グランドシティタワー月島は、東京都中央区月島三丁目に建つ地上58階、地下2階、高さ199.45m、総戸数1,284戸の超高層タワーマンションです。立地は、北側を隅田川、南側を月島西仲通り商店街(通称:月島もんじゃストリート)に面した場所に位置しています。
再開発区域は西仲通り商店街に接し、多くの観光客で賑わう一方、低層の木造建物が密集しており、防災面での脆弱性が課題となっていました。また、公共的な緑地や広場が少なく、隅田川との間には防潮堤があるため、水辺を身近に感じにくい状況でした。さらに、狭小な敷地に築年数の古い木造住宅が多く残り、建物の更新が進んでいないことから、個別の建替えだけでは防災性の向上や良好な都市環境の形成が困難となっていました。こうした課題を解決するため、地区計画や市街地再開発事業を活用し、土地の有効利用と都市機能の更新を一体的に進めるとともに、水辺と調和した公共施設や広場、地域交流施設などが整備されています。月島の商店街や路地、水辺といった地域特性を生かし、防災性・安全性を高めながら、快適で魅力的な複合市街地の形成を目指すまちづくりです。
施設構成は、地上58階、地下2階、高さ199.45mのA街区「グランドシティタワー月島」の地下に駐車場、1~2階に店舗、共同住宅共用施設、3~58階に共同住宅住戸、地上6階、高さ27.40mの「B-1街区」が障害者グループホーム「リヴェール月島」、地上7階、高さ25mのB-2街区「アドヴァンシティ月島」の1階に駐車場、2~7階に共同住宅となります。
グランドシティタワー月島の住戸専有面積は37.66㎡~91.25㎡、間取りは1LDK~3LDK、共用施設にはコーチエントランス、コーチエントランスホール、コンシェルジュカウンター、グランドエントランス、グランドエントランスホール、キッズルーム<集会室>、つきしまFARM、ラウンジ、テレワークラウンジ、ゲストルーム、スカイラウンジ・パーティールームが入ります。構造面では、粘弾性ダンパー方式の制震装置を採用した「制震構造」が採用されており、環境性能面では「ZEH-M Oriented」を取得しています。
建築主は月島三丁目地区再開発準備組合、参加組合員は住友不動産株式会社、東京建物株式会社、大和ハウス工業株式会社、首都圏不燃建築公社、設計は五洋建設・大建設計特定業務代行共同体、設計コンサルタントが株式会社大建設計、総合コンサルタントがパシフィックコンサルタンツ株式会社、A街区が五洋建設株式会社、B-1街区が五洋建設株式会社、B-2街区が五洋建設株式会社、施工はA街区が五洋建設株式会社、B-1街区が五洋建設株式会社となっています。
既存建築物の解体着手は2022年3月7日、着工はA街区が2022年9月15日、B-1街区が2022年12月1日、B-2街区が2024年10月1日、竣工はA街区が2026年6月30日、B-1街区が2024年6月30日、B-2街区が2026年6月30日となっています。
過去の建設状況
→過去の建設状況
概要
| 名称 |
A街区:グランドシティタワー月島 B-1街区:リヴェール月島 B-2街区:アドヴァンシティ月島 |
| 計画名 |
月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業 新築工事 |
| 所在地 |
A街区:東京都中央区月島三丁目1801番 B-1街区:東京都中央区月島三丁目2412番 外 B-2街区:東京都中央区月島三丁目2401番 外 |
| 用途 |
A街区:共同住宅、商業・公益的施設、他 B-1街区:障害者グループホーム、他 B-2街区:共同住宅 |
| 階数 |
A街区:地上58階、地下2階、塔屋2階 B-1街区:地上6階、塔屋1階 B-2街区:地上7階 |
| 高さ |
A街区:199.45m(軒高:197.65m)/中央区資料:198.95m B-1街区:27.40m(軒高:24.80m)/中央区資料:24.20m B-2街区:25m/中央区資料:24.87m |
| 構造 |
A街区:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造 制震構造(粘弾性ダンパー) B-1街区:鉄筋コンクリート造 B-2街区:鉄筋コンクリート造 |
| 基礎工法 |
A街区:現場造成杭(アースドリル式拡底工法) B-1街区:既成杭 B-2街区:既成杭 |
| 総戸数 |
A街区:1,284戸(非分譲住戸339戸、その他住戸30戸含む)その他店舗21区画、保育所、デイサービス ※管理規約上の取扱いは1,285戸(非分譲住戸340戸、その他住戸30戸含む)、その他店舗23区画、保育所、デイサービス B-1街区:グループホーム 定員18名/ショートステイ 定員2名/就労継続支援B型 20名 B-2街区:56戸 |
| 敷地面積 |
A街区:10,076.42㎡ B-1街区:1,054.00㎡ B-2街区:882.14㎡ |
| 建築面積 |
A街区:6,743.49㎡ (標識:6,548.55㎡) B-1街区:625.83㎡ B-2街区:552.94㎡ |
| 延床面積 |
A街区:144,276.80㎡ (標識:144,450.75㎡) B-1街区:1,925.19㎡ B-2街区:3,245.34㎡ |
| 着工 |
A街区:2022年9月15日 (既存建築物解体着手:2022年3月7日) B-1街区:2022年12月1日 (既存建築物解体着手:2022年3月7日) B-2街区:2024年10月1日 (既存建築物解体着手:2022年3月7日) |
| 竣工 |
A街区:2026年4月下旬 (標識:2026年6月30日) B-1街区:2024年6月30日 B-2街区:2026年6月30日 |
| 建築主 |
月島三丁目地区再開発準備組合 参加組合員:住友不動産株式会社、東京建物株式会社、大和ハウス工業株式会社、首都圏不燃建築公社 |
| 設計 |
五洋建設・大建設計特定業務代行共同体 設計コンサルタント:株式会社大建設計 総合コンサルタント:パシフィックコンサルタンツ株式会社 A街区:五洋建設株式会社 B-1街区:五洋建設株式会社 B-2街区:五洋建設株式会社 |
| 施工 |
A街区:五洋建設株式会社 B-1街区:五洋建設株式会社 B-2街区:ー |
| 最寄駅 |
東京メトロ有楽町線、都営大江戸線「月島」駅、都営大江戸線「勝どき」駅 |
| 備考 |
専有面積:37.66㎡~91.25㎡ 間取り:1LDK~3LDK 共用施設:コーチエントランス、コーチエントランスホール、コンシェルジュカウンター、グランドエントランス、グランドエントランスホール、キッズルーム<集会室>、つきしまFARM、ラウンジ、テレワークラウンジ、ゲストルーム、スカイラウンジ・パーティールーム |
位置図
標識
▼A街区
▼B-1街区
▼B-2街区
▼解体工事のお知らせ
区域図
出典∶中央区
配置図
出典∶グランドシティタワー月島 公式サイト
断面図
出典∶中央区
イメージパース
出典∶グランドシティタワー月島 公式サイト
A街区「グランドシティタワー月島」
西側から見たグランドシティタワー月島の様子です。グランドシティタワー月島は、月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業によって整備された超高層タワーマンションです。本事業では、月島の特性を生かしながら土地の合理的かつ健全な高度利用を図り、快適な生活環境と多様な都市機能を備えた複合市街地の形成が進められました。
街区全体では、超高層建築物によるA街区と低中層建築物によるB-1街区、B-2街区が整備され、住宅機能に加えて子育て支援、高齢者福祉、生活関連施設などを導入。さらに、広場や歩行者通路を配置することで、地域住民や来訪者が利用できる開かれた都市空間を創出しています。
西側から見たグランドシティタワー月島の低層基壇部の様子です。
B-1街区「リヴェール月島」の屋上に位置する「わたし児童遊園」へ至る連絡デッキです。
北西側から見たグランドシティタワー月島の様子です。デザインコンセプトとして「空・水・人」の3つの要素を掲げ、周辺の超高層建築群と調和したスカイラインを形成するとともに、隅田川の豊かな水景や大空を映し込むガラスカーテンウォールを採用。頭頂部にはコーナーフレームと連続したデザインを取り入れ、空に溶け込むようなガラス立面を演出しています。また、超高層部を敷地中央に対して斜めに配置し、周辺建物との離隔距離を確保。建物の圧迫感を抑えながら、四方から美しく見える全方位的な外観を目指した計画となっています。
グランドシティタワー月島の高層部分の様子です。
南西側から見たグランドシティタワー月島の様子です。
西側、フォレストパークから見たグランドシティタワー月島の様子です。
2階デッキの広場「フォレストパーク」です。
本再開発では、月島が持つ「水辺」と「路地」の文化を生かした回遊性の向上が大きな特徴となっています。敷地内には西仲通り商店街から隅田川方面へとつながる新たな歩行者動線を整備し、これまで十分に生かされていなかった水辺空間へのアクセスを高めています。
2階デッキレベルには緑豊かな「フォレストパーク」を設け、その先から隅田川テラスへとつながる歩行者デッキが整備されています。さらに、サクラやモミジ、タブノキ、シマトネリコなどを植栽し、街区内に緑の潤いを創出。商店街、路地、広場、緑地、水辺を連続させることで、居住者だけでなく地域住民や来訪者も歩きたくなる回遊空間の形成を図っています。
コミュニティストリートに面して整備された2階コリドーです。コリドーに沿って商業施設テナントが入ります。
駐車場収容台数は、本再開発組合員分98台、身障者用2台含む共同住宅が371台、ほか公共的駐車場含め約409台となっています。
北西側から見上げたグランドシティタワー月島の様子です。
北側から見たグランドシティタワー月島の様子です。構造面では、粘弾性ダンパー方式の制震装置を採用した制震構造が導入されています。地震時に建物へ伝わるエネルギーを制震装置が吸収することで、建物全体の変形を抑え、構造体へのダメージ軽減を図る計画です。また、強固な支持層まで達する場所打ちコンクリート杭を198本配置し、建物を支持。環境面では、住棟全体で一次エネルギー消費量を現行の省エネ基準値から20%以上削減する「ZEH-M Oriented」を取得しています。さらに、広場や防災備蓄倉庫、自家発電設備、帰宅困難者対応施設などを整備し、居住者だけでなく地域住民や来訪者にも対応する地域防災活動拠点としての役割も担う計画です。
グランドエントランス前の広場「ウェルカムガーデン」の様子です。
北側のグランドエントランス前から見上げたグランドシティタワー月島の様子です。
グランドエントランスです。
館銘板です。
東側から見たグランドシティタワー月島の様子です。
南東側、プラザガーデンから見上げたグランドシティタワー月島の様子です。
グランドシティタワー月島の低層基壇部には、スーパーマーケット「サミットストア月島3丁目店」などの商業施設「月島WEST」が入ります。
商業施設「月島WEST」のテナント一覧です。
地域とのつながりを重視した「人」のデザインも、重要な特徴となっています。西仲通り商店街に面して整備された「プラザガーデン」は、地域コミュニティの中心となる広場として計画され、月島の下町らしさを感じさせる縦格子の壁面やシンボリックな樹木などが配置されています。
さらに、商店街側には通り抜け空間を設け、その先に「コミュニティストリート」を整備することで、月島で培われてきた路地文化を現代の都市空間へ継承しています。敷地内には広場やテラスなどの多様な「場」をちりばめ、賑わいから憩いまでさまざまな交流が生まれる環境を創出。閉鎖的なゲーテッドコミュニティではなく、地域に開かれたヒューマンスケールの街づくりが目指されています。
コミュニティストリートの様子です。
東側公開空地の広場「プラザガーデン」です。
低層基壇部の商業施設「月島WEST」の様子です。
月島もんじゃストリートを形成している南東側の西仲通りに面して、低層基壇部の商業施設が建設されており、月島もんじゃストリートの庇が連続する街並みに合わせたデザインとなっています。
南東側、月島もんじゃストリートから見たグランドシティタワー月島の様子です。
月島もんじゃストリートに面した低層基壇部の商業施設の様子です。
南側から見上げたグランドシティタワー月島の様子です。
南東側から見上げたグランドシティタワー月島の様子です。
南西側から見たグランドシティタワー月島の様子です。
住吉神社例祭の太鼓山車とグランドシティタワー月島の様子です。
B-1街区「リヴェール月島」
南側から見たB-1街区に建設されたリヴェール月島の様子です。
リヴェール月島の2階部分屋上には、「わたし児童公園」が整備されています。
B-2街区「アドヴァンシティ月島」
東側から見たB-2街区に建設されたアドヴァンシティ月島の様子です。
南側から見たアドヴァンシティ月島の様子です。
周辺から見た様子
隅田川に架かる勝鬨橋から見たグランドシティタワー月島の様子です。
勝鬨橋から見た隅田川とグランドシティタワー月島の様子です。
最終更新日:2026年9月15日