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渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)

渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)は、東京都渋谷区渋谷二丁目に建つ地上23階、地下4階、高さ122.86mの超高層ビルです。

立地は、青山通りに面しており、渋谷ヒカリエに隣接した場所に建っていた地上13階、地下2階、1980年竣工の「シオノギ渋谷ビル」や地上9階、地下2階、1961年竣工、1984年増築の「渋谷アイビスビル」、地上10階、地下1階、1971年竣工の「渋谷東宝ビル」、地上8階、地下2階、1968年竣工の「太陽生命渋谷ビル」跡地に位置しています。

再開発区域は、幹線道路に囲まれた坂道の中腹に位置し、周辺エリアとの回遊性が悪く、賑わいが不足していました。この課題を解決するため、老朽化した建物の更新や周辺地区との回遊性強化を含む再開発事業が進められました。

施設構成は、地下1階~地下2階に駐車場、機械室、地上1階~4階に商業施設、3階にオフィスエントランス、5階~23階にオフィスとなります。また、渋谷駅や青山通りなどをつなげる多層な歩行者ネットワークや、坂道による縦移動を改善した立体的な屋内広場「アトリウム」も整備されます。
商業施設は、1~2階に広場やアトリウムとのつながりを活かした飲食店、3~4階に「ウェルネス」をテーマとしたオフィスサポートに資するテナント、4~5階に3.0テスラMRIを有した健康診断専門の「総合健診センターヘルチェック」が入ります。
オフィススペックは、基準階面積400.9坪 (1,325.29㎡)、天井高2,900mm、床荷重500kg/㎡となっており、環境性能面ではZEB Oriented認証を取得、オフィス部分はZEB Ready認証も取得しており、CASBEE-WOのSランクも取得しています。

建築主は渋谷二丁目17地区市街地再開発組合、構成員が塩野義製薬株式会社、南塚産業株式会社、株式会社NANZUKA、東宝株式会社、太陽生命保険株式会社、東急株式会社、設計は渋谷二丁目17地区設計共同企業体、構成企業が株式会社東急設計コンサルタント、株式会社三菱地所設計、パシフィックコンサルタンツ株式会社、施工は株式会社竹中工務店です。既存建築物の解体着手は2020年11月2日、着工は2021年12月1日 、竣工は2024年5月末日となっています。

過去の建設状況

→過去の建設状況


概要

名称 渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)
計画名 渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業 施設建築物新築工事
所在地 地名地番:東京都渋谷区渋谷二丁目100番
住居表示:東京都渋谷区渋谷2丁目17番1号
用途 事務所、店舗、駐車場
階数 地上23階、地下4階、塔屋2階
公式サイト:地上23階、地下3階/東京都:地上23階、地下2階
高さ 122.86m
構造 地上:鉄骨造 (柱:CFT造)
地下:鉄骨鉄筋コンクリート造
制震構造
基礎工法 直接基礎
敷地面積 3,461.99㎡
建築面積 2,268.41㎡
延床面積 44,540.95㎡
着工 2021年12月1日
解体着手:2020年11月2日
竣工 2024年5月末日
建築主 渋谷二丁目17地区市街地再開発組合
構成員:塩野義製薬株式会社、南塚産業株式会社、株式会社NANZUKA、東宝株式会社、太陽生命保険株式会社、東急株式会社
設計 渋谷二丁目17地区設計共同企業体
構成企業:株式会社東急設計コンサルタント、株式会社三菱地所設計、パシフィックコンサルタンツ株式会社
施工 株式会社竹中工務店
最寄駅 JR、東急電鉄、京王電鉄、東京メトロ「渋谷」駅
備考 ▼施設構成
地下1階~地下2階:駐車場、機械室
地上1階~4階:商業施設
3階:オフィスエントランス
5階~23階:オフィス
 
 
 

位置図

標識

断面図

出典:渋谷二丁目17地区市街地再開発組合/東急株式会社

イメージパース

出典:渋谷二丁目17地区市街地再開発組合/東急株式会社

写真

南側から見上げた渋谷アクシュの様子です。

 

 

高層部のファサードのカーテンウォールは、渋谷駅東口エリアにおける渋谷アクシュを中心としたネットワークを表現したデザインが施されています。

 

 

低層部分は、金属調のメタリックなファサードとなっています。

 

 

南側から見た渋谷アクシュの低層部分の様子です。

 

 

南東側から見上げた渋谷アクシュの様子です。

 

 

南東側正面から見た渋谷アクシュの低層部分の様子です。

 

 

東側から見た渋谷アクシュの様子です。

 

 

東側から見上げた渋谷アクシュの様子です。

 

 

東側から見た渋谷アクシュの低層部分の様子です。

 

 

低層部分には、壁面緑化が施されています。

 

 

東側、青山通り上の歩道橋から見上げた渋谷アクシュの様子です。

 

 

頂部には、渋谷アクシュのロゴが取り付けられます。

 

 

北東側から見上げた渋谷アクシュの様子です。

 

 

傾斜した庇が独特な低層部分の様子です。

 

 

駐車場出入口です。

 

 

青山方面の広場「AOスポット」の様子です。AOスポットでは、現代アートギャラリーやアートバーを出店する株式会社 NANZUKAのパブリックアートプロジェクト「NANZUKA PUBLIC」により、アート作品が展示されます。このアート作品は、年に2~3回ほど入れ替えながら継続的に展示される予定です。

 

 

北西側から見上げた渋谷アクシュの様子です。

 

 

北西側から見た渋谷アクシュの低層部分の様子です。

 

 

渋谷ヒカリエ側広場「SHIBUスポット」の様子です。SHIBUスポットに面した1階には、路面店が設けられ、2階レベルには、大型シースルービジョンが設置されています。

 

 

ヒカリエデッキに接続しているペデストリアンデッキです。渋谷アクシュも渋谷駅周辺の歩行者ネットワークに組み込まれました。

 

 

SHIBUスポットのエントランスの様子。

 

 

歩行者デッキ上は、メタリック調のゲートのような意匠に三角形の組み合わせから構成されるX字型の独特なデザインとなっています。

 

 

歩行者デッキの様子です。

 

 

出典:渋谷二丁目17地区市街地再開発組合/東急株式会社

「歩行者ネットワーク」のイメージです。

 

 

歩行者デッキと北側街路から接続している2階店舗の屋外テラスです。

 

 

北側街路に面して、歩道状空地が新設整備されました。

 

  

案内板、サイン類です。

 

 

現地にて撮影

渋谷アクシュの商業施設テナント一覧です。

 

 

青山通り側のデッキ通路です。

 

 

青山通り側の2階デッキレベルのエントランスです。

 

 

デッキに面した店舗の様子です。

 

 

1〜2階にかけて設けられたアトリウムの様子です。

 

 

アトリウムは、木目調や石、ガラスなどの内装の組み合わせと植栽の緑が美しい空間となっています。

 

 

3階には、60インチモニターを備えた約35㎡の階段型のユニークスペース「階段室」があります。

 

 

3階 オフィスエントランスです。カフェが併設されています。

最終更新日:2024年11月20日

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