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多治見駅直結の新庁舎「多治見市役所新庁舎」の建築基本設計(案)が公表!!虎渓用水広場と連携した市民交流の拠点に!!

岐阜県多治見市は、新たな行政サービスの中核拠点として計画を進めている「多治見市役所新庁舎建築基本設計(案)」を公表しました。新庁舎は「市民が主役―人とまちをつなぎ、にぎわいを発信する新庁舎」をコンセプトに掲げ、まちに開かれた庁舎として設計されています。

場所はJR多治見駅北側の音羽町1丁目で、虎渓用水広場と連続した空間構成が特徴です。建物は災害対応力を高めるとともに、環境負荷の低減やエネルギー効率の向上にも配慮。市民が安心して長く利用できる持続可能な庁舎を目指しています。また、行政機能の集約だけでなく、にぎわいや交流を生み出すことで、駅周辺の再活性化にも寄与する計画です。

→多治見市 多治見市役所新庁舎建築基本設計(案)について

 多治見市役所新庁舎建築基本設計(案)の概要

1. 計画の目的
行政サービスの集約と市民利便性の向上を図る新庁舎整備。
中心市街地の活性化と持続可能なまちづくりの推進。

2. 立地と位置づけ
JR多治見駅北側・音羽町1丁目に位置する行政拠点。
虎渓用水広場と一体化した駅前エリアの新たな顔。

3. 設計の基本理念
「市民が主役」を掲げた開かれた庁舎の実現。
人とまちをつなぎ、にぎわいを生む公共空間の創出。

4. 建物の概要
地上5階・塔屋1階、延床約8,070㎡の鉄骨造庁舎。
免震構造を採用し、耐震性と安全性を確保。

5. 空間構成と特色
1階に市民リビングを設けた交流と発信の場。
虎渓用水広場と連動する開放的な空間構成。

6. 環境・防災への配慮
ZEB Ready相当の省エネ性能と再生可能エネルギーの活用。
非常用電源や給水設備を備えた災害対応拠点。

7. 今後の展望
中心市街地と行政機能の一体化による都市活性化。
多治見らしい景観と市民交流を育む新たな象徴。


*多治見駅のペデストリアンデッキから見た多治見市役所新庁舎の建設予定地の様子

多治見市は、現庁舎の老朽化と分散化による非効率さを解消し、行政機能の集約と市民サービスの向上を図るために新庁舎整備を推進しています。その理念は「住み続けたいまちを支える行政拠点の創造」。単なる役所の移転ではなく、市民と行政、まちが一体となる新しい“公共のかたち”をつくることを目的としています。

基本方針では、①行政サービスのワンストップ化、②災害時の拠点性確保、③中心市街地の活性化、④多目的に活用できる柔軟な空間構成、⑤虎渓用水広場との連携によるにぎわい創出、⑥環境負荷低減と経済性の両立、の6つを軸に据えています。特に「市民が主役」という理念を重視し、庁舎を地域活動や文化発信の場としても位置づけています。

出典∶多治見市
出典∶多治見市

新庁舎の建設地は多治見市音羽町1丁目の中心部、JR多治見駅から徒歩数分の場所に位置します。敷地面積は約9,557㎡、建築面積は約2,280㎡、延床面積は約8,070㎡で、地上5階・塔屋1階の構造となります。建物高さは26.1mで、鉄骨造+基礎免震構造を採用。地震発生時にも行政機能を継続できる耐震Ⅰ類相当の性能を確保します。

また、現・駅北庁舎と連絡通路で接続し、行政サービスの一体的な提供を実現。虎渓用水広場、JR多治見駅、周辺商業施設との動線を連携させ、歩行者回遊性を高める配置計画となっています。駅前という立地を最大限に活かし、市民が日常的に立ち寄れる「まちの顔」としての機能を果たします。

*多治見市役所新庁舎建設地と駅北庁舎、中之郷ビルディングの様子

新庁舎は南北に細長い形状で、虎渓用水広場と向き合うように配置されます。建物をセットバックさせ、広場との間に心地よいスケール感を確保。南側には「えんがわモール」と呼ばれる屋根付きの歩行者空間を整備し、雨天時でも快適に行き来できる回遊動線を形成します。

出典∶多治見市

1階には「市民リビング」と呼ばれる大空間を設け、カフェやキッズスペース、学習・展示・イベントなど多目的に活用できる自由な交流ゾーンとします。地域の団体や学生、親子連れなど、誰もが気軽に集える「居場所」としての機能を重視。虎渓用水広場との連携イベントも開催でき、市民の創造的な活動を支える場となります。

2階は総合窓口フロアとし、手続きの効率化と快適な待合環境を両立。吹き抜け越しに広場を望む明るい空間構成が特徴です。3階以上には執務室や会議室、議会機能を集約し、フレキシブルなレイアウトにより将来的な組織再編にも対応可能な設計としています。

*虎渓用水広場(手前)と多治見市役所新庁舎建設地(奥)

環境面では、ZEB Ready水準を目指し、年間の一次エネルギー消費量を50%以上削減する高効率建築を計画。外装や庇の設計により日射を制御し、自然採光・自然通風を積極的に取り入れています。木質材料を随所に使用し、温かみのある内装と多治見らしい景観形成を両立。屋上には太陽光発電設備を設け、非常時には蓄電池と連携して電力を確保します。

防災拠点としては、3日間稼働できる非常用発電設備を備え、断水時にも使用可能な給水・排水システムを整備。免震ピット内の貯水槽には7日分の生活用水を確保し、地震や豪雨災害など非常時にも行政機能を継続できる体制を整えます。さらに、非常時には広場と一体で避難スペースや救援物資拠点としての活用も想定しています。

*再開発や駅を中心とした都市拠点整備が進む多治見駅周辺の様子

新庁舎の整備は、多治見駅北地区の再整備事業と密接に連携し、中心市街地の新たな核として位置づけられます。庁舎ができることで、周辺商店街や広場、公共交通が有機的に結びつき、地域の回遊性が高まると期待されています。行政機能の集約により、利便性の高い都市空間を形成するとともに、市民活動や観光振興の拠点として、地域経済への波及効果も見込まれます。

今後は2025年(令和7年)11月に公表された基本設計案をもとに、実施設計を進め、建設工事へと移行する予定です。完成後は、災害に強く、環境にやさしく、市民が誇りを持てる新しい“まちのシンボル”としての役割を担います。多治見市は、新庁舎を通じて行政と地域のつながりをより深め、持続可能で活力ある都市拠点の形成を目指しているとのことです。

最終更新日:2025年11月10日

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