都市開発ニュース
新川崎に量子・AI・半導体の研究開発拠点が誕生「新川崎・創造のもりイノベーション拠点整備事業」!!2029年度開業を目指す次世代イノベーション拠点!!
まちのリビングのような駅を目指して改修する「東急田園都市線 宮崎台駅リニューアル工事」!!2028年度完成に向けて進む駅・駅前広場の大規模改修!!
遂に高架橋の姿も現した京成立石駅周辺を高架化する「京成電鉄押上線(四ツ木駅~青砥駅間)連続立体交差事業」!!上り仮ホームや仮線整備も進む2026年夏時点施工状況!!
千葉ニュータウンに建っていた地上13階、高さ90.8mの超高層ビル・旧三菱UFJ銀行千葉センターを解体する「NRT11解体工事(地上部)」!!新たなデータセンターへ転換・建設!!
品川駅~高輪ゲートウェイ駅間に新たに2棟の超高層複合ビル「高輪ゲートウェイシティ 5・6街区」!!オフィスをメインに医療・人財・叡智、水素・GX機能を導入!!高輪築堤も保存検討!!
東京港のコンテナふ頭の中核を約330万TEUの処理能力へ「大井コンテナふ頭将来像」!!AI活用やASC導入、ターミナルの拡張・一体運営などで世界トップクラスの物流拠点を構築!!
遂に現地に開発事業等計画公開板が設置されて2026年9月15日に着工する「日本製鋼所 中央研究所(仮称)」!!柏の葉イノベーションキャンパスエリアの136街区も開発が本格化へ!!
晴海三兄弟の北東側に広がる約1.9万㎡の空き地「晴海フラッグ販売センター跡地」が売却へ!!複合開発が想定され、晴海運河沿いにはプロムナードも整備か!?
千葉県袖ケ浦市・袖ケ浦駅近く約50haの開発構想「袖ケ浦駅西側地区」!!新たなまちづくり・産業基盤の形成を検討!!
新川崎で着工から13年が経過してもまだまだ建設が続く「クレストプライムレジデンス」!!2,500戸超の巨大マンション街で「プロムナード八番街」の建設が進む!!
現地に建築計画のお知らせ板が設置された「(仮称)神宮前六丁目八角館建替計画」!!妹島和世氏率いるSANAA設計で神宮前交差点に新たな商業施設誕生へ!!
東急新横浜線 新綱島駅前で建設が進む池谷家住宅主屋を活用した「新綱島MICCA」!!古民家+2棟の木造商業施設による新たな駅前拠点が2026年秋誕生へ!!
大阪城公園と大阪城東部地区を結ぶ新たな歩行者動線となる「大阪城公園接続デッキ」!!2028年春頃の開通を目指しデザインイメージを公表!!
つくばエクスプレス研究学園駅近くで2026年秋に開業する高架下商業施設「寿横丁」!!とりせん研究学園店跡地の開発計画や商業ビル建設進行などにより駅前商業地が形成へ!!
海老名駅間地区のViNA GARDENS(ビナ ガーデンズ)で建設中の「(仮称)ファミリー棟」と「(仮称)ホテル温浴棟」2026年夏時点建設状況!!天然温泉のほか子育て・ペット関連の複合施設の建設が進む!!
なんばのクボタ旧本社跡地に建設される約1万2,500人収容の多目的アリーナ「(仮称)Kubota LaLa arena」!!街区名称は「Kubota field(クボタフィールド)」に決定!!
長崎駅前の県営バスターミナル一帯で計画が進む「大黒町地区第一種市街地再開発事業」!!バスターミナルを核としたホテル・商業・オフィスを備える新たな交通・都市拠点を形成へ!!
2階中央改札口やホームドアが本格供用開始された「相鉄線海老名駅改良工事」!!駅機能強化で神奈川県央の交通拠点が進化!!
村岡・深沢地区エリアに開業するショッピングセンター「MCUD・HASEKO Retail鎌倉梶原」!!2026年8月28日にカインズ、9月1日にライフが開業へ!!
千葉ニュータウンで建設が進む延床約3万㎡の大型データセンター「(仮称)Inzai5新築工事」!!AI・DX時代を支える新たなデジタルインフラ整備が本格化!!

遂に構想が実現へ!!池袋駅東口と西口を高架レベルで結ぶ「池袋駅東西連絡通路(東西デッキ)」!!2026年度からは概略基本設計に着手予定!!

池袋駅東西連絡通路(東西デッキ)は、池袋駅の鉄道敷地上空を活用し、東口と西口を高架レベルで結ぶペデストリアンデッキを整備する計画です。北側と南側の2か所にデッキを設け、慢性的な混雑の緩和や東西回遊性の向上、災害時の安全確保を図ることを目的としています。

池袋駅はJR東日本をはじめ4社8路線が集中する国内有数の巨大ターミナルですが、駅構内・地下通路の混雑や動線の複雑さ、防災・バリアフリー面での課題を抱えてきました。こうした状況を背景に、東西デッキは池袋駅とまちを一体的に再生する基盤施設として、長年にわたり検討が重ねられてきました。2026年度からは概略基本設計に着手予定で、実現に向けた取り組みが新たな段階に入ろうとしています。

池袋駅東西連絡通路(東西デッキ)の概要

1.計画の位置づけ
池袋駅の線路上空を活用し、東口と西口を高架レベルで結ぶ歩行者デッキ計画。
巨大ターミナル池袋駅と周辺市街地を一体的に再構築する都市基盤整備。

2.東西分断の解消
地下通路に集中していた東西移動動線を地上・空間レベルへ分散。
慢性的な混雑緩和と分かりやすい歩行者動線の確保。

3.北デッキ・南デッキの構成
北側・南側の2か所に連絡デッキを設ける二重構成。
駅前広場や周辺施設を立体的につなぐ回遊動線の形成。

4.長年の検討経緯
昭和50年代から構想が続く池袋副都心の懸案プロジェクト。
基本構想策定や都市再生施策への位置づけを経た計画の具体化。

5.防災・減災機能
災害時の一時滞留や安全な避難動線を担う歩行者空間。
帰宅困難者対策を含むターミナル駅防災の強化。

6.周辺再開発との連動
駅改良や東西口再開発と一体で進められる段階的整備。
池袋副都心全体の回遊性と都市機能向上への寄与。

7.今後の進展と展望
2026年度から概略基本設計に着手予定の事業フェーズ移行。
池袋駅を「乗換え拠点」から「都市の顔」へ転換する象徴的計画。


*AIで作成した池袋駅東西連絡通路(東西デッキ) ※AIを用いて手前側の鉄格子を削除してデッキを生成

池袋駅は一日あたりの利用者数が非常に多い一方で、利用の大半が乗換えに集中しており、駅の賑わいが周辺市街地へ十分に波及していないという課題があります。また、増改築を繰り返してきた結果、駅施設は構造が複雑化し、動線の交錯による混雑、防災性や避難性の不足、バリアフリー対応の遅れといった問題が顕在化しています。

特に地下通路は東西を結ぶ主要な歩行者動線であると同時に、鉄道利用者の乗換え動線とも重なり、時間帯によっては著しい混雑が発生しています。東西デッキは、こうした構造的課題を抜本的に改善し、駅とまちの関係を再構築するための新たな歩行者基盤として位置づけられています。

出典∶豊島区

東西デッキは、池袋駅線路上空に「北デッキ」と「南デッキ」の2つを整備する計画です。この2つを合わせて「池袋駅東西連絡通路(東西デッキ)」と位置づけています。北デッキは主に東西の駅前広場同士を結ぶ歩行者動線として、南デッキはメトロポリタンプラザ方面から明治通り方面へとつながる歩行者動線として機能する想定です。

出典∶豊島区

地上・地下・デッキレベルを立体的かつ連続的につなぐことで、分かりやすく快適な歩行者ネットワークの形成を目指します。
なお、通路幅員や具体的な位置、施設レイアウトについては現時点では確定しておらず、今後、権利者や関係事業者との協議を通じて検討が進められます。

*池袋駅西口側から見た池袋駅と池袋駅東口の様子 ※AIにより手前側の鉄格子を削除

東西デッキ構想は、昭和50年代から検討が続けられてきた、池袋副都心における長年の懸案事業です。昭和57年には豊島区基本計画に「東西デッキ構想」が明記され、その後も都市計画マスタープランや池袋副都心再生プランなど、複数の計画において東西連絡施設の必要性が位置づけられてきました。

*池袋駅北側に位置している東西を貫通するウイロード (雑司が谷隧道)

平成27年には「池袋駅東西連絡通路(東西デッキ)整備基本構想」が策定され、北デッキ・南デッキそれぞれの機能や整備手法がガイドラインとして整理されました。さらに、池袋駅周辺地域は特定都市再生緊急整備地域に指定され、駅を核とした公民連携による都市再生の枠組みが整えられています。

*池袋駅地下にある北通路、中央通路、南通路の3つの東西自由連絡通路は混雑が激しい

東西デッキは、単独の施設としてではなく、池袋駅周辺で進行・検討されている複数の都市整備プロジェクトと連動して段階的に整備される計画です。南デッキは既存施設との接続条件が比較的整っていることから先行整備が想定されており、北デッキについては西口・東口双方の再開発動向を踏まえながら検討が進められます。
この段階的整備により、駅施設の更新、地下通路の再編、周辺街区の再開発が連鎖的に進み、池袋副都心全体の回遊性と魅力向上につながることが期待されています。

*池袋駅西口では3街区から構成される超高層複合ビルを建設する再開発計画がある

2026年度からは東西デッキの概略基本設計に着手する予定であり、構想段階から具体化へと大きく前進する局面を迎えます。今後は、整備主体や費用負担の整理、具体的な構造・規模の検討、関係事業者との調整が本格化していく見通しです。

*池袋駅の一日平均乗降客数は約236万人と新宿駅、渋谷駅に次いで世界第3位となっている

東西デッキの実現は、池袋駅を単なる乗換え拠点から「まちと一体となった都市の顔」へと転換させる重要な鍵となります。駅とまち、東と西をつなぐ新たな歩行者空間が、池袋副都心の次の時代を象徴する都市基盤としてどのように形づくられていくのか、今後の動向が注目されます。

出典・引用元:豊島区 東西連絡通路(東西デッキ)

最終更新日:2026年2月9日

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