秋葉原エリアで建設が進む「KiGi AKIHABARA」は、株式会社サンケイビルが手がける同社初の木造中高層オフィスビルです。木造と鉄骨造を組み合わせたハイブリッド構造による地上9階建ての建物で、都市と森林、人と人をつなぐ新たなワークプレイスの創出を目指しているとのことです。2026年5月下旬の竣工を予定しており、環境配慮型の先進的な木造建築として注目されています。2026年3月末時点では工事用シートの一部が取り外され、外観の一端が姿を現し、木造柱の様子も確認できる段階に入っています。
KiGi AKIHABARAの概要
1.計画概要
秋葉原エリアで建設が進むKiGi AKIHABARAは、サンケイビル初の木造中高層オフィスビル。
木造と鉄骨造を組み合わせた地上9階建ての環境配慮型ハイブリッド建築。
2.名称とコンセプト
名称「KiGi」は「木々」に由来し、人と人のつながりを象徴するネーミング。
都市と自然、人を結ぶ場の創出を掲げたブランドコンセプトの体現。
3.構造と技術的特徴
中央コアを鉄骨造、外周部を木造とした合理的なハイブリッド構造の採用。
CLT床やλ-WOODⅡ、ドレスウッドなど先進的な耐火木造技術の導入。
4.環境性能と評価
木材利用による炭素固定効果など環境性能の高さが評価された計画。
国土交通省「優良木造建築物等整備推進事業」先導枠採択プロジェクト。
5.立地と周辺環境
秋葉原駅や岩本町駅など複数路線が利用可能な高い交通利便性。
神田川に面したリバーフロントの開放的で落ち着いた都市環境。
6.建設状況(2026年3月時点)
工事用シートの一部が外され、外観の一部が確認可能となった段階。
木質感を活かしたファサードが徐々に姿を現しつつある状況。
7.木造表現の特徴
窓越しに木造柱を視認できる構造と意匠の融合によるデザイン。
都市型オフィスにおいて木の存在を体感させる象徴的な空間表現。

KiGi AKIHABARAは、これまで鉄骨造・RC造を中心としてきた都市型オフィスに対し、新たな選択肢として木造建築を提示する試みです。名称である「KiGi」は「木々」に由来し、2つの「i」を人に見立てることで、人が集い、つながる場となることを表現しています。

ブランドスローガン「木でつながる。人がかがやく。」のもと、都市と自然の共生、そして人々の創造性を引き出すオフィス空間の実現が掲げられています。

建物は木造と鉄骨造を組み合わせたハイブリッド構造を採用しています。中央コアを鉄骨造とし、その周囲に木造フレームを配置することで、耐震性とデザイン性を両立しています。
また、CLT(直交集成板)床や耐火木材技術「λ-WOODⅡ」、木材を耐火被覆に用いた「ドレスウッド」など、最新の木造建築技術が多数導入されています。これにより、中高層建築においても木造の活用を可能とし、都市建築の新たなモデルケースとなっています。

KiGi AKIHABARAは、国土交通省の「優良木造建築物等整備推進事業」において先導枠として採択されています。木材の活用による炭素固定効果や、建築時のCO₂排出削減といった環境性能が高く評価されました。

さらに、木質部材の合理的な施工方法やコスト低減の工夫、耐久性向上のための設計なども評価されており、今後の木造都市建築の普及を牽引するプロジェクトと位置付けられています。


計画地は秋葉原駅や岩本町駅、浅草橋駅など複数路線が利用可能な交通利便性の高いエリアに位置しています。また、神田川に面したリバーフロントという立地も特徴で、都心でありながら開放感のある環境を享受できます。
美倉橋からの視認性も高く、都市景観の中で木造建築の存在感を発揮するランドマーク的な役割も期待されています。

2026年3月末時点では、工事用シートの一部が取り外され、建物外観が徐々に明らかになってきました。これまで覆われていたファサードの一部が確認できるようになり、木質感を活かしたデザインの片鱗が見え始めています。
特に印象的なのは、窓越しに木造の柱を直接確認できる点です。都市のオフィスビルでありながら、内部構造に木材が用いられていることを視覚的に感じられる設計となっており、KiGi AKIHABARAのコンセプトを体現する特徴的な要素となっています。
出典:株式会社サンケイビル 当社初の木造中高層建築物 木でつながる。人がかがやく。「KiGi AKIHABARA」に名称決定、着工へ
最終更新日:2026年4月3日