千葉県松戸市に位置する松戸駅は、JR常磐線(上野東京ライン・常磐緩行線)と京成電鉄松戸線が乗り入れる市の中心駅で、1日約23万人が乗降する東京近郊の主要交通拠点です。駅周辺は商業施設やホテルが集まり、繁華街としても賑わっています。こうした利用者の増加やバリアフリー対応の要請を受け、JR東日本と京成電鉄は2020年春より「松戸駅改良工事」を開始しました。
本改良工事では、東西通路を幅14メートルに拡幅して一本化すること、改札内コンコースを現在の800㎡から1,100㎡に拡張すること、入口専用・出口専用に分かれていた中央改札を統合すること、そして南側上野方に地上6階建ての新駅ビルを建設することなどが進められています。工事は段階的に実施され、東西通路の拡幅は2026年春、駅ビルは2027年春の完成が予定されています。駅周辺では市と連携し、西口・東口のデッキや公共施設整備も同時に進められており、駅利用者の利便性と周辺まちづくりの向上が図られています。
→東日本旅客鉄道株式会社 松戸駅が便利になります!~利便性向上に向けた駅改良工事の着手について~
→松戸市 松戸駅改良事業のお知らせ
松戸駅改良工事の概要
1. 工事の背景と目的
松戸駅は江戸時代から水戸街道の宿場町として発展した歴史的中心地。市の交通拠点としての機能と駅周辺の商業・観光施設の充実による利用者増加への対応。
2. 主な改良工事内容
東西通路の幅員14メートルへの拡幅と1本化による乗降動線の改善。改札内コンコースの拡張と中央改札統合、南側上野方に建設される地上6階の新駅ビル整備。
3. 工事の進捗状況
2020年4月の着工以降、段階的な施工が進行中。アトレ西口改札リニューアルや東西自由通路の一部閉鎖、きっぷ売り場移設の実施。
4. 新駅ビルと周辺施設の整備
地上6階建ての複合施設として商業施設と駅機能の統合整備。改札口直結で東西通路へのアクセス利便性向上と西口・東口デッキ、上屋、公衆トイレ設置。
5. バリアフリー対応と安全性の向上
エレベーターやエスカレーター新設による車椅子やベビーカー利用者への配慮。改札内コンコースの拡張で混雑緩和と安全性向上、幅広い利用者への対応。
6. 松戸駅周辺のまちづくりとの連携
西口デッキ改修や上屋設置、デッキタイル張替えで通行環境改善。公共サインや公衆トイレ整備と都市再生緊急整備地域としての再開発計画との連携。
7. 完成予定と将来の展望
東西通路拡幅は2026年春、駅ビル開業は2027年春の予定。改札・通路統合と駅周辺施設整備により快適で安全な駅空間と地域活性化。

松戸駅は江戸時代に水戸街道の宿場町として発展し、現在も松戸市の商業・交通の中心拠点としての役割を担っています。駅周辺には商業施設やホテルが立地し、多くの通勤・観光客で日常的に賑わっています。こうした状況の中、駅構内の混雑緩和や乗降客の利便性向上、さらにバリアフリー対応の強化が求められていました。これを受けて、東西自由通路の拡幅や中央改札の統合、新駅ビル建設といった改良工事が計画され、より安全で快適な駅空間の提供を目指すことになりました。

改良工事では、まず駅の東西通路を従来の2本から1本に統合し、幅員14メートルに拡幅することにより、乗降客がスムーズに移動できるようにします。改札内コンコースも現状の800㎡から1,100㎡に拡張され、混雑緩和と利便性向上を実現します。

また、これまで入口専用・出口専用に分かれていた中央改札を1つに統合することで、改札内外の流れが一層スムーズになります。加えて、南側上野方には地上6階建ての駅ビルが新設され、商業施設や駅施設を併せ持つことで駅の機能が大幅に拡充されます。さらに、京成松戸線周辺でも改札口や連絡通路の改良が行われ、乗換利便性や駅構内の快適性が高まる計画です。

工事は2020年4月に着工され、2025年現在も施工が続いています。近年では、アトレ西口改札の一時閉鎖・リニューアルや、駅ビル建設に伴う東西自由通路の一部閉鎖、JRきっぷうりばの移設などが段階的に行われました。2024年12月時点での駅ビル部分の工事進捗率は約50%で、タワークレーンを用いた鉄骨建方が進められています。工事期間中は通行規制や騒音などの影響が生じるものの、利用者の安全確保と早期完成に向けて作業が進められています。

新駅ビルは南側上野方に地上6階建てで建設され、商業施設や駅施設を兼ね備えた複合施設として整備されます。駅ビル直結の改札口からは東西通路への出入口が設けられ、駅構内の移動がより便利になります。また、西口や東口のデッキや階段、エスカレーター、上屋(屋根)なども改修され、雨天時でも快適に通行できる環境が整備されます。西口には新たな公衆トイレも設置されるなど、駅利用者や観光客への利便性が考慮されています。

改良工事ではバリアフリー対応も重視されています。新たに設置されるエレベーターやエスカレーター、付け替えられる階段により、車椅子やベビーカー利用者も安全かつスムーズに移動できるようになります。さらに改札内コンコースの拡張により、乗降客の混雑が緩和され、駅全体の安全性も向上します。こうした整備は、高齢者や子ども連れ、観光客など幅広い利用者に配慮した駅空間の実現につながります。


松戸市では駅改良工事に合わせて駅周辺の整備も進めています。西口デッキではエスカレーターや階段の新設、上屋の設置、デッキタイルの張替えを実施し、通行環境の向上を図っています。また、公共サインや公衆トイレの整備も行われ、駅利用者にとって利便性の高い環境が整えられています。さらに松戸駅周辺約50haは都市再生緊急整備地域に指定されており、土地利用規制の緩和や都市計画提案の迅速化、民間プロジェクトに対する支援などを受けることが可能で、今後の再開発計画と連携したまちづくりが期待されています。


東西通路の拡幅は2026年春に供用開始される予定であり、駅ビルの完成・開業は2027年春を目指しています。工事完了後は、改札や通路の統合による混雑緩和、バリアフリー対応の充実、駅周辺の商業・公共施設の整備により、松戸駅はより快適で安全な駅空間となります。駅ビルの開業により、松戸駅周辺は商業・交流拠点としての魅力が一層高まり、地域の活性化にも寄与することが期待されています。
最終更新日:2025年9月18日

