日本生命丸の内ビルは、東京都千代田区丸の内一丁目に建つ地上28階、地下4階、高さ158.85mの超高層ビルです。立地は、東京駅丸の内口、南側を都道407号、西側を大名小路に面した場所に位置しており、丸の内1丁目1街区として開発された「丸の内オアゾ」の南側に建っています。
施設構成は地下4階~地下2階に駐車場、地下1階に店舗「ニッセイ・ライフプラザ丸の内」、地上1階~27階にオフィスとなっています。
オフィススペックは、基準階面積592.63坪(1,959.09㎡)、天井高3,000mm、床荷重500kg/㎡となります。長寿命・フレキシビリティ・環境への配慮をテーマとし、100年間の使用にも耐えられるロングライフビルを目指して建設されました。
外観デザインは、正統的な「頂部」、「胴部」、「基壇部」の3層構成となっており、胴部は制振部材を組み込んだダブルマリオン、基壇部の外観は花崗岩の荒ビシャン仕上げとブロンズのユニット等圧サッシ、ブロンズグリルなどを用いたものとされました。また、高さ100尺(31m)で高層部をセットバックさせ、丸の内エリアの景観に調和する意匠となっています。
環境性能面では、複層Low-Eガラス、電動ブラインド、エアバリアファンを組み込んだエアフローシステムを採用、夏期昼間に蓄積された建物内部の熱を夜間換気し冷房負荷を軽減するナイトパージや、中間期の自然換気のために中央制御の電動開閉換気口が設けられています。
建築主は日本生命保険相互会社、設計は株式会社日建設計、施工はA工区新築工事建設共同企業体です。着工は2001年6月11日、竣工は2004年9月2日となっています。
概要
名称 |
日本生命丸の内ビル |
計画名 |
(仮称)丸の内1丁目街区 (東京駅丸の内北口) 開発計画 A棟 |
所在地 |
地名地番:東京都千代田区丸の内一丁目1番39 住居表示:東京都千代田区丸の内一丁目6番6 |
用途 |
事務所、店舗、駐車場 |
階数 |
地上28階、地下4階、塔屋1階 |
高さ |
158.85m (軒高:157.750m) |
構造 |
鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造 制振構造 |
基礎工法 |
ー |
敷地面積 |
5,070.44㎡ |
建築面積 |
3,598.53㎡ |
延床面積 |
95,511.00㎡ |
着工 |
2001年6月11日 |
竣工 |
2004年9月2日 |
建築主 |
日本生命保険相互会社 |
設計 |
株式会社日建設計 |
施工 |
A工区新築工事建設共同企業体 構成企業:株式会社大林組、清水建設株式会社、鹿島建設株式会社、株式会社藤木工務店、戸田建設株式会社、株式会社フジタ、東急建設株式会社 |
最寄駅 |
JR、東京メトロ「東京」駅、東京メトロ、都営地下鉄「大手町」駅 |
備考 |
▼施設構成 地下4階~地下2階:駐車場 地下1階:店舗「ニッセイ・ライフプラザ丸の内」 地上1階~27階:オフィス |
位置図
イメージパース
出典:CBRE
▼丸の内1丁目1街区「丸の内オアゾ」
出典:東京都
写真
南側正面から見た日本生命丸の内ビルの様子です。
南東側から見た日本生命丸の内ビルの様子です。
南東側から見た日本生命丸の内ビルの低層部分の様子です。
日本生命丸の内ビルは丸の内オアゾの一部となっています。
南西側から見た日本生命丸の内ビルの様子です。
南西側から見た日本生命丸の内ビルの低層部分の様子です。
中高層部の外観は、ダブルマリオンを用いたカーテンウォールを採用していることが特徴的です。
北西側から見た日本生命丸の内ビルの様子です。
北側から見た日本生命丸の内ビルの様子です。
北側の公開空地です。
東側から見た日本生命丸の内ビルの様子です。
南側から見上げた日本生命丸の内ビルと西側に建つ三菱UFJ信託銀行本店ビルの様子です。
東京駅丸の内口から見た日本生命丸の内ビルの様子です。
KITTEガーデンから見た日本生命丸の内ビルの様子です。
最終更新日:2024年10月6日