東京都品川区の大井町駅西口で検討が進む「大井町駅西口E地区」では、周辺の再開発と連携した複合市街地の形成に向けて、まちづくりの具体化が進められています。対象となるのは、大井町駅西側の補助第26号線と立会道路に面した約1.4haの区域です。品川区は2026年9月に「大井町駅西口E地区まちづくりガイドライン」を策定し、土地の高度利用による複合拠点の形成や、商業・業務・居住機能の導入、広場や緑地の整備、歩行者ネットワークの強化などを目指す方針を示しました。
大井町駅周辺では、広町地区の大規模開発や品川区新総合庁舎の整備などが進められており、E地区は駅周辺の新たな都市機能と既存市街地をつなぐ重要なエリアに位置しています。今後は、周辺地区との回遊性を高めながら、地域のにぎわい創出や居住環境の向上、防災性の強化を図り、大井町の中心核を支える地域活力・地域生活拠点の形成を目指すものとしています。
大井町駅西口E地区の概要
1.大井町駅西口E地区の概要
東京都品川区の大井町駅西口に位置する約1.4haの再開発検討区域
2026年9月にまちづくりガイドラインを策定、複合市街地の形成に向けた整備方針
2.区の中心核を支える都市拠点の形成
街区の統合や土地の高度利用による商業・業務・居住機能の集積
「区の中心核を支える地域活力・地域生活拠点の形成」を目指すまちづくり
3.広町地区の大規模開発との連携
「OIMACHI TRACKS」や品川区新総合庁舎の整備などが進む大井町駅周辺
広町地区と駅西口、既存市街地をつなぐ新たな複合市街地の形成
4.商業・業務・居住機能の導入
多様な世代の定住を支える住宅や日常生活を支援する機能の充実
商業・業務機能との複合化による利便性向上と地域コミュニティの形成
5.広場・緑地の整備と回遊性の向上
駅前広場や地区中央部の交流・滞留空間、緑豊かな歩行者空間の整備
広町地区から大井町駅、周辺市街地へとつながる歩行者ネットワークの形成
6.道路交通の改善と歩行者の安全性向上
地区内道路の拡幅や歩道整備、立会道路南東交差点の改良
歩行者と自動車の安全性を確保し、周辺道路との接続性を高める交通環境の整備
7.防災性の向上と環境に配慮したまちづくり
建築物の更新や都市基盤整備による災害に強い市街地の形成
緑化空間の充実や省エネルギー化、低炭素化に配慮した都市環境の整備

大井町駅西口E地区は、JR京浜東北線・東急大井町線・東京臨海高速鉄道りんかい線が乗り入れる大井町駅の西側に位置する約1.4haの区域です。北側に補助第26号線、南側に立会道路や大井町駅前中央通りがあり、東側には大井町駅西口駅前広場が隣接しています。北側では広町地区の大規模開発が進んでおり、新たな都市機能と既存市街地を結ぶ場所に位置しています。
品川区は、これまで大井町駅周辺のまちづくり構想や方針を策定し、駅周辺の段階的な整備を進めてきました。2026年9月には「大井町駅西口E地区まちづくりガイドライン」を策定し、地区の将来像や整備の方向性を具体化しています。「区の中心核を支える地域活力・地域生活拠点の形成」を目標に、街区の統合や土地の高度利用を通じて、商業・業務・居住機能を備えた複合拠点の形成を目指す計画です。


大井町駅周辺では、広町地区を中心に大規模な都市開発が進んでいます。2026年3月に開業した「OIMACHI TRACKS」をはじめ、業務・商業・滞在機能などの集積が進み、品川区新総合庁舎の建設も進められています。
E地区は、広町地区と大井町駅西口駅前広場、駅前中央通り、立会道路をつなぐ重要な位置にあります。周辺開発の効果を既存市街地へ波及させるため、商業・業務・居住などの都市機能を導入し、駅周辺と一体となったにぎわいの創出を目指すものとしています。街区の統合や土地の高度利用によって機能集積を進めるとともに、駅前側に玄関口となる空間、地区中央部に交流・滞留空間を確保し、周辺地区と連続する都市空間を形成する方針です。

E地区では、商業・業務・居住機能を組み合わせた複合拠点の形成と、地域住民の暮らしを支える生活支援機能の充実を目指すものとされています。周辺では住宅供給が進む一方、単身世帯向けの小規模住宅が多く、子育て世帯を含む多様な世帯の定住を支える住宅が課題となっています。
今後は、多様な世代が暮らし続けられる住宅の整備を進め、日常生活の利便性向上を図る方針です。また、広場や交流空間を活用して、従来からの住民と新たな居住者がつながる機会を創出し、地域コミュニティの形成を促進します。住宅供給だけでなく、生活支援機能や交流の場を一体的に整備することで、持続的なにぎわいと暮らしやすさを備えた市街地が目指されています。


地区内には駐車場や駐輪場などの低未利用地が多く、道路幅員が狭い場所や歩道のない道路もあることから、歩行者の安全性と滞在空間の確保が課題となっています。このため、街区内の道路整備とともに、広場や緑地などのオープンスペースを整備する方針です。
駅前側には立会道路と一体となった広場を設け、地区の玄関口を形成します。地区中央部にも交流や滞在を促す広場を確保し、広町地区や周辺市街地と連続する歩行者ネットワークの形成を目指します。また、立会道路や大井町緑地児童遊園を含めた一体的な再整備も検討し、段差の改善や緑化の充実を図ります。補助第26号線沿道では店舗と連携したにぎわいを創出し、駅から周辺市街地へと人の流れが広がる、歩いて楽しめるまちづくりを進める方針です。


E地区では、歩行者の安全性向上と自動車交通の円滑化を両立させるため、地区内道路の拡幅や歩道整備を進める方針です。立会道路の南東交差点についても形状の改良を検討し、周辺の交通ネットワークの改善が図られます。
地区北側の補助第26号線は、災害時の救急活動や物資輸送を支える特定緊急輸送道路に指定されています。一方、周辺には旧耐震基準の建物や木造建築物が残っていることから、建築物の更新と都市基盤の整備を通じて防災性の向上を目指す計画です。

環境面では、立会道路や児童遊園と連携した緑化空間を整備し、地域住民が憩える環境が形成されます。歩行者空間と緑地を連続させるとともに、省エネルギーや低炭素化に配慮した建築物を誘導する方針です。今後、具体的な開発計画や関係機関との協議を通じて整備内容が検討され、周辺開発と連携しながら、大井町駅西口の新たな都市拠点の形成が進められます。
出典・引用元:品川区 大井町駅周辺地区のまちづくり
最終更新日:2026年10月13日