千葉県船橋市若松二丁目に所在する「若松二丁目住宅」の建替え事業が、2025年10月に着工しました。本事業は従前576戸の分譲マンションを再生する大規模プロジェクトで、千葉県内では過去最大規模の建替えとなります。
第1期工事ではA~C棟の3棟(合計987戸)を建設し、2028年に竣工予定。第2期工事ではD棟(341戸)を建設し、総戸数1,328戸の大規模マンションとして生まれ変わります。設計・施工は長谷工コーポレーション、参画企業は野村不動産、三井不動産レジデンシャル、旭化成ホームズ、日鉄興和不動産で、単なる建替えにとどまらず、緑地や広場、共用施設を備えた新しい街づくりが進められます。
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若松二丁目住宅マンション建替え事業の概要
- 建替えの背景
築50年以上の老朽化マンション。
設備劣化とバリアフリー不適合による安全性課題。 - 事業の経緯
2007年頃より建替え検討開始。
2023年に一括建替え決議と組合設立認可。 - 事業規模と構成
敷地面積約4.2万㎡、総戸数1,328戸。
第1期・第2期に分けた段階的建設計画。 - 設計・施工・参画企業
長谷工コーポレーションによる設計施工。
野村不動産、三井不動産、旭化成ホームズ、日鉄興和不動産の共同参画。 - 住環境と共用施設
マルチルーム、ワークスペース、キッズルーム、スカイラウンジの整備。
緑地と歩道の設置による地域開放型街区。 - 第1期・第2期工事スケジュール
第1期工事2025年着工、2028年竣工予定。
第2期工事2028年着工、2030年竣工予定。 - 地域連動性と都市再生への貢献
南船橋駅周辺商業・文化施設との連動。
住宅・商業・文化の融合による新しい都市空間形成。

若松二丁目住宅は1969年竣工の地上5階・総戸数576戸の団地で、築50年以上が経過しています。建物やインフラの老朽化、バリアフリー性の不足、ガス漏れや漏水などのトラブルが多数発生しており、安全性や快適性の確保が課題となっていました。高齢化が進む住民にとって、段差やエレベーターの未設置も大きな負担となっていました。こうした事情から、早くから建替え検討が行われ、2023年に一括建替え決議が成立しました。

建替えの検討は2007年頃より管理組合内で始まり、2012年には建替え推進決議、2014年には事業協力者選定が行われました。その後、国土交通省の「マンションストック長寿命化等モデル事業」に採択され、計画支援型・工事支援型として具体的な設計・資金計画が進められました。2023年12月に建替組合が設立され、2025年2月から解体工事が開始、10月に本体工事が着工しました。

本事業は千葉県内最大規模のマンション建替えで、敷地面積約4.2万㎡、延床面積約8.7万㎡(第1期工事)に及びます。第1期工事ではA・B棟15階建て(820戸)、C棟15階建て(167戸)を建設し、2028年に竣工予定です。第2期工事ではD棟15階建て(341戸)を建設し、総戸数1,328戸の大規模マンションとして完成予定です。

設計・施工は長谷工コーポレーションが担当。参画企業として野村不動産、三井不動産レジデンシャル、旭化成ホームズ、日鉄興和不動産が協力し、資金調達や販売を分担します。総合設計制度を活用し、街並みの一体感を重視した設計を進めています。

新しい団地では、多彩な共用施設を整備します。マルチルーム、ワークスペース、キッズルーム、スカイラウンジなどを備え、住民同士の交流や在宅勤務、子育てに対応。また、敷地内に歩道や緑地を設け、地域住民にも開放される設計とすることで、快適で安全な生活環境を提供します。


第1期工事(A~C棟)は2025年10月着工、2028年9月竣工予定。自走式駐車場477台、自転車置き場2,018台、バイク置き場72台も整備され、生活利便性が向上します。第2期工事(D棟)は2028年1月着工、2030年7月竣工予定で、保留敷地を活用して住戸を分譲します。

若松二丁目住宅の再生は、南船橋駅周辺の商業・文化施設整備と連動しています。ららテラスTOKYO-BAYやららアリーナ東京ベイの開業により、地域全体の都市機能が強化されます。東京都心部へのアクセス向上とも相まって、人口回復や世代交代を促進。住宅・商業・文化の融合した新しい都市空間の形成に寄与し、船橋市の「持続可能な都市づくり」のモデルケースとなることが期待されています。
最終更新日:2025年11月17日

