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横濱ビルディング

横濱ビルディングは、神奈川県横浜市中区海岸通3丁目で建設中の地上21階、地下1階、高さ99.94mの超高層ビルです。立地は、南側を海岸通り、西側を万国橋通り、東側を神奈川県警察本部に囲まれた場所に建っていた「横浜郵船ビル」と「横浜ビル」、「日本郵船横浜海岸通倉庫」、「創造空間万国橋SOKO」跡地に位置しています。

施設構成は、「A-1地区」の地下1階に駐車場や機械室等、地上1階~2階にオフィスエントランス、2階に展示場「日本郵船博物館」、3階に機械室、4階~20階にオフィス、21階に機械室等、「A-2地区」の1階~3階にホテル「THE MARITIME HOTEL YOKOHAMA BAY(ザ マリタイム ホテル 横浜ベイ)」、「A-3地区」の1階に集会場が配置されます。

建築主はA-1地区が中区海岸通デベロップメント特定目的会社(日本郵船株式会社、三菱地所株式会社、鹿島建設株式会社による特定目的会社)、A-2地区が日本郵船株式会社、B地区が株式会社宇徳です。設計はA-1地区が株式会社三菱地所設計、A-2地区およびA-3地区がJPプロパティーズ株式会社、B地区が株式会社石本建築事務所、施工はA-1地区が鹿島建設株式会社、A-2地区およびA-3地区が岩田地崎建設株式会社、B地区が株式会社鴻池組です。
着工はA-1地区が2024年5月1日、A-2地区およびA-3地区が2025年5月7日、B地区が2023年4月1日、竣工はA-1地区が2027年1月29日、A-2地区およびA-3地区が2027年1月29日、B地区が2025年1月15日となっています。

過去の建設状況

→過去の建設状況


出典∶中区海岸通デベロップメント特定目的会社

概要

名称 A-1地区:横濱ビルディング
A-2地区/A-3地区:THE MARITIME HOTEL YOKOHAMA BAY(ザ マリタイム ホテル 横浜ベイ)
B地区:宇徳本社ビル
計画名 A地区:(仮称)横浜市中区海岸通計画(A地区)
B地区:宇徳本社ビル計画
所在地 A-1地区:神奈川県横浜市中区海岸通3丁目9番4号
A-2地区:神奈川県横浜市中区海岸通3丁目9番9号
A-3地区:神奈川県横浜市中区海岸通3丁目9番
B地区:神奈川県横浜市中区海岸通4丁目24番、24番2、3、4
用途 A-1地区:事務所、飲食店舗、展示場、駐車場等
A-2地区:ホテル等
A-3地区:ホテル付帯施設等
B地区:事務所
階数 A-1地区:地上21階、地下1階、塔屋1階
A-2地区:地上4階
A-3地区:地上1階
B地区:地上8階
高さ A-1地区:99.94m
A-2地区:ー
A-3地区:ー
B地区:39.80m
構造 A-1地区:鉄骨造、鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
A-2地区:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
A-3地区:鉄骨造
B地区:鉄骨造
基礎工法 ー
客室数 52室
敷地面積 A-1地区:4,944.21㎡
A-2地区/A-3地区:5,507.14㎡
A-3地区:ー
B地区:1,539.71㎡
建築面積 A-1地区:3,496.00㎡
A-2地区/A-3地区:2,762.00㎡
B地区:1,229.53㎡
延床面積 A-1地区:69,607.00㎡
A-2地区/A-3地区:7,384.00㎡
B地区:8,506.09㎡
着工 A-1地区:2024年5月1日
A-2地区/A-3地区:2025年5月7日
B地区:2023年4月1日
竣工 A-1地区:2027年1月29日
A-2地区/A-3地区:2027年1月29日
B地区:2025年1月15日
建築主 A-1地区:中区海岸通デベロップメント特定目的会社(日本郵船株式会社、三菱地所株式会社、鹿島建設株式会社による特定目的会社)
A-2地区:日本郵船株式会社
 ホテル運営:株式会社Plan・Do・See
B地区:株式会社宇徳
設計 A-1地区:株式会社三菱地所設計
A-2地区/A-3地区:JPプロパティーズ株式会社
 内装デザイン:HBA / ハーシュ・ベドナー・アソシエイツ
 設備設計:株式会社総合設備コンサルタント
 構造設計:株式会社織本構造設計
B地区:株式会社石本建築事務所
施工 A-1地区:鹿島建設株式会社
A-2地区/A-3地区:岩田地崎建設株式会社
B地区:株式会社鴻池組
最寄駅 みなとみらい線「馬車道」駅 徒歩4分
備考 ▼施設構成
🔻A-1地区
地下1階:駐車場、機械室 等
地上1階~2階:オフィスエントランス
2階:展示場「日本郵船博物館」
3階:機械室
4階~20階:オフィス
21階:機械室 等

🔻A-2地区
1階~3階:ホテル「THE MARITIME HOTEL YOKOHAMA BAY(ザ マリタイム ホテル 横浜ベイ)」

🔻A-3地区
1階:集会場

当初計画:地上22階、地下2階、高さ約112m、延床面積約88,600㎡

位置図

標識

▼A地区

▼B地区

配置図

出典∶中区海岸通デベロップメント特定目的会社

立面図

出典∶中区海岸通デベロップメント特定目的会社

断面図

出典∶中区海岸通デベロップメント特定目的会社

イメージパース

▼A地区(当初計画)

出典∶中区海岸通デベロップメント特定目的会社

▼B地区

出典∶中区海岸通デベロップメント特定目的会社

2026年10月建設状況

海岸通り地区の全景です。海岸通り地区は、神奈川県横浜市中区海岸通地区で進められている大規模な再開発区域です。日本郵船株式会社、三菱地所株式会社、株式会社宇徳などが関わり、旧横濱ビルの跡地に超高層オフィスビル「横濱ビルディング」を建設したA-1地区、歴史的建造物「横浜郵船ビル」をホテルへコンバージョンしたA-2地区、ホテル付帯施設などを整備したA-3地区、宇徳本社ビルを建て替えたB地区で構成されています。

 

各地区で異なる機能を導入しながら、一体的な都市空間の形成を目指している点が特徴です。業務機能や宿泊機能の導入に加え、歴史的建造物の保存・活用、歩行者の回遊性向上、海辺の景観形成などを進め、横浜港に近接する海岸通り地区の新たな魅力とにぎわいを創出しています。また、建物の整備だけでなく、海側のプロムナードや広場などの公共的な空間も充実させ、周辺の歴史的な街並みと港の風景をつなぐ、歩いて楽しめる都市空間の形成を目指しているものになります。

 

横濱ビルディングを含む海岸通り地区の再開発では、災害時の安全性と事業継続性に配慮した都市づくりが進められています。地区内では、海辺の歩行者空間や広場などを整備し、日常的なにぎわいの創出と災害時の安全確保を両立するまちづくりを目指しています。特に、海に近い立地を踏まえ、地震や津波、高潮などの災害リスクへの対応を意識した計画が重要となります。

 

A-2地区の横浜郵船ビルでは、津波・高潮を伴わない災害時に帰宅困難者が一時滞在できるスペースを建物1階に確保し、水や食料、帰宅支援マップなどを備蓄する防災倉庫を整備しています。また、浸水リスクのある部分には重要設備を設置しないなど、災害発生後も建物の機能を維持できるよう配慮しています。こうした取り組みを通じて、平常時の利便性や快適性だけでなく、災害時にも対応できる安全な都市空間の形成を図り、地区全体の防災性向上につなげるものとしています。

 

A-1地区「横濱ビルディング」

北側から見た様子です。横濱ビルディングは、横浜港や歴史的建造物が集積する関内・馬車道エリアに近く、業務と観光の双方に適した環境を備えています。横浜の都心部における新たな業務拠点として整備が進められました。オフィス機能を中心に展示場や駐車場などを配置することで、多様な利用者が集まる複合的な施設となり、周辺地区の業務機能の充実にも寄与するものとしています。

 

北西側から見た様子です。

 

西側から見た様子です。外観デザインは、海岸通り地区に残る歴史的建築物との調和を図りながら、現代的なオフィスビルとしての存在感を備えるものとなります。隣接する横浜郵船ビルの歴史的意匠を尊重し、低層部分では特徴的な建物の角の意匠や屋階のリズム、コーニスラインの形状などを継承しながら、周辺の街並みと調和するデザインを採用しています。ライトグレーを基調とした外観によって、歴史ある街並みに自然に溶け込みながら、新たな都市景観を形成します。

 

西側から見上げた様子です。低層部分のデザインは歴史的建築物との連続性を意識したものとすることで、建物単体の存在感だけでなく、通り全体としての統一感にも配慮しています。また、海側にはプロムナードを整備し、明るい色調の舗装や波をモチーフとしたベンチなどを配置することで、海辺へと人々を誘導し、歩行者の回遊性と滞在の快適性を高めるものとなります。建築と外構を一体的にデザインすることで、海岸通りから水際線へと自然につながる景観づくりが進められました。

 

南側から見た様子です。

 

海岸通りから見た様子です。

 

海岸通りから見た様子です。

 

北東側から見た様子です。

 

展示場「日本郵船博物館」

横濱ビルディングの2階には、日本郵船株式会社が運営する「日本郵船博物館」が整備されています。同館は、これまで横浜郵船ビル内で運営されていた日本郵船歴史博物館の機能を移転・再整備したもので、名称を「日本郵船博物館」に改めて新たに開館します。展示内容は、日本郵船の歴史資料に加え、海運・物流が社会や暮らしにもたらす価値、同社グループの現在の事業や将来への取り組みなどを幅広く紹介する構成です。

 

日本郵船博物館では、脱炭素化をはじめとする社会課題や、海運・物流を取り巻く環境の変化についても取り上げ、歴史と現代の事業を横断的に学べる施設を目指したものになります。横浜港の発展を支えてきた日本郵船の歩みを伝えるとともに、国際物流や海上輸送が日常生活や産業を支える仕組みについて理解を深められる場となります。歴史的建造物から新たなオフィスビルへと展示機能を移すことで、展示環境を再構築しながら、海運・物流の重要性や魅力を幅広い世代に発信する文化・展示拠点となることが期待されます。

 

オフィス

横濱ビルディングの地上4階~20階にはオフィスフロアが配置され、横浜都心部の新たなビジネス拠点として整備されています。基準階貸室面積は約2,318㎡、基準階天井高は2,800mmで、一般的なオフィス用途に加え、重荷重に対応する床仕様も備えています。広い基準階面積を生かして、企業の規模や業務内容に応じた柔軟なオフィスレイアウトを検討できる点も特徴です。空調は各階を複数のゾーンに分けて個別制御できる計画で、テナントの多様な働き方や執務環境に対応します。

また、乗用エレベーター13台と貨物用エレベーター2台を設置し、日常的な移動や物流の効率性にも配慮しています。馬車道駅をはじめ複数の駅が徒歩圏内にある立地を生かし、通勤の利便性や周辺の飲食・商業施設へのアクセスにも優れた業務環境を形成します。横浜の業務集積を支えるオフィスビルとして、企業活動の活性化や周辺地区のさらなる発展に寄与することが期待されます。

 

A-2地区「THE MARITIME HOTEL YOKOHAMA BAY(ザ マリタイム ホテル 横浜ベイ)」

A-2地区では、1936年に日本郵船創業50周年を記念して建設された歴史的建造物「横浜郵船ビル」を活用し、ホテル「THE MARITIME HOTEL YOKOHAMA BAY(ザ マリタイム ホテル 横浜ベイ)」へのコンバージョンが進められました。横浜郵船ビルは、正面に並ぶ16本のコリント式列柱と古典主義様式の外観が特徴で、長年にわたって横浜港の玄関口として海運の発展を支えてきたものです。

 

2003年からは建物1階部分が日本郵船歴史博物館として利用され、市民に親しまれてきた歴史があります。今回の計画では、こうした歴史的・建築的・景観的価値を持つ外観を保全しながら、建物内部をホテルへと改修されています。歴史的建造物を取り壊すのではなく、現代の宿泊施設として再生することで、建築物が持つ記憶や街の歴史を次世代へと継承します。さらに、周辺の横濱ビルディングや海辺の公共空間と連携することで、歴史的な街並みを楽しみながら滞在できる環境を形成し、海岸通り地区の新たな魅力を創出するものとされています。

 

横浜郵船ビルは、神奈川県横浜市中区海岸通3丁目に位置する歴史的建造物です。日本郵船株式会社の創業50周年を記念して1936年に建設され、横浜港の発展と海運の歴史を伝える建築物として長年親しまれてきました。外観は古典主義様式を基調としており、正面に整然と並ぶ16本のコリント式列柱や、重厚感のある石造り風の意匠が特徴です。港町・横浜の近代建築を代表する建物のひとつであり、海岸通りの歴史的な街並みを形成する重要な存在となっています。2003年からは建物の1階部分が日本郵船歴史博物館として活用され、同社の歩みや日本の海運の歴史を伝える文化施設として利用されてきました。

 

THE MARITIME HOTEL YOKOHAMA BAYは、地上4階建ての横浜郵船ビルを活用し、宿泊・レストラン・バンケット機能を備えるホテルとして整備されています。客室数は52室で、1階~3階を中心にホテル機能を配置する計画です。ホテルの運営は、国内外でホテルやレストラン、ウェディング事業などを展開し、歴史的建造物のリノベーションにも実績を持つ株式会社Plan・Do・Seeが担います。館内には宿泊機能だけでなく、食事や宴会などに対応する施設も設けられ、観光やビジネス、特別な会食、ウェディングなど幅広い利用が想定されます。

 

歴史的な外観と現代的なホテルサービスを組み合わせることで、一般的な宿泊施設とは異なる、建物の歴史や横浜らしい港町の雰囲気を感じられる滞在空間を目指したものになります。横浜港に近い海岸通りという立地を生かし、観光客や国内外の来訪者を迎えるとともに、地域の魅力を体感できる新たな宿泊・交流拠点となることが期待されます。

 

A-3地区「THE MARITIME HOTEL YOKOHAMA BAY(ザ マリタイム ホテル 横浜ベイ)」

A-3地区には、チャペルや広場が整備されています。

 

B地区「宇徳本社ビル」

B地区には、地上8階、高さ39.80mの中層ビル「宇徳本社ビル」が建設されました。2025年3月31日に移転が完了し、業務を開始しています。

 

 

北西側から見た宇徳本社ビルの様子です。外観デザインは馬車道エリアの景観と調和するよう配慮されており、低層部にはテラコッタタイルを使用し、中層部は運河の水面に呼応する波型のカーテンウォールで構成されています。海側からは透明感を、馬車道側からは重厚感を感じられるようなデザインとなっています。

 

 

北側から見た宇徳本社ビルの様子です。

 

 

南西側から見た宇徳本社ビルの様子です。

 

 

宇徳本社ビルのエントランスの様子です。

 

 

社名板です。

 

 

万国橋通りからの賑わいを引き込むため、外壁をセットバックし、敷地の西側と北側に広場状の空間を設け、その空間に面して賑わい施設を配置しています。

 

 

1階には商業施設「サブウェイヨコハマ ベイサイド本店」が入っています。

 

 

北東側から見た宇徳本社ビルの様子です。

 

 

南東側から見た宇徳本社ビルの様子です。


出典・引用元
・日本郵船株式会社 「日本郵船博物館」来年春にリニューアルオープン
・国土交通省 海岸通りで憩いと賑わいを生む新たな文化・観光・ビジネス拠点を形成~(仮称)横浜市中区海岸通計画(A地区)を国土交通大臣が認定~
・日本郵船株式会社/株式会社Plan・Do・See横浜郵船ビルをホテルにコンバージョンする工事をスタート
・日本郵船株式会社/三菱地所株式会社/鹿島建設株式会社「(仮称)横浜市中区海岸通計画(A-1地区)」新築着工
・日本郵船株式会社 横浜の新ビル建設に向け特定目的会社を設立
・日本郵船株式会社 横浜市中区海岸通り地区における都市再生特別措置法の規定に基づく都市計画の変更に関する提案のお知らせ
・横浜市 都市再生緊急整備地域に指定されている海岸通り地区について都市再生特別措置法に基づく都市計画の変更が提案されました
・株式会社Plan・Do・See 文化と感性が響きあう航海へ。歴史ある横浜郵船ビルを【THE MARITIME HOTEL YOKOHAMA BAY】として再生

最終更新日:2026年10月28日

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