三ツ沢公園再整備基本計画(案)は、神奈川県横浜市神奈川区三ツ沢西町に位置する運動公園「三ツ沢公園」を対象に、老朽化したスポーツ施設の更新や新たな球技場の整備、緑地環境の再生などを進める計画です。約28haの公園内には、ニッパツ三ツ沢球技場や陸上競技場、補助陸上競技場、テニスコート、馬術練習場などが設けられています。1949年の開園以来、スポーツの拠点として親しまれてきましたが、主要施設の老朽化が進んでいます。
今回の再整備では、現在の陸上競技場の位置に収容人数約2万人の新球技場を整備し、陸上競技場は旧深谷通信所跡地へ移設する方針です。また、中央広場の整備や既存球技場の市民利用への転換、桜山の再生、トリムコースの整備なども計画されています。PFI方式を導入し、スポーツ振興や地域のにぎわい創出、緑豊かな環境の継承、防災機能の強化を図ります。2026年度に基本計画を確定し、2028年度から設計・工事に着手、2032年度の新球技場と中央広場の完成を目指すものとされています。
三ツ沢公園再整備基本計画(案)の概要
1.三ツ沢公園の概要
横浜市神奈川区三ツ沢西町に位置する約28haの運動公園、1949年開園の歴史あるスポーツ拠点
ニッパツ三ツ沢球技場や陸上競技場、テニスコート、馬術練習場などを備える緑豊かな公園
2.新球技場の整備
現在の陸上競技場の位置に収容人数約2万人の新球技場を整備、観戦環境や施設機能の充実
臨場感を継承しながら、座席配置や飲食・物販店舗、VIP席などを充実させる計画
3.陸上競技場の移設と既存球技場の活用
現在の陸上競技場を横浜市瀬谷区の旧深谷通信所跡地へ移設する方針
既存のニッパツ三ツ沢球技場を市民利用中心の施設へ転換、地域スポーツの利用機会を拡充
4.中央広場の整備
新球技場と一体的に整備する中央広場、イベントや飲食、スポーツ観戦前後の交流を支える空間
日常的には子どもたちの遊び場や市民の憩いの場として活用、公園のにぎわい創出
5.桜山の再生とトリムコース
老木化が進む桜山の再生や植栽の充実、四季の景観と緑陰を楽しめる環境づくり
散策やランニングに利用できるトリムコースの整備、健康づくりや日常利用の促進
6.防災機能の強化と事業手法
中央広場や既存球技場を災害時の応援活動拠点として活用、新球技場の帰宅困難者支援機能も検討
PFI方式の導入による民間ノウハウの活用、整備費約460億円を想定した事業計画
7.事業スケジュール
2026年度に基本計画を確定、2027年度に入札公告、2028年度に事業者を決定する予定
2028~2032年度に設計・工事を実施、2032年度の新球技場と中央広場の完成を目指す計画

三ツ沢公園は、横浜駅から北西約2kmの丘陵地に位置する運動公園です。園内には、ニッパツ三ツ沢球技場や陸上競技場、補助陸上競技場、テニスコート、馬術練習場などがあり、桜の名所としても親しまれています。
1949年に開園し、1955年の神奈川国体や1964年の東京オリンピックでは競技会場として使用されました。一方、主要施設は建設から長い年月が経過し、老朽化が進んでいます。特にニッパツ三ツ沢球技場は、屋根のない観客席やバリアフリー対応などに課題があり、施設の更新と公園全体の機能再編が求められています。

再整備の中核として、現在の陸上競技場の位置に収容人数約2万人の新球技場が整備されます。既存球技場の特徴である、ピッチと観客席の距離が近い臨場感を継承しながら、座席配置や飲食・物販店舗、VIP席などを充実させ、観戦環境の向上を図るものとしています。
現在の陸上競技場は、横浜市瀬谷区の旧深谷通信所跡地へ移設する方針です。また、既存のニッパツ三ツ沢球技場は市民利用を中心とした施設へ転換し、地域のスポーツ活動の場として活用されます。新球技場と既存球技場の役割を分けることで、プロスポーツと市民スポーツの双方を支える環境が整備されます。


新球技場と一体的に中央広場を整備し、スポーツ観戦と日常的な交流の両方を支える空間が創出されます。試合開催時には、観戦客が試合前後に滞在できる場所として活用し、イベントや飲食などを通じてにぎわいを生み出す計画です。
通常時には、子どもたちの遊び場や市民の憩いの場として利用できるようにします。また、レストハウスや園路、テニスコート、駐車場などの既存施設も必要に応じて改修し、公園全体の利便性や回遊性を高めるものとしています。


公園の魅力である花と緑については、老木化が進む桜山の再生を進めます。桜の更新や植栽の充実により、四季を感じられる緑豊かな空間を整備するとともに、新球技場から桜山の景観を楽しめる環境を目指すものとしています。
また、桜山や新球技場のコンコースなどを活用し、散策やランニングに利用できるトリムコースを整備する方針です。競技施設の利用者だけでなく、近隣住民や家族連れ、高齢者なども日常的に利用できる公園とし、健康づくりや憩いの場としての機能を強化します。

三ツ沢公園が担う広域避難場所や広域応援活動拠点としての機能も強化されます。中央広場や既存球技場を災害時の応援部隊の活動拠点として活用するとともに、新球技場についても帰宅困難者の一時滞在施設としての活用も検討するものとされています。

事業手法にはPFI方式を導入し、新球技場や中央広場の整備・管理運営などに民間事業者のノウハウを活用します。2026年時点の整備費は約460億円と試算されています。今後は2026年度に基本計画を確定し、2027年度に入札公告、2028年度に事業者を決定する予定です。2028~2032年度に設計・工事を進め、2032年度に新球技場と中央広場の完成を目指します。その後、既存球技場や桜山、トリムコースなどの周辺施設について、段階的に整備を進める計画です。
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出典・引用元:横浜市 三ツ沢公園再整備基本計画(案)について
最終更新日:2026年10月25日