千葉県柏市の柏の葉キャンパスエリアにおいて、株式会社INPEXが新たな研究開発拠点を整備することが2026年8月31日に公表されました。計画地は「柏の葉キャンパス403街区」で、敷地面積は約25,000㎡、建屋の延床面積は約12,000㎡となる計画です。施設は地上3階建ての執務・研究棟と地上2階建ての実験棟などで構成され、約100~150人が入居する研究開発拠点となります。
本拠点では、石油・天然ガス開発技術の高度化に加え、CCUS(CO2回収・利用・貯留)、水素、天然ガス利用、鉱物資源回収など、エネルギー・トランジションを支える技術分野の研究開発が進められる予定です。2027年5月の着工、2029年4月の開所が予定されており、柏の葉が持つ大学・研究機関・企業の集積を活かした「エネルギーの未来を創る場所」として建設されます。
計画地のある柏の葉キャンパス周辺では、つくばエクスプレスの整備と一体となって「柏北部中央地区一体型特定土地区画整理事業」が進められており、研究開発、商業、住宅、自然環境が融合した次世代都市の形成が進んでいます。今回のINPEXの進出は、こうした柏の葉エリアの研究開発・イノベーション機能をさらに高める新たな企業立地として注目されています。
柏の葉キャンパス403街区 INPEX研究開発拠点の概要
1.柏の葉キャンパス403街区に研究開発拠点を新設
株式会社INPEXが柏の葉キャンパスエリアに新たな研究開発拠点を整備
敷地面積約25,000㎡、建屋延床面積約12,000㎡となる施設計画
2.執務・研究棟と実験棟で構成される施設計画
地上3階建ての執務・研究棟と地上2階建ての実験棟を配置
鉄骨造の建物で約100~150人が入居する研究開発施設
3.2027年5月着工、2029年4月の開所予定
2027年5月の着工、2029年4月の稼働開始を予定
柏の葉キャンパスにおける新たな企業研究拠点の誕生
4.CCUSや水素など次世代エネルギー技術を研究
石油・天然ガス開発技術の高度化やCCUS、水素関連技術などを研究
エネルギー・トランジションと安定供給を支える技術開発拠点
5.大学・研究機関が集積する柏の葉で産学官連携
東京大学、千葉大学、国立がん研究センターなどが集積する研究環境
企業・大学・研究機関の交流によるイノベーション創出への期待
6.約273haで進む柏北部中央地区の大規模都市開発
柏の葉キャンパス駅周辺約272.9haで進む土地区画整理事業
研究・商業・住宅・自然環境が融合する次世代都市形成
7.研究開発機能がさらに高まる柏の葉キャンパス
INPEXの進出や日本製鋼所中央研究所など相次ぐ研究開発拠点整備
企業・大学・研究機関が集積するイノベーション都市への発展

株式会社INPEXは、千葉県柏市の柏の葉キャンパスエリアに新たな研究開発拠点を新設すると発表しました。計画地は柏の葉キャンパス403街区で、こんぶくろ池自然博物公園の南側一帯に整備されている業務施設用地のうち、南側に位置する街区となります。

計画施設の敷地面積は約25,000㎡、建屋の延床面積は約12,000㎡を予定しています。施設は地上3階建ての「執務・研究棟」と地上2階建ての「実験棟」を中心に構成され、鉄骨造の建物として整備される計画です。入居人数は約100~150人が想定されています。
着工は2027年5月、稼働開始は2029年4月を予定しています。柏の葉キャンパスエリアにおける企業の研究開発拠点としては、今後の産学官連携や周辺施設との技術交流を促進する施設となることが期待されます。


本拠点では、INPEXがこれまで石油・天然ガス開発事業で培ってきた技術や知見をさらに発展させるとともに、今後の成長を支える幅広い研究開発が進められます。
具体的には、石油・天然ガス開発技術の高度化をはじめ、CCUSにおけるCO2の回収・輸送・地下貯留技術、水素関連技術、天然ガス利用技術、鉱物資源回収技術などが研究対象となります。エネルギーの安定供給と脱炭素化・エネルギー転換の両立を支える技術開発拠点としての役割が期待されます。
INPEXは2025年2月に策定した「INPEX Vision 2035」において、研究開発を通じた競争優位の獲得を掲げており、今回の柏の葉の拠点もその取り組みを支える施設となります。社内外の技術、人材、知見が集まり交流する研究環境を形成し、エネルギー分野におけるイノベーション創出を目指したものになります。

INPEXが柏の葉への立地を決めた背景には、首都圏各地からのアクセス性に加え、大学や研究機関、先進企業などが集積する独自の研究環境があります。
柏の葉キャンパス周辺には、東京大学柏キャンパス、千葉大学、国立がん研究センター東病院、産業技術総合研究所柏センターなどが立地しており、「柏の葉国際キャンパスタウン構想」に基づく国際的な学術・研究都市づくりが進められています。また、柏の葉スマートシティでは「新産業創造」「健康長寿」「環境共生」をテーマとした公・民・学連携のまちづくりが進められています。

さらに、柏の葉オープンイノベーションラボ「KOIL」などでは、スタートアップ、研究者、企業などが交流し、新たな技術やサービスの創出に向けた取り組みが行われています。INPEXの研究開発拠点が加わることで、エネルギー分野における研究機能や企業間・研究機関間の交流がさらに広がる可能性があります。


今回の計画地が位置する柏の葉キャンパス周辺では、「柏都市計画事業 柏北部中央地区一体型特定土地区画整理事業」が進められています。施行面積は約272.9haに及び、つくばエクスプレスの整備と一体となって進められてきた千葉県施行の大規模な土地区画整理事業です。
区域内では、駅前を中心とした商業・業務機能の集積に加え、タワーマンションなどの住宅、大学・研究機関、企業の研究開発施設、公園や調整池などが建設されてきました。単なる住宅地ではなく、研究・産業・商業・居住・自然環境を組み合わせた複合的な都市形成が進められている点が特徴です。

現在も区域内では道路や公園などの都市基盤整備が続いており、イノベーションキャンパス地区では日本製鋼所中央研究所の計画、柏の葉キャンパス駅周辺では「パークタワー柏の葉キャンパス」の建設など、新たな大型プロジェクトが進行しています。
今回、403街区にINPEXの研究開発拠点が加わることで、柏の葉キャンパスは住宅・商業を中心とした駅前エリアから、大学・研究機関・企業が集積する「研究開発都市」としての性格をさらに強めることになりそうです。2029年4月の開所に向けて、今後の建設工事の進展とともに、柏の葉における新たなイノベーション拠点の形成が注目されます。
出典:研究開発拠点の新設について 株式会社INPEX
最終更新日:2026年9月8日