式会社
模型写真
現地にて撮影
イメージパース
出典∶東日本旅客鉄道株式会社
2026年2月建設状況
MoN Takanawa: The Museum of Narratives(モン・タカナワ:ザ・ミュージアム・オブ・ナラティブズ)は、TAKANAWA GATEWAY CITY内に建つ文化創造・発信施設です。地下3階から地上6階、屋上階までを使い、日本の伝統文化からマンガ・アニメ、音楽、食、さらには最先端テクノロジーまでを横断的に扱い、「100年先へ文化をつなぐ」ことをコンセプトに掲げています。
館名の「MoN」には、新たな世界へ踏み出す「門」と、未来を考え続けるための「問」という二つの意味が込められており、来館者一人ひとりが物語(Narrative)と出会い、自身の問いを見つける場となることを目指したものとなっています。
南西側から見た建設中のモン・タカナワ:ザ・ミュージアム・オブ・ナラティブズの様子です。
MoN Takanawaの設計は、隈研吾建築都市設計事務所によるものとなっており、「物語(Narrative)」を空間として立ち上げることを主眼に置いています。単一の展示室を巡る従来型のミュージアムとは異なり、地下から屋上階まで連続する立体的な構成により、来館者が上下移動を通して異なるスケールや雰囲気の空間を体験できるデザインとなっています。
建物内部は、Box1000やBox1500といった大規模な箱型空間を核に据えつつ、ラボや畳空間、テラスなど性格の異なる場所を点在させることで、「展示」「実験」「滞在」「交流」が自然に交錯する構成が採用されています。これにより、来館者は目的を持って訪れるだけでなく、偶発的な出会いや発見を通じて物語に触れる体験が生まれるよう計画されています。
北西側から見た建設中のモン・タカナワ:ザ・ミュージアム・オブ・ナラティブズの様子です。
外装および建築全体のデザインは、TAKANAWA GATEWAY CITY全体の都市景観と調和しながらも、文化創造棟としての存在感を明確に打ち出しています。ガラスや金属素材を用いた開放的な表現と、内部に展開する多層的な活動が視覚的ににじみ出る構成により、「今、この場所で何かが起きている」ことを街に対して発信する建築となっています。
また、駅とデッキで直結する2階エントランスや、1階のパークテラス、各階の屋外テラスといった内外をつなぐ動線計画も大きな特徴です。鉄道、街路、公園、屋上庭園が連続することで、ミュージアムでありながら日常的に立ち寄れる“都市のリビング”のような空間性を実現しています。
構造・設備面においても、LEDを全面に備えたシアター空間や配信対応のインフラなど、将来の表現技術の進化を見据えた柔軟性が確保されています。展示内容や表現手法が変化しても更新し続けられる器として、長期的な運営を支える設計思想が貫かれています。
南西側から見上げた建設中のモン・タカナワ:ザ・ミュージアム・オブ・ナラティブズの様子です。
南東側から見た建設中のモン・タカナワ:ザ・ミュージアム・オブ・ナラティブズの様子です。
出典∶東日本旅客鉄道株式会社
モン・タカナワ:ザ・ミュージアム・オブ・ナラティブズは、文化創造施設として様々なパブリックスペースやプログラムスペースを有します。
出典∶東日本旅客鉄道株式会社
展示・イベント空間「Box1500/Box1000」
館内には、用途や表現に応じた大小さまざまな展示・イベント空間が配置されています。地上5階の「Box1500」は、約1,500㎡の広さを誇る館内最大の展示空間で、テーマを象徴する大規模展覧会や講演会、ライブイベントの会場として利用されます。 一方、地下3階から地下1階にかけて広がる「Box1000」は、ステージ全面にLEDパネルを備えた最新鋭のシアター空間です。映像・音響・舞台機構を融合した没入型の演出により、新しい物語体験を創出し、配信やアバター参加型プログラムを通じて遠隔地との接続も可能としています。
出典∶東日本旅客鉄道株式会社
フレキシブル空間「Box300」
地上2階の「Box300」は、壁の開閉によってホワイエと一体化できる自由度の高い実験空間です。企業や研究機関、クリエーターとの共創による先端的なプログラムを展開し、夜間にはDJイベントやパブリックビューイングなど、多様な使われ方が想定されています。 また、地上3階にはサンラボ/ランドラボ/シーラボの3つのラボが設けられ、気軽に立ち寄れる小規模展示やワークショップを通じて、来館者と文化創造のプロセスをつなぎます。
出典∶東日本旅客鉄道株式会社
Tatami
地上4階の「Tatami」は、約100畳の畳空間が広がるユニークなスペースです。靴を脱いでくつろぎながら、和の文化とテクノロジーを融合させた体験を楽しむことができ、日本文化の新たな可能性を体感する場となっています。 MoN Takanawaでは、こうした空間を通じて「展示を見る」だけでなく、「体験し、考え、語る」ことを重視した文化体験を提供します。
出典∶東日本旅客鉄道株式会社
パブリックスペース・テラス空間
館内外には、訪れる人が自由に過ごせるパブリックスペースも充実しています。地上1階の「パークテラス」は、待ち合わせや休憩の場として機能するほか、音楽やファッションショーなどのイベントも開催されます。目の前には、高輪築堤跡を望む公園が広がり、鉄道の歴史ともつながります。 地上6階には「月見テラス」と「足湯テラス」が設けられ、季節の移ろいを感じながらくつろげる空間を形成。さらに屋上階には「門神社」、「MoNファーム」、「花見テラス」が整備され、自然と文化、信仰が重なり合う立体的な体験が用意されています。
出典∶東日本旅客鉄道株式会社
MoNライブラリー
地下階に配置された「MoNライブラリー」では、開催中のプログラムやアーティストに関連する書籍や資料、グッズを展示・閲覧することができます。MoN Takanawaは「モノ」を収蔵する従来型ミュージアムとは異なり、パフォーマンスや制作プロセス、来館者の体験そのものをアーカイブし、再上演や次の創造へとつなげていくことを目指しています。
モン・タカナワ:ザ・ミュージアム・オブ・ナラティブズの建設が進む2街区に隣接して、2-2街区も建設されます。
2-2街区は、地上9階、高さ36.75m、延床面積1,999.64㎡の事務所、寄宿舎、物販店舗から構成される高層ビルとなります。
最終更新日:2026年2月14日